豪シドニー(Sydney)のパワーハウスミュージアム(Powerhouse Museum)が公開した、1100年ごろのものとみられる古代アフリカの王国キルワ(Kilwa)の硬貨(撮影日不明、2013年8月22日提供)。(c)AFP/SUE STAFFORD 【8月23日 AFP】900年前のアフリカで流通していた硬貨が、なぜ遠く離れたオーストラリア大陸にたどり着いたのか――この謎を解く過程で、南半球の大陸と外界との交流史が改められるとともに、先住民アボリジニ(Aboriginal)のロックアート(岩石画)にも光が当てられている。 現在のタンザニアにあたるアフリカ東部キルワ(Kilwa)王国で1100年ごろに製造されたとみられる硬貨は、オーストラリア北部特別地域(Northern Territory、北部準州)沖のウェッセル諸島(Wessels Islands)で1944年に見つかったものだ