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東京都知事選で、野党4党(民進・共産・生活・社民)が擁立したジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)は、小池百合子氏らに大差で敗れた。 過去2回の都知事選で次点だった元日弁連会長の宇都宮健児氏(69)は、今回、17年ぶりの保守分裂選挙を受け「私が立候補を取り下げることで影響を与えうる」と、鳥越氏に譲る形で告示前日の7月13日に立候補の意思を撤回した。しかし、選挙期間中に週刊誌が報じた鳥越氏の女性問題で、鳥越氏が納得いく説明をしなかったことを理由に、最後まで応援演説に立つことはなかった。 「日本の市民運動はもっと利口にならなきゃいけない」「国民生活や、今抱える問題についても解決策を打ち出していかないと、選挙に勝てない」。宇都宮氏は8月3日にハフポスト日本版のインタビューに応じ、都知事選を振り返って、市民運動のリベラル勢力が選挙に勝つためには、国民が求める課題に腰を据えて取り組むべきだと注文した。
7月14日の朝刊各紙の首相面会人一覧に、見慣れぬ名前が載った。 「河野経夫」。 第一住宅という会社の代表取締役会長。 この人が首相官邸を訪れたのは、政府が主導する「子供の未来応援基金」に対する巨額寄付が理由だった。 その額、4億円。 「あるところにはあるもんだなあ」と思った人もいるもしれない。 しかし、河野さんの寄付行為は強い危機感に裏付けられた、より切迫したものだった。 その危機感とは何か。 埼玉県川越市にある第一住宅本社にて、お話をうかがった。 寄付は1分で決めた――4億円もの寄付を即決されたと聞きましたが、本当ですか? 本当にあっさり決めたんです。 家内が「おとうさん寄付したら?」というから、私が「いいね」と。 1分で決めました(笑)。 実は、私の会社は同族会社でしてね。会社の純資産は90億円なんですが、息子も継ぎませんので、そのうち20億円で持ち株会をつくって、みんなの会社にしよう
アダルトビデオ(AV)の出演強要問題を受けて、元AV女優で現在は作家として活動する川奈まり子さんが代表となって立ち上げた団体「一般社団法人表現者ネットワーク(AVAN)」の公式サイト(http://www.avan.or.jp/)が9月1日、オープンし、その概要が公開された。 この団体は7月中旬、AVに出演する女優や男優、クリエイター(フリーの監督など)を支援するために設立された。女優らが正会員となり、プロダクション(マネジメント会社)が準会員、メーカー(販売・流通会社)が賛助会員として参加する。研究者や弁護士など外部有識者が「アドバイザリーボード」として活動内容について提言をおこなう。 出演者とプロダクションの間で交わす統一契約書をつくるなどして、正会員(女優、男優、クリエイター)の働く環境を整えながら、人権侵害から守るようにすることを目指す。今回オープンした公式サイトなどを通じて、女優
名作と呼ばれる漫画には、おしなべてその漫画を象徴するものがある。例えば「北斗の拳」でいえば「お前はもう死んでいる」という台詞がそれだ。 けれども、こうした「作品の象徴的存在」は思ったほど作品に登場してこなかったりする。 「お前はもう死んでいる」なんておそらく「北斗の拳」自体を知らない人でもご存知だと思われるが、作中でケンシロウが言ったのは1回きり(厳密には「お前はすでに死んでいる」といったバージョン違いが3回あるけど)。 ここで、「カイジ」の話をしたい。 (1996年から連載が続く福本伸行氏によるギャンブル漫画の金字塔。単行本は5シーズン(2016年現在)に分かれ、賭博黙示録カイジ(全13巻)、賭博破戒録カイジ(全13巻)、賭博堕天録カイジ(全13巻)、賭博堕天録カイジ 和也編(全10巻)、賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編(連載中、既刊11巻)の60巻が刊行されている) カイジはとにかく
