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ブックマーク / swingybrain.blogspot.com (4)

  • トレーニングと知能

    最近、ワーキングメモリーをトレーニングすると、流動性知能(fluid intelligence)と呼ばれる知能が向上する、と主張する論文が報告され話題になった。日語でもwired visionの記事などが見つかった。 結果を一般化するのはまだ早いとは思うが、おそらく今回の研究は、今後の知能・知性研究に大きなインパクトを与えそうな気がする。自分は、心理学の知能研究は全然知らないのだけども、その論文の解説記事(commentary)が最近出て非常に勉強になった。 今回は、この解説記事やウェブで見つかる情報を参考にしながらエントリーを立ててみる。 (*誤り・誤解があるかもしれないので、あればぜひ指摘してください) --- 二つの知能 知能(intelligence)は、流動性知能(fluid intelligence)と結晶性知能(crystallized intelligence)の二つに分

    takado
    takado 2010/01/23
    n-back課題
  • 意識の神経学

    最近、The Neurology of Consciousnessというが届いて、各章の要旨だけ一通り読んでみたので、ここで一度まとめてみます。 neurology(「神経学」という訳が見つかる)、wikipediaによると「神経系の疾患を扱う医学分野」とある。psychiatryなど他の分野との関係もwikipediaで説明(議論)されている。 このはneurologyというだけあって、医学書的なニュアンスも強い。 昏睡、植物状態をはじめとしたdisorders of consciousness(「意識障害」と訳すことにします)の最新研究がしっかりまとめられている点が特徴的。いわゆるlevel of consciousness(意識レベル)の研究に多くのページが割かれている。 このエントリーでは、まずこの教科書の編集者を紹介した後、全体構成と各章のアウトラインをまとめます。 (またま

  • 意識の定義は必要!?

    新着のネイチャーに面白い記事が掲載されていた。 言葉の定義そのものが論争になっているいくつかのトピックが紹介されている。 paradigm shift epigenetic complexity race tipping point stem cell significant そして consciousness (*リンクはすべてwikipedia) 意識の項目、訳がわからないといえば訳がわからないけども、Edelman、Chalmers、Koch、Gazzanigaのコメントや主張も紹介されている。 Gazzaniga先生曰く You don’t waste your time defining the thing. You just go out there and study it. 定義することに時間を浪費するな。そこからすぐに出て、研究せよ。 と。 人と議論するための最低限の定義

    takado
    takado 2008/10/25
    「定義することに時間を浪費するな。そこからすぐに出て、研究せよ」
  • 脳状態、多様性、情報コード:最近の必読論文

    個人的に必読と思った最近の論文を三つ。 覚醒中の脳状態と神経集団活動 ネイチャーのオンライン版から。スイスのPetersenグループの論文。 ネズミ(マウス)の「覚醒状態」といっても、ヒゲを活発に動かしている時と、大人しくしている時がある。バレル皮質2/3層ニューロンの膜電位の揺らぎを調べたら、その覚醒状態の違いによって、ニューロン同士が同調していたり、してなかったりすることを明らかにしている。 ヒゲを活発に動かしている時は、非同期的で、膜電位の揺らぎ方が小さくSN比が大きくなることがわかった。(ちなみに、その膜電位の揺らぎはヒゲからの感覚情報ではなく、脳の内部で生み出されているものである、という主張) この論文は技術的にも、コンセプト的にも新しく、ネットワークレベルの活動と脳状態を考える上では必読。in vivo patchもついにマルチの時代へ。。。 文献 Nature. 2008 J

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