高機能なワイヤレスイヤホンや、音声コマンドでも動作するスマートイヤホンなどを総称する「ヒアラブルデバイス」というジャンルが注目されている。出荷台数は順調に伸びスマートウォッチと肩を並べるほどだ。スマートスピーカー市場でトップを走るアマゾンも、アレクサを搭載した「Echo Buds」を発表。ウェアラブル市場で“音”の人気が加速しそうだ。 イヤホンなどのヒアラブルデバイスに注目 ソニーの携帯カセットテープ・プレーヤー「ウォークマン」が40年前に発売された当初、ヘッドホン姿で街を歩くと奇異な目で見られた。それが今では、当たり前の風景だ。そのあいだに、再生される音楽メディアはテープからCD、MD、MP3ファイルへと変化し、今やストリーミング配信になった。 ヘッドホンやイヤホンはワイヤレス型が増え、使われる無線技術もアナログ方式のFM電波から、デジタル方式のBluetoothに進化した。しかも、ただ