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  • 紅麹を含むサプリメントで重篤な健康被害、原因物質の特定急ぐ | Chem-Station (ケムステ)

    ケムステニュース 紅麹を含むサプリメントで重篤な健康被害、原因物質の特定急ぐ 2024/3/26 ケムステニュース, 医薬, 安全・規制, 品 サプリメント, 健康品 コメント: 0 投稿者: DAICHAN 健康品 (機能性表示品) に関する重大ニュースが報じられました。血中コレステロールを下げると謳っているサプリメントの服用者十数名に、腎疾患など健康被害が生じたことが明らかになったとのことです。 (2024年3月31日追記) 製品に混入していたカビ毒の成分が同定されました。ただし、件の原因物質かどうかは未だ明らかになっておりません。 紅麹問題に進展。混入物質を「プベルル酸」と特定か!? 大阪市に社がある「小林製薬」は、「紅麹(べにこうじ)」の成分を含む健康品を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことが報告されたと明らかにしました。 会社では「健康品が原因となった可能性が

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    t_f_m 2024/03/29
    "紅麹含有サプリメントに含まれるコレステロールを下げる成分は、外国では医薬品として承認されている成分の一つであり、その含有量は医薬品と比べ少量であるものが大部分であろうとは言え、強力な薬理活性を有する"
  • 提唱から60年。温和な条件下で反芳香族イソフロリンの合成に成功 | Chem-Station (ケムステ)

    スポットライトリサーチ 提唱から60年。温和な条件下で反芳香族イソフロリンの合成に成功 2022/12/12 スポットライトリサーチ, 化学者のつぶやき イソフロリン, ポルフィリン, 反芳香族性, 有機化学, 有機合成, 芳香属性 コメント: 0 投稿者: Shirataki 第451回のスポットライトリサーチは、大阪大学 大学院理学研究科化学専攻 物性有機化学研究室・博士前期課程2年生の杉村 晴菜さんにお願いしました。 杉村さん達は今回、1960年にその存在が提唱されていたもののこれまで未達成であった反芳香族イソフロリンの合成に世界で初めて成功しました。単離された反芳香族イソフロリンの鮮やかな赤色が印象的です。前駆体のポルフィリンは緑色であり、芳香族性の変化が視覚的にも感じられるのが非常に面白いですね!(しかし、この色変化は、杉村さん曰く注意を要する部分でもあったそうです…!) 研究

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    t_f_m 2022/12/12
  • ピレスロイド系殺虫剤のはなし | Chem-Station (ケムステ)

    Tshozoです。筆者が毎週末カミさんの命令で天井ハタキと全面床磨きと便所掃除で嬉々として床を這いずっているためか、自宅でほとんどゴキブリを目にすることがありません。ところが先日下のフマキラー社製品を「モノは試し」と使ったところ…出ました。そこまでゾロゾロ出たわけではないのですけど。 筆者が気を遣ってかなり清潔にしていたつもりの家でも連中を炙り出すこのパワー。一体何が入っているのか気になったので関係商品とともに調べてみました(上記フマキラー品の開発経緯は雑誌”DIME”のこちらの記事で採り上げられており、おすすめです)。 入っている成分の整理 まず記事を書くにあたり、関西学院大学 理工学部 田辺研究室所属、元住友化学の松尾憲忠博士によるピレスロイド系殺虫剤レビュー(文献1)を参考にいたしました。同氏は住友化学在籍時代に数々の重要な成果を出されており、初学者でもスッと読めて歴史と概要とを把握

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    t_f_m 2022/08/19
    2021年11月の記事 / "低分子はもうやることが無いだのなんだの言われているケースがありますが" (略) "視点や着目点や正しい問いが足らないだけで低分子領域にもまだまだネタは転がっているのかもしれません"
  • 銀ジャケを狂わせた材料 ~タイヤからの意外な犯人~ | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 銀ジャケを狂わせた材料 ~タイヤからの意外な犯人~ 2021/3/3 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 コメント: 0 投稿者: Tshozo Tshozoです。先日ケムステスタッフの方が気になる関連論文を紹介されていましたので書くこととしました。 “A ubiquitous tire rubber–derived chemical induces acute mortality in coho salmon” Zhenyu Tian, Haoqi Zhao, Katherine T. Peter, Melissa Gonzalez, Jill Wetzel, Christopher Wu, Ximin Hu, Jasmine Prat, Emma Mudrock, Rachel Hettinger, Allan E. Cortina, Rajshree Ghosh

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    t_f_m 2022/03/27
    "人間レベルでそういう事象が起きるということは、特に溶解して拡散する水中では、水生生物や人間よりもずっと体重の少ない生物にはもっと悪影響を及ぼし得る可能性があると認識しなければなりません"
  • 新しい太陽電池ーペロブスカイト太陽電池とは | Chem-Station (ケムステ)