昨日、こちらのコラムを書きまして「貧困」=「悪いこと」と断言しているNHKの姿勢に対して「そう決めつけるものでもないのではないか?」と指摘させていただきました。 すると… 様々なコメントを頂戴しまして、いつも通り私にコラムの下記部分「コメント欄」にすべて反映させていただいているのですが…(興味のある方はご一読を) 「貧困が武器になるのは、最低限の生活レベルが担保されている場合に限られます」 「中国では貧困がひどく、確かにみんなそこから這い上がろうと目がギラギラしてますが、日本をそういう社会にしたいですか?」 「貧困な生活は恵まれた環境だとよ。 なら海外のスラム街に言って、そこで生活している貧乏人達に同じ台詞を言ってみろ。バーカ」 まぁ、ラストのはちょっと面白いのでほっとくとして、何通ものメッセージを頂きました。で、興味深いのがハンドルネーム「くろたま」さんから頂いたこちらなのですが…。 「
私は現在、大学でテレビや新聞の報道について研究し、学生たちに教える立場の人間だが、数年前まではテレビ局で記者やディレクターとして「貧困」問題を主に報道していた。 だから私にとって、今回、NHKで起きた「貧困女子高生」騒動は他人事ではない。 「貧困」をテレビで伝えることの難しさや視聴者の反応の予測不能さは記者時代から感じていた。 貧困層の人たちに対して「つっこみどころ」を探し出して、本当は貧困とは言えないだろう?本当はズルいことしているのだろう?こんな人間は自業自得だ!という容赦ない見方で批判的に見る人々が急増している実感があった。 今回の”貧困女子高生”騒動の状況や背景は自らの経験を元にほぼ説明できると思う。 結論から述べると、責任を負うべきは不用意な報道をしてしまったNHKスタッフと、その不用意さに便乗して女子高生自身やその家族らを追い立てるように「ニュース」として伝える一部のネットメデ
和歌山カレー事件の林眞須美や東京・埼玉連続幼女殺害事件の宮崎勤、そして、奈良女児殺害事件の小林薫――。いずれも日本社会を震撼させた殺人事件の被告人として、死刑判決を受けた者たちだ。月刊誌『創』の編集長・篠田博之は、これら死刑囚の「手記」を自らの雑誌で公表してきた。最近はインターネットでも、受刑者や被告人から届いたメッセージを公開している。その多くは世間で極悪人と断罪される犯罪者である。なぜ、そのような者たちの肉声を社会に届けようとするのか。その「発信の原点」はどこにあるのだろうか。 ■右翼の攻撃を受け「編集部」を移転篠田博之(64)が編集長を務める『創』の編集部は、東京・四谷の雑居ビルにある。7月の昼下がり、編集部を訪ねた。 事務所の一番奥にある机の上は、乱雑に置かれた書類や雑誌で、ほぼ埋め尽くされていた。わずかに空いたスペースにノートパソコンを置き、背中を丸めてモニターをのぞき込む篠田。
こんにちは。ゾンビ研究家のヨッピーです。 ゾンビ、殺してますか? 世の中に存在する映画やゲーム、漫画などで幅広く題材にされる「ゾンビ」ですが、そんなゾンビをモチーフにしたゲームアプリ「アンデッドファクトリー」をご存知でしょうか? ▶iPhone版「アンデッドファクトリー」をダウンロード ▶android版「アンデッドファクトリー」をダウンロード そう、皆さんもそろそろお気付きかも知れませんが、今回の企画はこのアンデッドファクトリーのPR企画です。 すみません、こっちもお金貰わないとやってられないんで。 このアンデッドファクトリーは「ゾンビを生成しまくって、敵の陣地を送り込んで虐殺しまくる」という狂ったゲームなのですが、それと同時に「ゾンビの大群に襲われる自分の街をどう防衛するか?」というのが重要なテーマでして、色んな防衛施設を組み合わせてゾンビの大群を撃退する、戦略性を問われるゲームであり
