華城リチウム電池工場火災(ファソンリチウムでんちこうじょうかさい)とは、2024年6月24日に韓国京畿道華城市に位置するアリセル(朝鮮語版)のリチウム電池工場で発生した火災である[1][2]。この火災により23人が死亡、8人が負傷し、死傷者の多くは中国国籍であった[3][4][5]。 韓国は少子化にあえいでおり、製造業など一部の業種に限定して外国人による単純労働を認める「雇用許可制」を敷いていた[6]。2023年時点における外国人労働者は就業者全体の3%にあたる約92万人だった[6]。一方、劣悪な労働環境で働かされる場合も多く、「危険の外注化」(韓国紙)を懸念する声が上がっていた[6]。 発火の瞬間を映した防犯カメラのキャプチャ 2024年6月24日の韓国標準時午前10時31分頃に電池35000個以上が保管されていた電池工場の2階にあった倉庫から爆発が連続して発生した[7]。工場内に保管さ