人工知能(AI)を組み込んだネット上の機械翻訳サービスを使えば、誰でも翻訳者として稼げる-。こんなうたい文句で、翻訳の仕事前に多額の受講料を支払った約50人の受講者が「実際は翻訳の仕事が回ってこない」などと訴え、運営会社(東京)との間で返金トラブルになっている。翻訳関連の団体も消費者庁に対し、受講者への救済などの対応を求めている。 (酒井博章)
腰まで津波、倒壊家屋も避難妨げ 1月1日午後4時10分の地震後、石川県珠洲市では早いところで1分後に津波が到達し、その後、繰り返し押し寄せたとみられる。気象庁によると、同市宝立町の鵜飼漁港周辺の建物に残された津波の痕跡は高さ2・7メートル。生死を分けたポイントは何だったのか。 地震から12分後、大津波警報が出てもなお、浜田恵二さん(88)は海岸から150メートル余りの自宅そばで「もたもたしていた」。過去の経験から「津波が来ても20~30センチだから大丈夫だろう」と考えていた。 一帯は県が2018年に公表したハザードマップの津波浸水想定区域内。最大津波高は6・4メートル、津波到達時間は4~24分だ。浜田さんによると、しばらくして海の方から「ゴー」という音が聞こえ、妻と一緒に内陸に向かった。 途中で津波に追いつかれ、近くの銅像につかまって耐えた。「腰まで津波につかった。もっと高かったら死んでい
両手両足を広げ、カメラに背を向けて立つ「岐阜のポーズ」と呼ばれる姿勢で、岐阜県揖斐川町内の国道のライブカメラに写り込む人たちが昨年末に多数現れた。元ネタは、漫画「クレヨンしんちゃん」で主人公が岐阜駅で取ったポーズ。一時はX(旧ツイッター)でトレンド入りしたが、道路に車を止める行為は危険で、警察の要請でカメラを停止する事態になった。 カメラは道路状況の把握のため県が設置。岐阜県と福井県を結ぶ国道417号と、岐阜県道270号(現在は冬季通行止め)が交わる揖斐川町徳山の藤橋根尾交差点で、岐阜方面を写していた。昨年12月下旬から、ポーズしたところが写ったカメラ映像の投稿がX上で話題になり、「岐阜のポーズ」がトレンド入りした...
震度7を記録した能登半島。記者は七尾支局で仕事中だった。大きな横揺れが長く続き、立っていられない。ここ数年の群発地震で、多少の揺れには驚かないつもりだったが、経験したことのない揺れ。正直、怖い。 どうにか支局を飛び出すと市内は半ばパニック状態。市中心部で何軒もの建物が倒壊しているのが確認できた。人気アニメ「君は放課後インソムニア」の聖地のひとつ「中山薬局」も1階部分が潰れていた。 あちこちで道路が陥没したり、ひび割れしたりで通れない。津波から避難するため、道路に車両を放置して歩いて逃げる人も目立つ。橋が崩れて段差ができ、2台の車が落ちる寸前で止まっていた。崩れた建物の下敷きになった車はハザートランプがSOSを告げるように赤く光っていた。人の気配はしないが、どうか、無事でありますように。
五輪取材で推奨 看護師「体質で個人差」 打った瞬間、強い痛みがきた。左腕の筋肉が裂かれるような感覚に思わず奥歯をかんだ。厚生労働省が「一般的に痛みが強い注射ではない」と説明する新型コロナウイルスのワクチン。個人差があるとは聞いていたが、こんなにも痛いとは思わなかった。今夏の東京五輪取材を担当する北陸中日新聞の四十代記者が、東京都内で一回目を打った。 (前口憲幸) 高齢者でも医療従事者でもないが、順番がきた。国際オリンピック委員会(IOC)や大会組織委員会は「アスリートに接触する可能性があるメディア」に接種を推奨する。二十一日、中日新聞東京本社で米モデルナ製を打った。 皮下組織の奥に針が届く筋肉注射は「痛くない」とされる。厚労省によると「皮膚に比べ、筋肉には痛みを感じる神経が少ない。皮下注射よりも痛みが強くない」からだ。そう聞いていたから、リラックスして臨んだ。三角筋に注射針が垂直に深く入っ
新型コロナウイルスに感染し、検査で陰性となった後も倦怠(けんたい)感や息苦しさといった後遺症に長期間苦しむ人が相次いでいる。コロナ自体は軽症だったのに、後遺症で寝たきりになるケースも。専門外来を置く医療機関は少なく、医師は「四十代以下が特に多い。政府も深刻な問題と受け止め、対策が必要だ」と指摘している。 「いつまで続くのか」。昨年十一月末に感染した介護関連会社社長秋本可愛(かあい)さん(30)=東京都=は二カ月たった今も味覚障害に悩まされている。感染から約一週間で倦怠感や体の痛みが治まってきたころ、味覚と嗅覚を突然失った。問い合わせた耳鼻科には「何もできない」と言われ、別の耳鼻科で漢方薬を処方されたが、治らない。最近は温かい食べ物に異臭を感じるため、食事がつらい。「情報が少なく、漠然と恐怖を感じている人も多い。世間への理解も深まれば」とツイッターで体験談を公開している。 後遺症の研究は米国