ホラーゲームについて書いてくれ、と話がやってきたので、ホラー大好きな僕としてはイロイロ書きたいことがいっぱいある。せっかくの機会なので、ここで僕なりのホラーゲームについて考えていることをまとめてみたい。 本稿では、ホラーゲームの定義と、その歴史。そして、やっぱり外せない『Alone In The Dark』と『バイオハザード』の功績に触れつつ、ホラーゲームが抱える問題点について書いてみよう。……と、いざ始めてみたら、普段自分のブログで書いているものよりも、さらに長文になってしまった。昔の歴史の話なんかは、興味がない人もいるかもしれないけど、最後までお付き合いいただければと思う。 ホラーゲームについて語るとき、この2作品の存在はやはり大きい (左:『バイオハザード』右:『Alone In The Dark』)そもそも「ホラー」の定義ってなんだ? まず「何をホラーとするのか?」が難しいって面
アダルトビデオ(AV)業界の人々を騒然とさせた、NPO法人ヒューマンライツ・ナウの調査報告書。スカウトから声をかけられた若い女性たちが、本人の意に反するかたちでAV出演を強要されているというものだった。 [span>元AV女優で、AV業界の内情にくわしい川奈まり子さんは、弁護士ドットコムニュースのインタビューに答えた。その前半(元AV女優・川奈まり子さんが語る「出演強要」問題と業界の課題<上>https://www.bengo4.com/internet/n_4489/](span元AV女優で、AV業界の内情にくわしい川奈まり子さんは、弁護士ドットコムニュースのインタビューに答えた。その前半(元AV女優・川奈まり子さんが語る「出演強要」問題と業界の課題<上><https://www.bengo4.com/internet/n_4489/){target=_blank})では「『AV出演が合
タレントやモデルとして勧誘された若い女性たちが、本人の意に反するかたちでアダルトビデオ(AV)への出演を強要されている――。そんな被害の実態をまとめたNPO法人ヒューマンライツ・ナウの調査報告書が3月上旬、大きな注目をあつめた。 だが、この報告書をめぐっては、AV業界関係者からインターネット上で疑問を呈する声があいついだ。現役AV女優のかさいあみさんはツイッターで「無理やり出されてる人一人も見た事ないのですが」とつぶやいた。 元AV女優の川奈まり子さんも、フェイスブックに「AV業界が悪くなってるってことはありません」「年を追うごとに良くなっていってるので、なぜ今、こういうふうに糾弾されるんだろう?と不思議に感じました」と投稿した。 川奈さんは引退後、実話怪談や官能、ホラー小説などの作家として活動している。AV監督の溜池ゴローさんが夫ということもあり、現在も業界の内情にくわしい。今回の報告書
先月『最低。』(KADOKAWA)という名の小説を出版させていただきました。もしかしたらご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、AV女優として生きる女性四人を題材に書かせていただいたんです。タイトルの“最低。”や、帯に書かれた“そこに落ちたらもう戻れない”というキャッチコピーを見て、普段仕事を全肯定するような呟きを発信している私は、ちょっとした批判や攻撃もやはり受けてしまうわけで……。 AVしかり書籍しかり、ジャンルは違えど、どんな作品においても賛否両論いただけてこそですが、やはり人って潜在的に褒められる快感を他人に求めてしまっている部分もあるのだなと感じたりもします。「否」のコメントを見ると、反論を含めた自分の意見を少し強気に言いたくなってしまうことがあるのです。 この際、ネットでよく言われる“意識高い系AV女優”“かたいことばっかり言われると抜けなくなる”“肉便器(もしくは娼婦)は黙
By Steve Parkinson インターネットを通じていわゆる「海賊版」の音楽や映画などを違法に無料でダウンロードする行為により、音楽業界や映画業界はダメージを受けていると言われていますが、この見方を覆すような調査結果が明らかにされました。その調査結果というのは「きちんとお金を払っている人々よりも、いわゆる違法サイトなどからコンテンツをダウンロードした経験のある人のほうが、コンテンツに多くのお金を支払う傾向にある」という驚きの内容でした。 Bad Company, You Can’t Deny | MusicWatch Inc. http://www.musicwatchinc.com/blog/bad-company-you-cant-deny/ この調査結果は、エンターテインメント業界の分析を行う企業「MusicWatch」の調査によって明らかになったもの。その調査結果でMusi
