食品大手「カルビー」は11月13日から、独特の発酵臭で知られる滋賀伝統の「鮒(ふな)ずし」味のポテトチップスを販売する。近畿2府4県で店頭に並ぶ。1袋120円を想定している。 塩漬けにしたフナを、米と漬け込んでつくる伝統の味。粉末状にした琵琶湖産のフナを使い、調味料で独特の発酵臭を表現、酸味とコクが楽しめる。 好みが分かれる食品だけに、試作は通常の倍の60回に達した。「滋賀といえばふなずし。逃げるわけにはいかない」と担当者。チャレンジ精神が吉と出るか。
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三重県四日市市の中心市街地の街路樹などに約1万羽のムクドリがすみ着き、鳴き声による騒音被害やふん害が多発し、付近の住民から多くの苦情が市に寄せられている。このため市は今年夏から、鷹匠(たかじょう)が操るタカを使ったムクドリの一掃作戦を始めた。タカを放つとムクドリが驚いて逃げる。これを何日かにわたって繰り返し、ムクドリにこの一帯を危険地帯だと認識させ、完全に追い払う作戦だ。果たして効果のほどは?(絹田信幸) 市役所前は減ったが 9月中旬の四日市市役所前の中央通り周辺。夕暮れどきになると、ムクドリが街路樹やビルの屋上にずらりと並んでとまり、鳴き声をあげていた。 そこへ市から委託された鷹匠3人が2羽のタカをゲージから出し放つと、ムクドリは一斉に飛び立ち、やがて姿を消した。役目を終えたタカはすぐに鷹匠のもとに帰ってきた。 8月まで騒がしかったムクドリも、放鷹(ほうよう)を始めてから市役所周辺では数
平成21年に日本人研究者が「新種」として世界で初めて報告した真菌(カビ)「カンジダ・アウリス」(通称・日本カビ)が、欧米やアジアで真菌感染症として初めてのパンデミック(世界的流行)を引き起こしていることが分かった。抵抗力の弱い入院患者が死亡する事例も報告され、警戒が必要だ。 日本カビは、帝京大大学院医学研究科の槇村浩一教授が17年に70歳の女性患者の耳漏(耳だれ)から発見した。このとき見つかったカビは病原性が低く、抗菌薬に対する耐性も示さなかった。ところがその後、韓国やインド、パキスタン、英国、米国、南アフリカなど海外でも同じカビが発見され、23(2011)年には韓国で患者が敗血症で死亡する事例が報告された。 米国でも今年122例(昨年7例)の感染が報告され死者も多く出ており、英国でも8月までに200例以上の感染が確認された。日本から広がったのではなく、もともと各国に同種のカビがあったとみ
出産前後に群れから離れて出産したとみられる子供を抱くチンパンジーのメス=2016年、タンザニア(京大大学院研究グループ提供) 野生のチンパンジーのメスは新生児がオスに殺されるのを防ぐため、出産前後に群れを離れて3週間ほど産休をとる-。京都大大学院の西江仁徳研究員(霊長類学)らのグループが6日、こうした研究結果を米学術誌電子版に発表した。 出産前後のメスが集団から離れることは以前から知られていたが、詳細な期間などは謎が多かった。研究グループは、タンザニア・マハレの野生集団の動きを記録した1990〜2010年のデータを調査。その結果、出産した延べ94頭のメスが出産前後に平均22・7日にわたり群れを離れていたことが分かった。出産していないメスの不在期間は平均5・6日だった。 グループは、オスが新生児を奪って殺す事例を2014年に世界で初めて確認したことで研究を開始。オスが子供を殺すのは、メスが授
東京・埼玉幼女連続誘拐殺人事件の宮崎勤元死刑囚=平成20年に死刑執行、当時(45)=の取り調べ時の詳細なやりとりが6日、判明した。裁判記録や複数の関係者への取材をもとに当時の状況を再現すると、公判での特異な言動と異なり、偽装や逡巡など狡猾な人物像が浮かんだ。 動機 宮崎元死刑囚は女児の裸の写真を撮影しており、動機はわいせつ目的が疑われていた。取調官は「性癖を満足させるための誘拐じゃないのか」と尋ねる。これには「それは違います」と否定する。 では動機は何か。「なんで違うんだ。説明して」「あくまで理性として、かわいがりたい。そばに置く間は自分の子供であると…」と、理性があっての犯行だと主張する。 「なんで自分の子供が欲しいんだ」「相手にされないから」。大人の女性からは拒絶されていることを示唆する。 「女性に相手にされないってことは」と促すと、「子供ができないってこと」と、子供が欲しいことを強調
