マンタは遠出よりも近場を好む マンタ(Manta birostris)は普段、すみかの周辺にとどまって、他の個体群とあまり交流を持たずに暮らしている。今回の発見は、謎に満ちたマンタの保護活動にも変化をもたらすだろう。(字幕は英語です) 遠距離通勤にうんざりしているのは人間だけではないようだ。新たな研究により、外洋に生息するマンタ(オニイトマキエイ、Manta birostris)は、遠い海まで泳いでいくよりも、すみかの周辺にいるのを好むという研究結果が、6月20日付けの科学誌「Biological Conservation」に発表された。 何年にもわたって蓄積した追跡データ、組織サンプル、遺伝子検査などから導かれた今回の発見は、謎に満ちたこの巨大魚がどのような暮らしを営んでいるのか、さらには彼らを乱獲から守るにはどうすべきなのかについて、長年信じられてきた定説を覆すものだ。(参考記事:「マ
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