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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (68)

  • 太陽系最古の物質CAIから新発見の鉱物

    【2011年5月11日 ハワイ大学】 隕石の中に見つかっている太陽系最古の物質といわれるCAIから新しい鉱物が発見された。材料科学では良く知られた物質であったが、実際に天然の鉱物として見つかったのは今回が初めて。ハワイ大学のKrot博士から名を取ってクロタイト(Krotite)と名づけられた。 中央にある2.75mm×4.5mmの卵状のものが新発見のクロタイト。クリックで拡大(提供:Ma et al.,2011) クロット博士の顔写真(提供:ハワイ大学) 隕石の中にはCAIと呼ばれる、カルシウムとアルミニウムが多く含まれた物質が存在することがある。CAIは非常に高い温度で形成される鉱物でできており、太陽系が形成したときに最初に固まってできたものだと考えられている。 今回、アフリカの砂漠で回収されたNWA1934と呼ばれる炭素質隕石に含まれるCAIから、新しい鉱物が発見された。この鉱物の組成

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    tachisoba 2011/05/11
  • 探査機ドーン、小惑星ベスタへの最終接近フェイズへ

    【2011年5月9日 NASA】 2007年に打ち上げられ、小惑星ベスタと準惑星ケレスを訪れる計画となっている探査機「ドーン」が、7月に迫ったベスタへの軌道投入へ向けていよいよ最終接近フェイズへと入った。7月から1年間ベスタの探査を行った後、2015年にケレスの探査を行う予定だ。 探査機「ドーン」は小惑星の探査を目的として2007年9月に打ち上げられ、2011年7月から1年間はベスタを、2015年には準惑星として分類されているケレスを観測する予定となっている。 そのドーンがベスタへの最終接近のフェイズに入った。現在ドーンはベスタから121万km(地球〜月の距離のおよそ3倍)の距離に位置しているが、最終的には1万6000kmまで近づいてベスタの重力に捕まり、その周囲を回ることになる。 小惑星ベスタは小惑星帯の中で4番目に大きな天体で、V型小惑星という分類をされており、HED隕石(注1)と呼ば

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    tachisoba 2011/05/09
  • ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた小天体同士の衝突

    【2011年5月2日 HubbleSite】 小惑星帯にある小天体シャイラが2010年12月に突然増光した原因は小天体同士の衝突であることが、ハッブル宇宙望遠鏡の観測によってわかった。このような衝突を観測できたのは2回目で、貴重な観測データが得られた。 ハッブル宇宙望遠鏡によって2010年12月27日に撮影されたシャイラ。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, D. Jewitt, and M. Mutchler) スウィフトによって2010年12月15日に撮影されたシャイラ。可視光と紫外線の合成画像。シャイラの上下にダストが噴出している様子がぼんやりと確認できる。クリックで拡大(提供:NASA/Swift/DSS/D. Bodewits) シャイラ((596) Scheila)は1906年に発見された、小惑星帯にある天体である。2010年12月11日にこのシャイラが突然増光を見せたが

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    tachisoba 2011/05/05
  • 火星の南極に予想以上のドライアイス

    【2011年4月25日 NASA】 火星探査機マーズ・リコナサンス・オービターの観測により、火星の南極に従来の見積もりの30倍も多くのドライアイスが埋まっていることがわかった。火星大気の量や火星の気候は10万年以下で非常に大きく変動していることが予想される。 新たに得られたドライアイスの見積もり。赤色のところほど深いところまでドライアイスが眠っていると考えられる。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/Sapienza University of Rome/Southwest Research Institute) レーダーによる火星地表の断面図。矢印で指された黒い部分がドライアイスの存在しているところ。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/Sapienza University of Rome/Southwest Research Institute)

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    tachisoba 2011/04/26
  • 太陽プロミネンスのバブルの謎が解明

