浸水被害から唯一免れた夏目友人帳の主人公らが描かれたアート作品を持つ人吉旅館おかみの堀尾里美さん=熊本県人吉市で2020年7月18日午後1時46分、中里顕撮影 九州豪雨で球磨川が氾濫し、大きな被害が出た熊本県人吉市の復興を後押しする動きが、人吉球磨地方をモチーフにした人気アニメ「夏目友人帳(なつめゆうじんちょう)」のファンの間で広がっている。作中に登場する風景を訪ね歩くファンの定宿だった老舗旅館「人吉旅館」は、1階が水没するなど激しく損壊して休業に追い込まれたが、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を通じた励ましの声や寄付の申し出に勇気付けられ、再起への歩みを進める。 「作品好きになって聖地巡礼した人吉が……号泣」「クラウドファンディングで準備が進んでいます。夏目友人帳ファンにも大事な旅館『人吉旅館』を!復興支援してみませんか?」 九州豪雨の爪痕が明らかになるにつれ、SNS上は