執行猶予付きの有罪判決を言い渡され、釈放された約3時間後に無免許で車を運転していたとして、奈良県警西和署は16日、道交法違反(無免許運転)容疑で住所不定、無職の福山邦夫容疑者(34)を現行犯逮捕した。同署幹部によると、釈放後数時間で逮捕されるのは珍しいという。 同署によると、福山容疑者は奈良地裁で同日午前、道交法違反(無免許運転)と覚せい剤取締法違反(使用)の罪で懲役1年8月執行猶予5年の有罪判決を言い渡され、その後釈放された。 交通取締中の同署員が福山容疑者の顔を覚えていたため、運転していることを不思議に思い、無免許運転が発覚した。 逮捕容疑は16日午後0時25分ごろ、奈良県平群町椿井で、無免許で乗用車を運転したとしている。「申し訳ない。すいません」と容疑を認めているという。