外出自粛が国策とされた2020年は、まさしく“テレワーク元年”であった。都市部の大企業を中心に在宅勤務が普及し、書斎や茶の間が「ホームオフィス」に姿を変えた。新型コロナウイルスにまつわるニュースはどれもつらいが、通勤地獄からの解放に限っては、喜んでいる人が相当数いてもおかしくない。 しかしテレワークには泣き所もある。WordやExcelの操作が思うように行かないときに、一昔前なら「パソコンに詳しい△△課の◯◯さん」に見てもらえばよかったところ、テレワーク環境ではそうもいかないのだ。そもそも在宅勤務自体にパソコンが必須であり、デジタルに弱い人は苦労が多いこととしのばれる。 もしもパソコン自体がパソコンの操作を教えてくれたら助かるのだが、それもなかなかうまくはいかないようだ。かかる試みの“失敗例”として思い浮かぶのは、青くてかわいいイルカの姿である。 スマホ世代も知っている「カイル君」 かつて
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