浜井浩一先生と山本譲司さんの論考が掲載されている新書「少年犯罪厳罰化私はこう考える 」が発売になりました。 浜井浩一先生と山本譲司さんは「処遇」の部分を担当。浜井先生が「少年院」と「少年刑務所」の違いを書いていて、山本さんはご自身が配属された、「掃き溜め」といわれる寮内工場のことを書かれています。 まずは浜井先生の部分から抜粋。 ------------------引用 その(注 2000年の少年法改正)背景には、少年による凶悪犯罪が多発しているという認識が存在し、刑罰の強化によって、少年非行の凶悪化に歯止めをかけたいという思いも語られていた。 治安の悪化に歯止めがかからないという不安が蔓延し、厳罰化を求める声が高まるなかで、死刑や無期刑判決が増加するなど運用面での厳罰化が進行し、さらには2004年の刑法改正など、立法においても重罰化の傾向が加速している。 そうした応報的な司法判断の是非は