    レオです。今回はここ最近太陽電池業界を賑わせている話題の太陽電池であるペロブスカイト(perovskite)太陽電池について紹介します。お時間のある方はどうぞお読みください。 ペロブスカイトと初期のペロブスカイト太陽電池の報告 まずペロブスカイトについて簡単ですが説明します。ペロブスカイトとはチタン酸カルシウム(灰チタン石, CaTiO3)の結晶構造を発見したロシアの研究者、Lev. Perovskiにちなんで命名された結晶構造のことです。ペロブスカイト型結晶構造を有する化合物には強誘電体を示すチタン酸バリウム(BaTiO3)など非常に機能性の高い化合物が多く知られています。 ペロブスカイト化合物を太陽電池に用いた最初の報告例は桐蔭横浜大学宮坂教授ら研究グループです[2]。 2009年に、宮坂らは色素増感型太陽電池の色素部分にペロブスカイト結晶構造を有するCH3NH3PbI3を用いて変換効

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    t_f_m 2021/11/15
  • 血液―脳関門透過抗体 BBB-penetrating Antibody | Chem-Station (ケムステ)

    chemglossary 血液―脳関門透過抗体 BBB-penetrating Antibody 2017/4/12 chemglossary, 医薬化学 アルツハイマー, 中枢系, 抗体医薬 コメント: 0 投稿者: cosine ある種のリコンビナント抗体は血液-脳関門を透過する能力を持つことが知られている。近年、中枢神経系疾患の抗体医薬としての応用が検討されつつある(画像:Nature.com)。 中枢神経系疾患の現状 中枢神経系(CNS)疾患は10億人に影響を及ぼし、全世界の医療健康費負担の13%を占めている(これは癌や心疾患などを上回る)。神経疾患のうちアルツハイマー型認知症が死因の3%を占める。認知症に苦しむ患者は全世界で4700万人を数え、20年毎に患者数は倍増すると考えられている。また、認知症ケア単独で要する費用は、全世界でUS $818Bと見積もられる(2015年現在)。

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    t_f_m 2021/06/08
  • 【金はなぜ金色なの?】 相対論効果 Relativistic Effects | Chem-Station (ケムステ)

    chemglossary 【金はなぜ金色なの?】 相対論効果 Relativistic Effects 2020/10/23 chemglossary, 無機化学, 物理化学 周期表, 相対論効果 コメント: 0 投稿者: やぶ 相対性理論は、光速近くで運動する物体で顕著になる現象を表した理論です。電子や原子などのミクロな物質を扱う化学者にとって、相対性理論は馴染みが薄いかもしれません。しかし、”相対論効果”は、化学者だけでなく化学を専門としない人にとっても、身近に潜んでいる現象です。例えば、水銀が液体であることや金が金色であることは相対論効果によります。さらに学部レベルの化学の話をすれば、不活性電子対効果も相対論効果であり、ランタノイド収縮の一部も相対論効果によると言われています。記事では、相対論効果の起源についてお話しし、相対論効果が化合物にどのような性質を与えるかについてお話します

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    t_f_m 2020/10/28
  • 分析化学の約50年来の難問を解決、実用的な微量分析法を実現 | Chem-Station (ケムステ)

    ケムステニュース 分析化学の約50年来の難問を解決、実用的な微量分析法を実現 2020/10/13 ケムステニュース, プレスリリース, 分析機器 SERS, ラマン分光, 多孔質炭素ナノワイヤ コメント: 0 投稿者: Zeolinite 東京大学大学院理学系研究科の合田圭介教授が率いる研究グループは、極めて高い再現性、感度、均一性、生体適合性、耐久性を持つ表面増強ラマン分光法(Surface-Enhanced Raman Spectroscopy: SERS)の基板を開発し、化学(特に微量分析)における50年来の難問を解決しました。 (引用:産総研プレスリリース9月24日) ラマン分光法は化学結合と物質の同定や結晶格子の歪み評価、結晶性の評価に活用されていますが、感度が低いという欠点があります。この欠点を克服する表面増強ラマン分光(SERS)が1970年代に発見されました。SERSは、

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    t_f_m 2020/10/19
  • 奇跡の素材「グラフェン」を使った世界初のシューズが発売 | Chem-Station (ケムステ)

    ケムステニュース 奇跡の素材「グラフェン」を使った世界初のシューズが発売 2018/7/3 ケムステニュース, ナノテクノロジー, 材料 グラフェン, シューズ コメント: 0 投稿者: Zeolinite 地球上で最も引っ張りに強く、熱伝導も良く、電気伝導度も高いという夢の素材、「グラフェン(graphene)」。原子1個分の厚みで鋼鉄の200倍も強いこのシート状物質を使った世界初のシューズが、7月12日から販売開始する。(GIZMODE6月28日) イギリスのシューズメーカー「inov-8」が、アウトソールのゴム部分にグラフェンを使ったスポーツシューズを販売します。プレスリリースによると、このシューズはイギリスのマンチェスター大学国立グラフェン研究所との共同研究によって開発されました。研究リーダーのAravind Vijayaraghavan博士によると、従来のシューズと比べて50%強

