・流線形シンドローム 速度と身体の大衆文化誌 「滑らかで淀みがなく、抵抗を排してムダがなく、モダンで先進的であり、趣味が良くて優雅である。そして、なにより美しい。流線形イメージとは、そうした言葉たちを集約したところに成立してくるなにものかである。」 1930年代の自動車、飛行機にはじまり日用品や家電、衣服や建築、女性のボディラインなどあらゆる分野で理想的なデザインとしての流線形が急速に浸透していった。自然界の無謬性は説得力があった。当初は物理学の専門用語だった流線形は、人工物の規範として世界中に感染して20世紀前半の時代精神となる。本書には無数の流線形デザインの採用例が時代別、国別(米国、ドイツ、日本)に解説されている。 「簡単にいえば流線形の正しさは自然が証明しているというメッセージだ。じつは、流線形がたんなる専門用語から、時代のキーワードになっていく変容の過程にとって、自然による流線形
美術出版社は2008年6月26日、『続 これ、誰がデザインしたの?』(渡部千春著)を発売した。身近な商品やロゴなどを解説している本書は、タイトルからも分かるように『これ、誰がデザインしたの』(同出版社刊、同著者、2004年)の続編。デザイン専門誌『デザインの現場』での連載コラムをまとめたシリーズで、前作はデザイン関係者だけでなく一般の層にも読まれたことから、続編の刊行となった。 これまでデザインと言うと頭に浮かぶのは、名作と呼ばれる有名建築、有名デザイナーの作ったインテリア、家具などのプロダクトだった。だが昨今、会社のロゴや文具、食品パッケージなど、普段の生活で見慣れたデザインについての関心も高まっている。 前作ではキャンパスノート、カップヌードル、コンビニCI、成田国際空港、JR東海などを取り上げた。今回はグリコポッキー、サントリーウーロン茶、オーバンド、初期携帯電話、Jリーグ、日本郵政
無印良品の人気コンテンツとして親しまれている「生活のちいさな声に耳を傾けた「なるほど無印良品」」。生活に密着した便利なアイテムが常に紹介されているということもあり、管理人も随時更新される情報を楽しみにしてます。 そんな"なるほど無印良品"が今回、1冊の本「無印良品の理由」になりました。7,500ある無印良品の商品の中から今回抜粋された100アイテムが、写真と解説付きで紹介されています。 詳細は以下 普段何気なく使っている商品の欠点が解消されたり、ちょっとしたアイデアが付け足されるだけで、こんなにも便利なアイテムに変身するんだということを毎回実感させられる、なるほど無印良品。この本を読むことで、そんな商品の良さを改めて実感できそうです。 今回は創刊号ということで、今後も定期的に刊行されていく様子。本自体のプライスも300円ということもあり、手軽に購読できるのもいいですね。本を読んだら、ついつ
坂井 “アップデート”するというのがデザインの特徴の1つではないでしょうか。例えば日本では携帯電話の新製品が1年間に4回、市場に投入されます。1回ごとに電話会社1社から10台ぐらいの新製品が出ますから、年間で140から160のデザインが投入されている。消費者は自分が使っている携帯のデザインに飽きてしまうから、買い替えるわけです。 飽きるということは、言い方を変えれば、市場を再生しているんですよ。まだ着られるのに新しい洋服を買う。まだ使える腕時計や携帯電話があるのに、買い増したり、買い替える。こうした消費行動を引き起こすのが、デザインが持っている社会的機能だと思います。 例えば、ドイツの自動車メーカーのアウディ。クルマの前面のグリルを上下に分けていましたが、これを上から下までつなげて1つの大きなグリルにしたんです。こうなると前のデザインが古くさく感じられ、乗っている人は気恥ずかしくなる。誰も
ハーフサイズカメラ遊楽 スポンサード リンク ・ハーフサイズカメラ遊楽 ハーフカメラとは、80年代に流行したカメラの種類名だ。通常の35mmフィルムの1コマを横に分割して規定枚数の2倍を撮影可能にするのが特徴である。36枚撮りフィルムで72枚も撮れてしまうからフィルム代を節約できる。経済的ということで一時は大人気であったらしい。代表機種にオリンパス・ペン、キヤノン・デミ、リコー・オートハーフなどがある。 この本にはハーフカメラの魅力が、カタログ的な機種紹介と実写例多数、思い入れたっぷりのコラムで語られている。ハーフのファンにはたまらない保存版的内容。ハーフカメラでありながら一眼レフの、オリンパス・ペンFなんていう変わり種もある。交換レンズも数十本あって、ハーフ黄金期の憧れであったらしい。中古市場で今も2万円以上する。 10年以上前に新品市場からは姿を消したハーフカメラだが、21世紀に入って
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