ベテラン漫画家の間に、原画を保存・展示する国立美術館の設立を求める声が高まっている。原画の散逸を防ぐ目的に加え、作品の価値が上昇し巨額の相続税が発生する可能性があるためだ。「島耕作」シリーズなどで知られる弘兼憲史さん(70)は「『団塊の世代』の漫画家たち共通の悩み」と指摘。こうした中、地方の美術館が取り組むある事業に注目が集まっている。(藤沢志穂子) 「売りたくはなかったが…」。料理漫画などでヒット作を持つベテラン漫画家は昨秋、都内で開いた展示会で、自らの原画を泣く泣く販売した。価格は1枚当たり1千〜3千円。編集者からは「貴重な資料が散逸する」との声が上がった。だが、この漫画家は「自分がいなくなった後、家族が原稿を処分する気持ちを考えると、欲しい人に買ってほしかった」などと心境を語っている。 弘兼さんも、自らの原画を母校の早稲田大学や故郷の山口県岩国市、出版社などに寄贈することを考えている
上野動物園(東京都台東区)のジャイアントパンダの赤ちゃん(雌)について、名前は「シャンシャン(香香)」に決まったことが25日、分かった。東京都の小池百合子知事が同日午後2時から会見を開き、正式に発表する。 赤ちゃんはシンシン(12歳)が6月12日に出産した。生息地の中国では生後100日を無事に過ごせば元気に育つとされ、都は100日をめどに名付ける方針で公募を行い、7月28日〜8月10日に、過去最多となる32万2581件が寄せられていた。 8月30日夜に女優で日本パンダ保護協会名誉会長の黒柳徹子さんら6人が委員を務める選考委員会を実施。応募件数の上位100点から特定の商品名や人名を除いて投票し、8点の候補に絞り込んでいた。
電子機器の開発や運転代行を営む「セブン」(埼玉県北本市)は運転する際に年月日や曜日を正しく入力しないと、車のエンジンをかけることができなくなる国内初の装置「ドライブチェッCar」を開発した。同社の三上正義社長は「高齢者が間違えているのを家族が見れば、運転免許証返納を促す機会になると思う。高齢者の事故が減少してほしい」と期待している。(宮野佳幸) ドライブチェッCarは、エンジンをかけるために使う装置。運転当日の日付や曜日などを正しく入力すると、セルモーターに電気を流すことができるようになり、エンジンを駆動させられる仕組みになっている。運転前に認知機能をチェックし、運転者に自覚してもらうのが目的だ。 最初に間違えると「ヤリナオシ」のメッセージが表示され、4回連続で「ウンテンキケン」、6回では「メンキョヘンノウ」と内容が変化していく。間違えている間はエンジンをかけることができないが、誤入力が続
神奈川県が所有し、県民ホール(横浜市中区)の指定管理者「神奈川芸術文化財団」が保管していた世界的な版画家、棟方志功作の版画1点がカラーコピーの偽物にすり替えられていた事実が表面化してからすでに5カ月が経過したが、依然としてすり替えられた時期や経緯、理由の特定には至っていない。昭和49年に県側が原画を受領してから43年が経過し、職員らの記憶も曖昧だ。危機管理意識の甘さが浮き彫りになるなか、犯人像に迫れるのか疑問の声も根強い。(王美慧) 作品は、50年に同ホールが開館するのに合わせ、緞帳(どんちょう)用の原画として、県が棟方に300万円で制作を依頼した「宇宙讃(神奈雅和(かながわ)の柵)」(縦50センチ、横65センチ)。「棟方の晩年の作品として貴重」(県文化課)とされるものだ。 観覧者が偽物指摘 偽物と分かったのは、平成26年4月10日。「県立近代美術館 鎌倉別館」(鎌倉市)で一般公開した際、
11日午後1時20分ごろ、東京都千代田区のJR神田駅で、「乗客の荷物から煙が出ている」と駅員から119番通報があった。 警視庁万世橋署などによると、山手線内回り電車に乗っていた大学生の男性のリュックサックから発煙し、男性は神田駅で下車。駅員が消火器で火を消し止めた。リュックサックに入っていた携帯電話の充電器が焼けており、同署が詳しい出火原因を調べている。 JR東日本東京支社によると、この火災の影響で、山手線と京浜東北線が運転を一時見合わせた。