    【2011年4月21日 京都大学】 人工衛星などに影響を与える恐れのある太陽フレアやコロナ質量放出の発生原因に、太陽プロミネンスのバブルが大きく関わっていることがわかった。これは宇宙天気予報を発達させる上で大きな手がかりとなると考えられる。 プロミネンス中のバブルの観測とシミュレーションの比較。黒っぽい部分がバブルで、時間が経つにつれて上に昇って行く様子がわかる。クリックで拡大(提供:国立天文台/JAXA、T. Berger et al) プロミネンス周辺のコロナとコロナ・キャビティの様子。左図の黒い破線で囲まれた領域がコロナ・キャビティ。右図は左図の白い四角で示されたプロミネンス領域を表しており、「Fig.2」の白枠で囲まれた黒っぽい領域がバブルを表す。クリックで拡大(提供:国立天文台/JAXA、T. Berger et al) 太陽プロミネンス(紅炎)とは皆既日の時などに太陽の縁から

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    tachisoba 2011/04/22
  • 日本公開天文台協会がサマータイム制に関する声明を発表

    サマータイムに関する声明文 東北地方太平洋沖地震およびそれに伴う災害に被災された皆さまに、お見舞いを申し上げます。また、救助・復旧作業等で、日夜ご尽力されている多くの皆様に、深く敬意を表します。 さて、震災により電力供給に滞りが生じたため、電力需要に関し逼迫した状況にあることは周知の通りです。現在はもちろんのこと、今夏についても節電努力が求められており、その方策のひとつとして「サマータイム制」の導入が提唱されています(注)。しかし、サマータイム制の節電効果には有効性の確証にあたり考慮が必要な要素が多く、自然と生活との調和を念頭に置いて活動している日公開天文台協会としては、その導入に反対を表明せざるを得ません。 考慮が必要な主な要素としては次のものが挙げられます。 (1) サマータイム制は、年に二度の時刻の書き換えを要します。会社、家庭、公共機関等に配置されている時計、コンピュータ、GPS

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    tachisoba 2011/04/19
  • ガガーリンの人類初宇宙飛行から50年

    【2011年4月12日 アストロアーツ】 1961年、ユーリ・ガガーリンによる人類初の宇宙飛行から今日で50年となった。先日の国連総会で4月12日が「国際有人宇宙飛行デー」として採択されたほか、世界中でさまざまな記念イベントが開催される。 打ち上げの朝、発射台に向かうガガーリン。後方はバックアップ搭乗員のゲルマン・チトフで、この4ヶ月後に「ボストーク2号」に搭乗し宇宙に向かった。クリックで拡大(提供:NASA) 1961年4月12日午前9時7分(モスクワ時間)、ユーリ・ガガーリンを乗せた「ボストーク1号」がバイコヌール基地(現カザフスタン)から打ち上げられた。ボストーク1号は9時18分に地球周回軌道に入った後、約1時間半かけて地球を1周し帰還カプセルを分離、ガガーリンは無事地上に生還した。 人類初の快挙から50年、世界各国の宇宙飛行士が行き来する国際宇宙ステーション(ISS)には常に数名の

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    tachisoba 2011/04/12
  • 寿命を迎えた2つの星から1つの新しい星が誕生間近

    【2011年4月8日 CfA Press Release】 これまで見つかった中で最も速い、39分で互いの星の周りを回る白色矮星の連星系が発見された。今後このペアは衝突し、新しい星として再び輝きだすものと考えられる。 超新星爆発を起こすほどの質量がない比較的軽い恒星は、進化の過程で赤色巨星になり、その後で周りのガスを放出して白色矮星という高密度の天体(注1)になる。こういった白色矮星同士がペアとなっているものが、1000億個もある天の川銀河の星のうちわずかではあるが見つかっている。 今回発見されたのは、くじら座の方向7800光年の距離にある白色矮星のペアで、わずか39分で互いの周りを1周している。ともにヘリウムでできていると考えられ、一方の白色矮星は観測が可能で質量は太陽の17%程度、もう一方の白色矮星は見えないが見えている白色矮星の運動の様子から太陽の43%程度の質量だとわかっている。間

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    tachisoba 2011/04/08
  • 宇宙技術を災害活用へ JAXAによる支援報告

