僕は人間には本来「失敗する自由」があると思っている。 これは赤ちゃんのときにはかなり保証されていて、赤ちゃんは何かを「ちゃんとやる」ことができなくても罰を受けることはない。 しかしこの自由は学校に入ったり会社に入ったりすることでだんだんと失われていく。そこでは何かを「ちゃんとやる」ことが求められ、それができないと有形無形の罰を受けるようになる。 *** もちろん失敗しないようにすることは大事なことである。ドライバーは安全運転をしてほしいし、医者は手順にそって手術をしてほしい。 しかし、人生の全てに失敗がないことがいいことだとは思わない。むしろ失敗することや失敗できる場所があることが必要だと思う。 新しいことを学ぶためには失敗することが必要だ。逆に言えば、失敗していないということは新しいことを学んでいないということである。 僕は人生は学び続けるものだと思っているから、失敗もあり続けるものだと
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