弘前藩に実在した忍者集団「早道之者(はやみちのもの)」の研究を行っている青森大忍者部は、戦国武将の石田三成の子孫が組織化に関わっていたのではないかとする研究成果をまとめた。著名な武将と同藩の意外な関係性を新たな観光コンテンツにしようと、全日空(ANA)がツアーを企画、広くPRすることにしている。 同大忍者部は、地域の魅力を発信する活動を続けている清川繁人薬学部教授が郷土の歴史を忍者の側面から発信し、観光振興につなげようと昨年、創設した。4代藩主の津軽信政公が甲賀出身の中川小隼人を召し抱え、中川流忍者集団を形成、長い間、活動していたことを知ったことがきっかけ。忍者部はこれまで、地域のイベントなどに参加しているほか、同藩の忍者組織を研究している。 早道之者の活動を研究する中で昨秋、弘前市内で忍者屋敷と推定される古民家を発見。江戸時代の住人を調査した結果、豊臣秀吉に仕えた石田三成の子孫と思われる
日本と異なり、インドの「たこ揚げ」は夏がシーズンだ。独立記念日(8月15日)の前後になると、子供も大人も夢中になって糸を操り、首都ニューデリーの上空を多くのたこが乱舞する。ところが近年は、たこ糸が絡まることで野鳥がけがをする事案や停電が続発し、子供が死亡する深刻な事故も発生。当局は特殊加工された中国製のたこ糸に問題があるとみて使用禁止を打ち出したのだが、今度はたこを使ったテロの危険性までささやかれるようになってしまった。 首に糸が絡まり… インドのたこ揚げは、日本の一部地域でも行われている「けんかだこ」。上空で自分のたこを相手のたこに絡ませ、糸を切って落とせば勝ちだ。 北部を中心に競技会が催されるほど盛んに行われているのだが、独立記念日の前後に揚げられる由来を、インドのPTI通信はこう説明している。 植民地時代の1927年、統治状況を調査する「サイモン委員会」が英国からインドを訪れた際、全
和歌山県白浜町の京都大学白浜水族館で、ハサミが四つまたになっている珍しいワタリガニ科のカニ「タイワンガザミ」を展示している。 タイワンガザミは太平洋やインド洋に広く分布している。濃い藍色に白いまだら模様が入った甲羅が特徴で、日本でも房総半島以南の比較的浅い海の砂泥地に生息している。 四つまたのタイワンガザミは甲羅の幅が約15センチの雄で、同町沖の田辺湾で町内の漁師が見つけた。通常ハサミは二まただが、このカニは左のハサミだけが四つまたになっていた。同水族館によると、ハサミの異常は国内でもまれに見つかることがあり、何らかの理由でハサミが傷つくと、脱皮する際に四つまたになることがあるという。 開館は午前9時から午後5時までで年中無休。入館料は高校生以上600円、小中学生200円。問い合わせは同水族館((電)0739・42・3515)。
労働者の街で知られる大阪市西成区のあいりん地区にあるとび装束専門店が、今年で創業60年を迎えた。高度経済成長期まっただ中に店を構え、今では関西のとび職で知らない人がいない人気店になっている。(桑波田仰太) 独特の太いズボン、あのダボダボに猫のヒゲのようなセンサー機能が 専門店は「丸源(まるげん)」(同区太子)。生地などの素材はすべて国産を使用。主力商品はやはり、とび装束独特のダボダボの太いズボンだ。社長の山尾徹也さん(48)は、高い場所での作業を専門とするとび職に適しているとし、「作業中に風向きをいち早く感知するため、ネコのひげのようなセンサーの役割や、恐怖心を和らげるために重心が下半身にいくようになっている」と説明した。 創業時の昭和32年は旅館兼雑貨店だった。ただ、高度成長期の建設ラッシュなどであいりん地区に全国から労働者が集まってきたため、すぐにとび装束などの作業服の販売に切り替えた
刑務所内のソフトボール大会の打順をめぐり、受刑者同士で殴り合ったとして、神戸刑務所(兵庫県明石市)は9日、傷害容疑と暴行容疑で、受刑者の40代の男と50代の男をそれぞれ神戸地検明石支部に書類送検したと発表した。調べに対し、2人は「打順をめぐって口論になり、殴り合った」と容疑を認めているという。 送検容疑は5月1日午後6時ごろ、刑務所の共同室(定員6人)で、40代の男が50代の男の鼻や首にかみつき、顔を10回以上殴るなどして鼻の骨を折るけがをさせ、50代の男は相手の顔を殴り、腰を抱えて投げる暴行を加えたとしている。 同刑務所によると、2人は刑務所内で開かれるソフトボール大会に出場するチームメート。打順をめぐって口論となり、50代の男が先に手を出した。共同室には他に3人の受刑者がいたという。
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