    【2011年4月8日 JAXA】 3月11日に発生した東日大震災の対策として、人工衛星による被災地の状況把握や宇宙滞在用の生活用品の提供など、宇宙技術を利用した支援が行われている。 「だいち」が2月27日(右)と3月14日(左)に撮影した宮城県沿岸の様子。津波により広範囲に冠水しているのがわかる。クリックで拡大(提供:JAXA/EORC) 岩手県庁に設置したアンテナ(左上)と、県内対策部間でのテレビ会議の模様。クリックで拡大(提供:JAXA) 岩手県大槌町の避難所では、「きく8号」回線でインターネット接続されたPCで情報収集ができるようになっている。クリックで拡大(提供:JAXA) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は4月6日に開催された宇宙開発委員会において、東日大震災での支援取り組み等を報告した。 同機構では、国内外での災害地域を観測し当該政府・自治体へのデータ提供を行っている地球

  • 「HAYABUSA」が劇場映画に 5月14日から全国で公開

    【2011年4月7日 角川映画】 小惑星探査機「はやぶさ」を描いた全天周映画「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -」が、5月から全国の映画館で上映されることが発表された。 全国のプラネタリウムや科学館で上映中の全天周映画「HAYABUSA - BACK TO THE EARTH -」が、5月14日(土)から平面版の劇場映画として公開されることが決まった。配給は角川映画で、ワーナー・マイカル・シネマズ、角川シネプレックス系列で上映される。 2009年の初公開時から天文ファンの支持を集めていた同作品は、2010年6月の「はやぶさ」地球帰還とともにさらに人気が上昇。2010年末からは改訂を加えた「帰還バージョン」が上映され、未だその勢いは衰える気配を見せない。劇場公開でもこの「帰還バージョン」(44分)が上映され、「はやぶさ」が辿った太陽系と生命の神秘の旅に、一般の映画

  • 彗星探査機「スターダスト」、運用終了

    【2011年3月25日 NASA】 1999年に打ち上げられ彗星の観測やサンプルリターンなどで活躍したNASAの彗星探査機「スターダスト」の運用が、3月25日に終了した。 1999年に打ち上げられたNASAの彗星探査機「スターダスト」が運用を終了した。 スターダストはヴィルト彗星(81P/Wild)のコマから採集したサンプルを携えて2006年地球に帰還し、カプセル分離後に再び地球を離れ、今年2月には延長ミッションとしてテンペル彗星(9P/Tempel)を観測、別の探査機「ディープインパクト」(注1)観測時からの変化を探った。 このスターダストが持ち帰ったヴィルト彗星の塵は、アポロ計画で持ち帰られた月のサンプルに次いで人類が2番目に地球外で直接採取した非常に貴重なサンプルであり、初期太陽系の姿を探ることに大きく貢献している。 探査機は運用終了後もデブリ(宇宙ゴミ)とならないよう安全性を確保す

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    tachisoba 2011/03/25
  • 探査機メッセンジャー、水星周回軌道に投入成功! - AstroArts

    【2011年3月18日 NASA】 NASAは水星探査機メッセンジャーを水星周回軌道へ投入することに成功したと発表した。水星周回軌道に探査機を投入したのは世界初となる。 メッセンジャー(MESSENGER)は2004年8月4日に打ち上げられた。これまで地球で1回、金星で2回、水星で3回のスイングバイを行って水星の周回衛星となることを目指してきたが、3月18日0時45分(協定世界時。日時間18日9時45分)に最後の軌道修正を成功させ、無事水星周回軌道に投入することができた。 これまで水星を訪れたことがある探査機は、メッセンジャーの水星接近時を除くと1974年から1975年にかけて3度の接近通過を果たしたNASAのマリナー10号だけであった。しかもマリナー10号が撮影できたのは地表全体の45%に過ぎず、水星は多くの謎に包まれていた。今回メッセンジャーが初めて水星軌道へ投入されたことにより、水

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    tachisoba 2011/03/19
  • NASAの火星探査機MRO、到着から5年を超える

