もともと二足歩行の生き物である人類。だが最近では座りながらのデスクワークを強いられることが多くなった。 座り続けていることによる弊害は叫ばれていたが、またしても、座っている時間が長ければ長いほど寿命を縮めるという研究結果が発表された。 テロメアと呼ばれる血液中の短鎖重合体の長さは寿命に関連していると言われているが、座っている時間が長くなると、テロメアはどんどん短くなっていくという。 座ってる時間とテロメアの長さに関連性 テロメアとは染色体の末端にある特殊な構造のことで、DNAの分解や修復を保護し、遺伝情報の異常な融合を防いでいる。 これは靴ひもの先端に巻かれたほつれ防止のビニールテープのようなもので、我々の寿命はその長さに関係すると言われている。 スウェーデンのカロリンスカ医学大学のマイ・リス・ヘレニウス教授率いる研究チームは、60代後半の肥満気味で座っていることの多い49人の被験者を、6