月渡ねこ(おっさん) @tukiwatari 海外でデザイン関係のコーディネーターやってる友人が「日本のクリエイター(主におたく方面)はどんな好条件で誘ってもなかなかこっちで仕事しようとしてくれない。言語の壁は完璧にサポートする。待遇もいい。なによりすごくリスペクトされるのに。なぜだ。」って悩んでるんだけど(続く) 月渡ねこ(おっさん) @tukiwatari (承前)日本のオタク系クリエイターと呼ばれる方々は近所のファミマとか、通ってるラーメン屋とか、Skypeで通話しながら遊べる友人とか、声優イベントやってくれるグッズショップとか、フラゲで新刊漫画が買える本屋とか、ニチアサキッズタイムの実況とか、そういう環境に重心を置いて(続く) 月渡ねこ(おっさん) @tukiwatari (承前)そこからあれこれ創出してる気がするので、そういった事情を説明して「油田は動かせないんだ。つまりヨーロッ
石原慎太郎への見舞状 拝啓 石原慎太郎殿 報道によりますと、島根県益田市でのご講演の後、「頭が重い」とお訴えになり、病院に緊急搬送されたとのこと。「すわ!日本最大のオワコン差別主義者、危篤か!」と心配いたしました。その後、無事ご退院されたとのことで、祝着に存じます。しかしながら、以前より軽い脳梗塞を患っておられるとも聞き及んでおり、心配でなりません。 お体、大丈夫でしょうか? 思い起こせば石原慎太郎という人物は、その出生の段階から、「昭和」を象徴するような人物でありました。 後に「ブラジル丸」などを就航させ、昭和の日本が誇る一大国策・「南米への棄民政策」の推進機関となる山下汽船に勤務する父君の元、京阪神モダニズム華やかなりし昭和7年の神戸でお生れになった貴殿は、貧富の差激しき当時の神戸や大阪の庶民の生活など全く意に介さず、すくすくとお育ちになります。 その後、父君のご転勤に伴い、山下汽船創
いまから約1週間後の8月21日、往年のアドベンチャーゲーム『シャドウゲイト』のリメイク版がSteamで配信される予定です。開発はオリジナル版『シャドウゲイト』の制作者が設立したZojoi。本プロジェクトは2012年12月にKickstarterで目標投資額を達成し、それから約1年9か月の開発期間をへて無事正式ローンチにこぎつけました。今年6月にはベータ版が配信され、一足先に新装シャドウゲイトの門をくぐったユーザーもいます。 『シャドウゲイト』はもともと1987年にICOM Simulationsが手がけたPC用ゲームです。1989年にはコトブキソリューションの前身となるコトブキシステム(ケムコ)がファミリーコンピュータ/NES版を製作し、日本語ローカライズもしています。この日本語版『シャドウゲイト』は当時さまざまな意味で波紋を呼んだ伝説的タイトルであり、その破天荒ぶりはいまなおレトロゲーマ
■江戸しぐさとは江戸の町民たちが行っていた、日常生活のマナーだそうです。NPO法人「江戸しぐさ」理事長 越川禮子さんが、主張しています。傘かしげ、肩引き、時泥棒、こぶし腰浮かせなど。公共マナーのポスターになったり、公共広告機構(ACジャパン)に取り上げられたり、道徳の教科書にまで載っています。 ■TBSの「NEWS23」でも話題に6月25日のTBSテレビ「NEWS23」でも話題になっていました。歴史の研究家らにインタビューして、江戸しぐさの矛盾点を指摘していました。偽史についての本を書かれている原田実先生も、江戸しぐさの問題を語っています。 原田先生は、関連本も出されています。『江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書) 』 江戸しぐさに関する歴史的資料は何もありません。なぜ何もないかといえば、「江戸っ子大虐殺」があって資料が全て焼き払われ失われたと、NPO法人「江戸しぐさ
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