    【2011年3月17日 NASA】 NASAの火星探査機マーズ・リコナサンス・オービター(MRO)が火星に到着してから5年が経った。当初の探査計画期間を大幅に超えているが、現在もデータを取得し続けており、火星の理解に対する大きな貢献を続けている。 MROは2005年8月に打ち上げられ、7ヶ月後の2006年3月10日に火星の軌道に到着した。当初2年間の探査計画であったが、その後2つのエクストラミッションを与えられ、これまでに7万枚もの画像を含む131テラバイトを超えるデータを地球に送ってきている。これは惑星探査機が地球に送ってきたデータとしては世界でもっとも多いデータ量だ。 MROは1ピクセルあたり29.7cmという非常に高い解像度のカメラを生かして火星表面の詳細な様子を捉えてきた。その中には、同じくNASAの火星探査機であるフェニックスが火星の地表にいるところを撮影したものや、火星でたびた

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    tachisoba 2011/03/19
  • 2013〜2022年にNASAが打ち上げる探査機のミッション候補を発表

    【2011年3月16日 NASA】 全米研究評議会が、2013〜2022年にNASAが行う宇宙探査ミッション計画候補を発表した。今後の予算の動向を見ながらどのようなミッションが実施されるのか注目される。 火星宇宙生物探査機(MAX-C)のイメージ図。クリックで拡大(提供:NASA) 木星エウロパ観測機(JEO)のイメージ図。クリックで拡大(提供:NASA) 全米研究評議会(NRC)(注1)が、2013年からの10年間でNASAが行う惑星探査ミッション計画について発表した。3つの大きな探査計画を中心として、その他中小の探査計画が挙げられており、予算の動向を見ながらこのリストから探査計画の選定が進んでいくものと考えられる。この報告書はNASAと全米科学基金(NSF)からの要請を受けて全米研究評議会が提出したものである。 大型の探査計画でもっとも優先順位が高いとされたのは火星探査の火星宇宙生物探

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    tachisoba 2011/03/16
  • 幼年期の宇宙に大人の銀河団が存在

    【2011年3月11日 ESO】 ビッグバンから約30億年という宇宙初期の時代に、活発な星生成を終え「大人の落ち着き」を見せる銀河団がすでに存在することがわかった。 中央付近の赤い点の集まりが銀河団「CL J1449+0856」。ハッブル宇宙望遠鏡のデータに、すばる望遠鏡、VLTのデータをもとに着色を施した赤外線画像。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, R. Gobat) すばる望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡、ヨーロッパ南天天文台(ESO)の大型望遠鏡(VLT)などの連携により、宇宙誕生から約30億年という早い時期にじゅうぶん成長した銀河団(注1)が存在したことが明らかになった。 フランスのRaphael Gobat氏らのチームが、ESOが運営するチリ・パラナル天文台のVLTを用いて銀河団「CL J1449+0856」を観測したところ、約137億年前の宇宙誕生から30億年ほど経った時期

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    tachisoba 2011/03/12
  • ボイジャー1号、21年ぶりの向き変更で太陽風を測定

    【2011年3月10日 NASA】 1977年に打ち上げられ現在も太陽系の果てを航行中の探査機「ボイジャー1号」が、太陽風を測定するという新たなミッションに挑む。21年ぶりの機体姿勢変更による第1回測定が順調に行われ、今後も定期的に実施される見込みだ。 太陽風の影響圏「ヘリオスフィア」の果てを航行中のボイジャー1号と2号の想像図。1号と同年に打ち上げられ別方向に向かっている「ボイジャー2号」の方は、まだ太陽風の速度がゼロになる「行き止まり」に達していないという。クリックで拡大(提供:NASA/JPL) 打ち上げから34年、太陽系脱出に向けて順調に航行中のNASAの探査機「ボイジャー1号」が、21年ぶりに機体の向きを変え、太陽風の方向や速さを測定することに成功した。 ボイジャー1号は機体にぶつかる太陽風のプラズマ粒子を検知することで、現在位置での太陽風の速度を取得しているが、昨年12月にはそ

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    tachisoba 2011/03/10
  • ディスカバリー号、最後のフライトを無事終了

