雑誌『日経エンタテインメント!』の「テレビ証券」でお馴染みの指南役。1983年に発足したエンタテインメント企画集団で、2007年2月公開の映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』の原作にも参加している(画像クリックで拡大) 同著の中で、指南役は多くの事例を挙げ、一般消費者の心理を見事にひも解いている。そこで指南役の代表・草場滋氏に話を聞いた。まずは出版の動機から。 「マーケティングの本は数多くありますが、売り手あるいは作り手側からの話が非常に多いんです。商品を買うのは僕ら消費者であるにもかかわらず、買い手側から見た話がほとんどない。そこで、“消費者のプロ”を自負する我々が、一般消費者の立場からマーケティングについて語ってみたかったのです」。 通常マーケティングといえば、“団塊世代”や“F2層”といった用語を駆使して、消費者を分類・分析するのが一般的。だが、同著では姿の見えない一般消