タグ

ブックマーク / www.webdice.jp (9)

  • [BOOK] 「単なる思考ゲームではないアクチュアルな批評的態度と作法の裏打ちがある」─原 雅明『音楽から解き放たれるために』クロスレビュー - webDICE

    原雅明氏の新刊『音楽から解き放たれるために──21世紀のサウンド・リサイクル』はまず、現在の音楽の現場におけるミュージシャンとリスナーとの信頼関係に分け入るどうしようもない亀裂から話題をスタートさせる。2000年代にダウンロードや制作側のテクノロジーの進化により起こった音楽を取り巻く状況の変化やパーティーの変容。原氏は雑誌への寄稿やフロアやショップからのダイレクトなレポートを通してインディペンデントであることの難しさや、マーケット優先のシーンへの警鐘、そして地下層での新しい音が生まれる予兆を決して悲観的でなく捉え続けてきた。折りに触れ音楽についての文章を書くことの難しさを吐露しながら、時にはそこで紹介されるCD以上に雄弁に音楽の楽しさと可能性を伝える彼の筆致は、冷徹な分析そして膨大かつ体系的な知識をおしげもなく盛り込みながら、決してマニアックに閉じようとしない。著でも一般的に原氏の得意分

    [BOOK] 「単なる思考ゲームではないアクチュアルな批評的態度と作法の裏打ちがある」─原 雅明『音楽から解き放たれるために』クロスレビュー - webDICE
    ta3
    ta3 2010/01/11
  • 衆院選各政党に聞いてみました「医療用大麻の解禁」「家賃の更新料撤廃」「学校給食のオーガニック化」各党驚愕の回答! - webDICE

    webDICE編集部では、衆院選に向けて、webDICE的視点で提案する政策について各政党に全13問のアンケートを実施!医療用大麻解禁に賛成した政党は!? webDICE編集部では、「第45回衆議院議員総選挙」に向けて、webDICE的視点で提案する政策について各政党にアンケートを試みました。催促をしても期日までに回答がなかった「みんなの党」「改革クラブ」「幸福実現党」「世界経済共同体」「新党フリーウェイクラブ」を除く10党から回答を得ました。 回答を分析すると、自民党はwebDICE的政策提案にやはりというか賛成はゼロ。一番賛成が多かったのは、新党日。でも医療用大麻解禁には反対。民主党は医療用大麻に反対以外は賛成か検討する。一方、なんと公明党と国民新党は医療用大麻解禁を検討したいとの回答。(もっとも国民新党は全部が検討したいのお役所的回答) 選挙前ではようやく日にも二大政党の時代がと

    衆院選各政党に聞いてみました「医療用大麻の解禁」「家賃の更新料撤廃」「学校給食のオーガニック化」各党驚愕の回答! - webDICE
    ta3
    ta3 2009/08/25
  • 『マンガ漂流者(ドリフター)』第4回:女性マンガ家の先駆け「やまだ紫」【中編】 - webDICE

    あまりにもやまだ紫に熱くなりすぎたおかげで、吉田アミの文章が1万字を軽く越えてしまった!というわけで、前・中・後編に分けてやまだ紫を読み解く! やまだ紫『ゆらりうす色』(講談社/1984年)より ★【前編】はコチラから http://www.webdice.jp/dice/detail/1568/ 『ゆらりうす色』は「私マンガ」の雛形なのか? 1983年に「コミックモーニング」(講談社)にて連載された『ゆらりうす色』は、子ある男と不倫中の27歳独身女性が主人公の連作。 「ゆらゆらと 炎が燃える どうでもいい---と 青く燃えている」 主人公、笑美のモノローグはまるでポエムのようだ。劇的なドラマなど起こらぬ日常で、「仕事に行って帰ってきてベッドに寝転がる」そんな描写の中にぽっかりと、浮かぶ美しい文字列と、交わされる現実的なセリフとの乖離が、彼女の「気分」をよく表している。 来モノローグと

