当連載ではこれまで2回、フェミニズムに関連する話題をお届けしてまいりました。「このライターはフェミニストなのか?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、私としてはそうした自覚を一切持っておりません。あくまで「こういう問題がある」、「フェミニストはこんな議論をしている」というご紹介のつもりで書いており、むしろ、普段の私の振る舞いには、フェミニズム的に批判の対象となるような点が多々あるかもしれません。 たとえば、私は日常的にAVを見ますし、篠崎愛のグラビアを眺めて癒されています。性風俗産業や買春、あるいは女性アイドルに至るまで「性的な搾取」としてフェミニズムの観点から批判される対象に私はコミットしているのです。 しかし最近は「日本って、ポルノに対して寛容すぎないか?(鈍感すぎないか?)」という問題意識を抱くことがあります。どの顔でそんな問題意識を持てるのか(あまりにもダブル・スタンダード