会員制交流サイト(SNS)で市長を脅迫したなどとして、愛知県警豊田署は30日、住居侵入と脅迫の疑いで、豊田市上野町6の自称会社役員山内真也容疑者(30)を逮捕した。 逮捕容疑では、30日午前1時半ごろ、豊田市内にある同市の太田稔彦市長(66)方に侵入して刃物のようなものを持って門扉の上に立つなどし、写真を撮って自身のSNSに「コロナ騒動でお金に困っているそこの貴方 (被害者)を○害した先着1名様に現金1億円を贈呈させて頂きます」などと投稿。太田市長に知らせて脅したとされる。
取材した医師から真逆の内容に編集されたとの指摘を受けたテレビ朝日系情報番組「グッド!モーニング」(月~金曜午前4時55分)が12日、医師へ取材したもようを再度放送した。 同番組は7日、新型コロナウイルスに関して心臓外科医の澁谷泰介氏にインタビューした内容を放送。しかし、澁谷氏は同日更新したフェイスブックで、「今の段階でPCR検査をいたずらに増やそうとするのは得策ではない」「無作為な大規模検査は現場としては全く必要としていない」などとコメントしたが、「PCR検査を大至急増やすべきだ!というメッセージの一部として僕の映像が編集され真逆の意見として見えるように放送されてしまいとても悲しくなりました」などと記した。
実業家の堀江貴文氏(47)が23日、自身のツイッターを更新し、登山家の野口健氏が緊急事態宣言の中、登山する危険性を訴えかけたことをせせら笑った。 堀江氏は野口氏の報道を添付し短く「頭悪すぎて笑う」とツイート。なお、野口氏は自身のツイッターで「確かにこんな時こそ山で癒されたくなる。しかし、山に登るためには移動をしなければならない。山が混み合えば他の登山者に感染させるかもしれない。仮に遭難者が感染していたらレスキュー隊に移してしまうかもしれない」とつづっていた。 堀江氏のツイートにはフォロワーから賛否両論の声が殺到。「パーティー組めば蜜要素です。登ってる人にはわかる内容。笑ってはいけません」と戒めるものや「行列作って登るような名山はだめだろうけど、誰も見向きもしないようなマイナーな山ならいいんじゃないの?」という声も寄せられた。
愛知県蒲郡市で新型コロナウイルスに感染した50代男性が「ウイルスをばらまく」と知人に言い残してフィリピンパブなどを訪れた問題で、この男性が18日午後1時ごろ、県内の入院先の病院で死亡した。男性は新型コロナウイルス感染前から重い持病があったという。関係者への取材で分かった。 男性は4日に陽性が判明した後、県の自宅待機の指導に従わず、1人で同市内の居酒屋とフィリピンパブに立ち寄った。両店は店内を消毒した上で同日から営業を停止。パブ経営者の男性は13日、営業を妨害されたとして県警蒲郡署に被害届を提出、県警は業務妨害の疑いがあるとみて捜査する方針を発表していた。 パブでは30代の女性従業員が新型コロナウイルスに感染していたことも12日に判明。この男性に接客はしていなかったが、店に居合わせていたことが分かっている。男性の両親も先に新型コロナウイルスに感染していることが確認されていた。 (中日新聞)
放火事件を報じる新聞を読みながら京都アニメーション社員らを気遣う杉山卓さん、一美さん夫婦=浜松市北区で 京都アニメーションの放火事件は、世界のファンに衝撃を与え、日本のアニメ界の未来を心配する声も広がっている。同社創業者で専務の八田陽子さんの実兄で、手塚治虫を支え、創生期から日本アニメに携わってきた浜松市北区三ケ日町の杉山卓さん(82)は不安や悲しみに押しつぶされそうになりながら、「魂込めたアニメづくりをやめちゃ、だめだ」と呼び掛ける。 杉山さんは東京都出身。二十歳の時、東映動画(現東映アニメーション)に入社。原画をトレースし、セル画を描く作業に関わった。一九六三年ごろ、手塚さんに「今必要なのは、漫画よりもアニメの人材だ」と請われ、手塚さんの虫プロダクションに入り、チーフディレクターに就いた。
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