    『マンガ漂流者(ドリフター)』第4回:女性マンガ家の先駆け「やまだ紫」【中編】 - webDICE
    ta3
    ta3 2009/05/30
  • 『マンガ漂流者(ドリフター)』第5回:女性マンガ家の先駆け「やまだ紫」【後編】 - webDICE

    やまだ紫『出口』より。(c)やまだ紫 ★【前編】はコチラから http://www.webdice.jp/dice/detail/1568/ ★【中編】はコチラから http://www.webdice.jp/dice/detail/1596/ やまだ紫の描く「文学」 『鈍たちとやま』や人の自画像といった例外もあるが、やまだ紫の描くは非常に写実的である。と暮らした経験のある人に違和感を与えないリアルさ。何故、やまだはリアルなを描くのだろうか? 1979年「ガロ」2、3月号から11号にわたり発表された『性悪』シリーズより『おーい』。(c)やまだ紫 やまだ紫の描くと対極を成す作品として、こなみかなたの『チーズスイートホーム』に注目したい。主人公の子チーのモノローグでは、自分のことを「チー」と呼び「○○ら~」や「○○ちて」という舌っ足らずな幼児語で話す。絵柄もデフォルメされ、か

    『マンガ漂流者(ドリフター)』第5回:女性マンガ家の先駆け「やまだ紫」【後編】 - webDICE
    ta3
    ta3 2009/05/30
  • 『マンガ漂流者(ドリフター)』第3回:女性マンガ家の先駆け「やまだ紫」【前編】 - webDICE

    やまだ紫 (やまだ・むらさき) マンガ家、エッセイスト、詩人。1948年東京世田谷区生まれ。69年4月、虫プロ商事の「COM」5月号にて、『ひだり手の…』が入選。以降、同誌にて作品を発表する。71年1月、青林堂の「ガロ」2月号に『ああせけんさま』が入選。同年10月に結婚。出産、育児離婚による休筆をはさみ、78年「ガロ」12月号にて『ときどき陽溜まり』を発表。以降、同誌を中心に、日文芸社「COMICばく」、講談社「コミックモーニング」(現在のモーニング)にも連載を持ち、女流マンガ家の先駆けとして後続の作家に多大な影響を与えた。代表作は『性悪』、『しんきらり』、『ゆらりうす色』など。06年からは京都精華大学マンガ学部専任教授に就任、後進の指導に尽力した。09年5 月5日脳内出血のため死去。享年62歳。2度目の夫は元「ガロ」副編集長でもあった白取千夏雄。 ・公式サイト はじめに 2009年

    『マンガ漂流者(ドリフター)』第3回:女性マンガ家の先駆け「やまだ紫」【前編】 - webDICE
    ta3
    ta3 2009/05/30
  • 没後25周年、改めて寺山修司の魅力を探る『写真屋・寺山修司』展開催中 - webDICE

    怪奇映画 (C)Michi Tanaka 現在、銀座のBLD GALLERYにて、『写真屋・寺山修司』展が2月28日(土)まで開催されている。今週末にはトーク&ライブがおこなわれる。 展は、写真集『写真屋・寺山修司』(フィルムアート社)の出版を記念して開催されている。没後25周年を迎えて、文学者、演出家としてはもちろん、ビジュアル面でも多大な功績を残した巨人・寺山修司の新たな評価の機会として、これまで未公開だった写真作品を中心に、昨年11月より計3ヵ月半にわたって、その魅力の一端を展示している。 摩訶不思議な人々 (C)Michi Tanaka 天才と謳われ、半世紀に満たない人生をいくつもの顔を見せながら駿馬のごとく駆け抜けた、マルチアーティスト・寺山修司。詩人、歌人、俳人、エッセイスト、小説家、評論家、映画監督、俳優、作詞家、写真家、演出家などのほかに、演劇実験室「天井桟敷」の主宰を務

