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ブックマーク / t-kawase.hatenadiary.jp (3)

  • 「奴隷」の見本 - 美徳の不幸 part 2

    花岡信昭という産経新聞の客員編集委員がいる。完璧な「奴隷」の見である。「言われてやるのはまだ未完成。言われる前に進んでやるようにし向けられれば、支配の完成」というのが規律権力論の要だが、このオッサンはそれの斜め上まで行ってしまっている。だから「奴隷」という表現にした(奴隷は自分のことを「奴隷」と言われると怒る、と書いたのは誰だったか。魯迅だったか。僕はそれを紹介した竹内好の文章をぼんやり憶えているのだが。あと「奴隷と奴隷の主人は同じ」だとか「奴隷は自分が奴隷であることを忘れている(から奴隷)」というようなことも言っていたと思う。今手元になく確認できぬが)。 花岡なる人物、このところ自分のブログで、沖縄の少女暴行事件に関して、被害者の少女に対する「セカンドレイプ」を「大人の常識」とやらを振り回しつつ垂れ流している、どうしようもないオッサンである。その酷さは、最近のエントリを読めば一目瞭然だ

    「奴隷」の見本 - 美徳の不幸 part 2
  • ファシズムは民主主義でもやってくる - 美徳の不幸 part 2

    電車の中で読了。すげー疲れました。約二年ちょっとの日近代政治史の流れだっていうのに、坂野先生、記述が濃いぃぃぃぃ。何か、集中講義で朝から夕方まで一週間講義を受けたような気持ちになりました(ちょっと大袈裟かな。でも、最近の新書では群を抜いているしっかりさ加減だ)。 昭和史の決定的瞬間 (ちくま新書) 作者: 坂野潤治出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2004/02/06メディア: 新書購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (31件) を見るこの書は、「二・二六事件」や「日中戦争開始」を挟んだ昭和10年から12年頃を中心に記述しているのだが、たった二年間でもこれだけ複雑怪奇(@平沼騏一郎、時代はもうちょっと先だけど)なんだとびっくり。 僕なりに読み取ったことを書くと、我々が漠然と持っている「二・二六事件によって民主主義は死滅し、軍国主義、ファシズムはなし崩し的に戦争に突入

  • 教育基本法「改正」反対の声を - 美徳の不幸 part 2

    パブコメなんて、アリバイ作りかも、というエントリ先日を書いてしまいましたが、でもやらずにはいられないので、お知らせです。 教育法「改悪」が目前に迫りつつあります。いま、「教育再生」に関してのパブコメを首相官邸で書き込めます。 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouiku/hotline.html 300字以内というので、なかなか踏み込んだことは書けませんが、一応「教育法改悪反対」のロゴを掲げている以上、座しているのも悔しいので、僕は先ほど以下のように書き込みしました。 このところ、教育問題に関して、様々な議論がなされていますが、特に教育法の「改正」について、私としては非常に強い違和感があります。 今日の教育現場の混乱を引き起こした「主犯」が、あたかも教育法であるような言説も多く見られますが、そのようなことは決して無く、基法に謳われている

    教育基本法「改正」反対の声を - 美徳の不幸 part 2
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