    【2011年3月10日 NASA】 3月9日、国際宇宙ステーションから帰還したスペースシャトル「ディスカバリー号」が米・ケネディ宇宙センターに着陸し、STS-133ミッションが無事終了した。ディスカバリー号は今回で退役となる。 3月9日午前11時ごろ(米中部標準時。日時間10日午前2時ごろ)、STS-133ミッションの6名のクルーが搭乗するスペースシャトル「ディスカバリー号」が米・フロリダ州のケネディ宇宙センターに着陸し、約13日間にわたる国際宇宙ステーション(ISS)への往還を終了した。 2月24日に打ち上げられたSTS-133ミッションでは、「恒久型多目的モジュール」と「エクスプレス補給キャリア4」の運搬とISSへの取り付けが行われ、また宇宙飛行士の作業を補助する実験的ロボット「ロボノート2」も運ばれた。 1984年8月に初フライト、今回が39度目にして最後のフライトとなるディスカバ

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    tachisoba 2011/03/10
  • 南極で発見の隕石からアンモニアの発生を確認

    【2011年3月8日 PNAS】 南極で発見された始原的な隕石から多量のアンモニアが発生することがわかった。これは、地球で生命が誕生するときに必要な形の窒素の供給源として大きな役割を果たしていた可能性もあり、生命誕生の条件に隕石が大きな影響を与えていたことを示唆している。 小惑星から飛来してきた隕石のうち炭素質に富んでいる「炭素質コンドライト」と呼ばれる隕石には、アミノ酸をはじめとして様々な有機物が発見されている。この有機物の存在から、また時には形状の類似性から、生命の起源となった物質や生命そのものも宇宙からやってきたと主張する人もおり、議論が行われている。 このような有機物の分析は隕石を用いて行われることが多く、炭素質コンドライトの中でも「CRコンドライト」(注1)と分類される隕石にはアラニンやグリシンのような水溶性の有機物が多量に存在していることがわかっている。 CRコンドライトに分類

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    tachisoba 2011/03/08
  • 「はやぶさ」微粒子の鉱物組成を発表

    【2011年3月3日 LPSC2011】 小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星イトカワの微粒子の、初期分析の結果の一部が3月7日から始まる月惑星科学会議(LPSC)で発表される。世界初の小惑星サンプルとみられる物質の鉱物組成が発表され、微粒子と普通隕石との対応を見ることができる。 1500個の微粒子のサイズ分布。横軸が最長寸法、縦軸がその個数。クリックで拡大(提供:中村氏ら(LPSC2011アブストラクトのpdf)。以下同) 複数種の鉱物が共存する微粒子の電子顕微鏡図。Olivineはかんらん石、Plagioclaseは斜長石、Troiliteはトロイリ鉱、Fine dustは微細な部分。クリックで拡大 アメリカのヒューストンで3月7日から3月11日にかけて行われる月惑星科学会議(LPSC)で、「はやぶさ」が昨年6月に地球に持ち帰った微粒子の初期分析結果の一部について報告が行われる。

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    tachisoba 2011/03/03
  • ペルーの電波望遠鏡が初受信成功 国立天文台など協力

    【2011年3月2日 ペルーの電波望遠鏡を支援する会】 2月25日、南米ペルーにある電波望遠鏡観測局の望遠鏡がファーストウェーブを受信した。半世紀以上前にペルーにわたった石塚睦さんと次男イシツカ・ホセさんの情熱、そして日の天文界の協力が実を結んだ。 ペルーのシカイヤにある電波望遠鏡観測所の32m電波望遠鏡が、2月25日12時3分にファーストウェーブを受信したとの報告がイシツカ・ホセさんから「ペルーの電波望遠鏡を支援する会」に届いた。 日の国立天文台で電波天文学を学んだイシツカさんは、ペルーの電話会社で不要になったパラポラアンテナを電波望遠鏡として再利用する計画を2002年にスタート。通常よりはるかに低コストで建設するまたとないチャンスを活かすため、国立天文台などが募金や機器製作で協力し、2008年の観測所開所にこぎつけた。 イシツカさんのペルーの天文学への情熱は、父である天文学者、石塚

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    tachisoba 2011/03/02