    没後25周年、改めて寺山修司の魅力を探る『写真屋・寺山修司』展開催中 - webDICE
    ta3
    ta3 2009/02/05
  • 傷口で花を咲かせ続けたい 『大丈夫であるように─Cocco終らない旅─』 是枝裕和監督インタビュー 「泣きながらカメラを回した」その理由を聞いた - webDICE

    Coccoは思っているんですよね。青森の六ヶ所村に対しても、彼女は責任を感じている。要するに知らなかったという事に責任を感じているんです。とても強く。 是枝監督が映画のチラシに「泣きながらカメラを回した」と告白している。プロの監督がそのようにカメラの前の対象に対して感情的になるなんて、しかもそれを宣伝に使うとは、普通なら恥ずかしくてあり得ない。 映画はCoccoに関して知らない事もあったが、映画の中のCoccoはCoccoだった。 それよりもかつては、記憶をすぐに失う人などを取材するなどした数々のテレビドキュメンタリーを撮り、『幻の光』で劇映画デビューしてからも被写体とは常に一定の距離を置き、優しいが醒めた眼差しで映画を作り続けてきたと思っていた是枝監督が、どうして撮影時に涙がでるほどの事が起きたのか、なにに感情を揺さぶられたのか、その一点だけを聞きたくてインタビューを行った。 (インタビ

    傷口で花を咲かせ続けたい 『大丈夫であるように─Cocco終らない旅─』 是枝裕和監督インタビュー 「泣きながらカメラを回した」その理由を聞いた - webDICE
    ta3
    ta3 2008/12/09
  • 日本を元気にするデザイナー、高橋正実の『工場へ行こう!!』 - webDICE

    「愛情をもってやまない工場たちのために、工場にたずさわるたくさんの人たちのために、そして工場を知らない多くの人たちのために、デザイナーという立場だからこそできることがある、と昔思っていました」―この言葉から始まる書籍『工場へ行こう!! デザインを広げる特殊印刷の現場』(雑誌『デザインの現場』2000年8月~04年12月号にて連載)は、デザイナーの高橋正実さんが特殊印刷加工の現場(工場)から生まれた発想をもとに、今まであってなかったような新しいモノを創り出していく工程を一般の人にもわかりやすく紹介している。 ただ、他のデザインと一線を画すのは、デザインの可能性だけでなく、デザインを通して「社会」を考えるという考え、つまり『デザインとは社会の問題解決策の一つ』としてデザインを捉えるという、高橋さんならではの深い想いのもとに作られただということである。デザインという言葉を広い意味で捉え、未来

    日本を元気にするデザイナー、高橋正実の『工場へ行こう!!』 - webDICE
  • 一杯のコーヒーを通して、アフリカの人の命を賭けた生計と、自分たちが結びついている事を観客に伝えたかった - webDICE

    あなたは普段飲んでいるコーヒーがどんな人々によって作られ、どのような過程を経て手元に届くのか、考えたことはあるだろうか? 生産者、企業、消費者…1杯のコーヒーが飲まれるまでの道のりには深いドラマがあった。 映画『おいしいコーヒーの真実』は、コーヒー産業の実態を暴きながら、貧困に苦しむコーヒー農家の人々を救おうとする一人の男の戦いに密着した作品である。 「2002年末にエチオピアが再び飢饉に突入した時、コーヒーに関する映画を作ろうと思った。たった1杯のコーヒーを通して、生存のために戦っている何百万という人々の生計に、自分たちが避けがたく結びついていることを大急ぎで観客に知らせたいと思ったんだ」 そう語るのは、『おいしいコーヒーの真実』の監督マーク・フランシスとニック・フランシス。この映画製作のリサーチ時、74000人以上のコーヒー農家を束ねるオロミア州コーヒー農協連合会の代表、タデッセ・メス

    一杯のコーヒーを通して、アフリカの人の命を賭けた生計と、自分たちが結びついている事を観客に伝えたかった - webDICE
  • 1