そこそこ有名なWEB企業に勤めている。 入社してすぐのプログラミング研修で、自分にエンジニアリングの才能は無いなと気づいた。 同期でものすごく才能あるやつがいて、そいつは自分の3倍くらいのスピードで課題を解いていく。 あ、これ俺は終わったな、と思ったが、そうでもなかった。 自分に才能は無いと自覚した後、自由な社風なので志願して複数の部門をかけもちさせてもらった。 飛び込み営業からコールセンター、プロモーションや運用部門、当然プログラミングやサーバー管理、ディレクターやデータ分析の部署も。 1部署は半年から1年くらい。それをかけもちしながら、6年で18部署を経験した。 もちろんその部署をやってる間はその仕事に関係する本を読みながら、必死ですぐキャッチアップできるようにした。 各部署の人から最初は嫌がられることはあるが、他部署の知見を持っているというのは意外と役に立つもので、すぐに価値は出せて