今月4日、川崎市の阿部市長が定例会見の中で、小学校給食に放射性セシウムを含む冷凍ミカンやリンゴの缶詰の使用に対しての判断基準の説明をした記事が、5日の東京新聞朝刊に掲載された。しかし、その記事は川崎市の判断基準が何であったかを伝える目的から遠く離れており、ネット上で東京新聞に対する批判が高まっている。 川崎市では定例記者会見の記録を公開しているが、その記録に書かれてある阿部市長の説明は「給食に使用した食材に含まれる放射性物質の量は0.00幾つのレベルなので、それはスーパーで売られている食材に付着している菌や有毒物質と比較しても、あまりにも軽微な量であり、我々はそれは安全圏の食材であると判断した」となっている。一方、市長の意見に反対の立場の人達の意見は概ね「放射性物質は3.11以前には存在しなかった毒であり、その安全基準は設けられていますけど、それが国が発した基準であろうが、それに不安な気持