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    t_f_m 2018/07/13
  • 液体ガラスのフシギ | Chem-Station (ケムステ)

    ウェブ散策をしていて気になった技術を紹介します Tshozoです。 今回少し以前から気になっていた技術を紹介します。それは、「液体ガラス(Liquid Glass)」のことです。 ガラスが液体? というのも、ガラスは元素構成SiO2、「常温で固体(のような状態)」で、一般的な「融点」と理解できる粘度を持つのは1200℃前後。常温で液体になんかなりゃあしません。 高温(1200℃)で粘度が低くなったガラス なお厳密にはSiO2 ガラスは室温でも液体・・・のようです しかし。十数年前に株式会社「日興」及び「モクテックカメムラ」(注:情報が錯綜しておりどのメーカ殿が最初に開発したのかを正確に調べることが叶いませんでした・申し訳ありません)が開発した「常温液体ガラス」、「液体『のように』扱えるガラス」の登場により大きくイメージが変わります。曰く、木に塗れる。曰く、コンクリに塗れる。しかも常温。塗る

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    t_f_m 2014/10/28
  • フラーレンの中には核反応を早くする不思議空間がある - 化学者のつぶやき -Chem-Station-

    化学者のつぶやき フラーレンの中には核反応を早くする不思議空間がある 2013/9/25 化学者のつぶやき, 論文 フラーレン, ベリリウム, 半減期, 放射性物質, 核反応, 核崩壊, 電子捕獲 コメント: 0 投稿者: Green 今まで「自分が小さくなってフラーレンの中に入ってみたらどうなるんだろうか」と考えてみたことはありますか。夢の中だけでいいので、そんな経験をしてみたい気もします。実は、フラーレンの中には、ある種の核反応まで早めてしまうほどの、不思議空間が広がっているのです[1]。 火薬の燃焼が一瞬であるのに対し、鉄クギが錆びるという現象は、同じ酸化であるにも関わらずゆっくりで、時間がかかります。化学変化では、このように反応の進むスピードがまちまちです。化学反応の進む速さは、反応の種類だけではなく、温度や触媒の有無など反応の環境によっても大きく違います。こういった反応速度が決ま

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    t_f_m 2013/09/25
    ブコメに文献8だと加速だ、とあったので確認。確かに元よりも早いっぽい。
  • もし炭素原子の手が6本あったら | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 もし炭素原子の手が6あったら 2013/6/6 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 論文 モリブデン, 共鳴, 有機化学, 構造化学, 炭素, 無機化学, 生物化学, 金, 錯体化学 コメント: 0 投稿者: Green 6月なので6にちなんで、原子番号6番、炭素Cにまつわる「6」の話を記事にしたいと思います。 炭素原子と言えば結合を作る手は4だということは、理科好きならば中学生でも常識扱いされる有名なことかもしれません。4しか手がないのであれば、4よりも多くの方向へ結合の手がのびることはなさそうです。 しかし、特別な場合には「炭素原子が6方向に結合の手をのばす分子」もあるのです。しかも、それが実験室で作った人工の合成物だけでなく、生き物が作った天然の化合物にもあるというから驚きです。 わたしたちヒトの手足は4、昆虫の手足は6、カニははさみを入れて10というように

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    t_f_m 2013/06/11
  • 奇妙奇天烈!植物共生菌から「8の字」型の環を持つ謎の糖が発見 | Chem-Station (ケムステ)

    化学者のつぶやき 奇妙奇天烈!植物共生菌から「8の字」型の環を持つ謎の糖が発見 2013/6/3 化学者のつぶやき, 論文 単離, 土壌化学, 天然物化学, 微生物化学, 植物化学, 糖化学, 農芸化学, 高分子化学 コメント: 0 投稿者: Green 前代未聞の炭素骨格を持った機能未知の単糖「ブラジリゾース」 糖の構造と言えば、高校生のときに、これだけは覚えろと言われ、グルコースなど無理矢理に暗記した思い出も、今は昔。ひもつけて理解すれば大したことないのですが、なかなか難儀であった記憶がおぼろげにあります。あれれ、ヒドロキシ基の向きはどっちでしたっけ? 糖、とくに単糖と言っても、自然界には何十種類とあるわけですが、ヒドロキシ基の向きなんてささいなことではない、奇妙奇天烈な炭素骨格を持つ糖が、植物共生菌ブラジリゾビウム(Bradyrhizobium sp.)から、発見されました[1]。そ

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    t_f_m 2013/06/03
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