ミャンマーの潜在能力にいち早く目を付けた日系IT企業が第一コンピュータリソース(DCR)である。実は同社は、この10年間でミャンマーに全額出資子会社を設立した唯一の日系企業だ。そのため2011年秋以降、日系企業の視察者がDCRのミャンマー拠点をひっきりなしに訪れている。 毎朝8時。ミャンマーDCR(MDCR)で、全社員が集まる名物の朝礼が始まる。 「体調を崩しやすい雨季はもうすぐ。健康管理も仕事の一部であることを忘れずに」。冒頭でミャンマー人のマネジャーが、業務報告や仕事の心得などを伝える。その後に始まるのは、社員のプレゼンテーションだ。自己紹介や趣味の話など、自由にスピーチする。この日は入社2年目の女性社員が登場。「私の趣味は読書です。初めて読んだ本は『窓際のトットちゃん』でした」などと話した。 社内公用語は日本語 MDCRでは社内公用語を日本語にしており、朝礼も全て日本語で行う(写真2
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