「”おいしい”ってよく分からないですよね。だからこそ、プロが提案するものと個人の嗜好に合わせたものを混ぜあわせながら自分にピッタリでおいしいコーヒーを飲んでもらう仕組みをずっと考えていました」と、10月27日にCanvas CoffeeをリリースしたSEED TO CUPの八木俊匡氏は、それまでの自身の長年のバリスタとしての経験を踏まえて、どうやったらユーザにおいしいコーヒーを届けることができるかを考えていた。 「一般的に、コーヒーの好みをきちんと把握している人は少なく、見た目もどれも同じで可視化や言語化が難しい。高品質なコーヒーを飲む機会も少ないので、良さを体験してもらえる場が少ないのも問題でもありました」 そこで、「飲んでみなければわからないなら、飲んでおいしいを選んでもらう」という考えのもとに着想したのがCanvasCoffeeだ。 CanvasCoffeeは3000円のS