IT技術を中心に、暮らしに役立つ情報からクラシック音楽の解説まで気軽に情報発信しています。 WEBサイトはhttp://toremoro21.world.coocan.jp/ Twitterは@toremoro21です。 最近とても素晴らしい数学啓蒙書の出版が続いているが、本書もその一つ。 シンメトリーとは「対称性」のことで、本書では物体などに潜んでいる規則について色々なエピソードが書いてある。 この対称性は、例えば回転しても同じ図形に戻ることや鏡に映っても同じ図形も戻る、といった単純なことを連想されるが、数学的にはもっと抽象的で、「群論」と呼ばれる世界の話になる。 本書は群論の歴史と群論の応用例を簡単に紹介している。といっても、本書はとても充実しており、群論をある程度知っている人でも知らないエピソードがたくさん含まれている。数学、情報、物理、化学などを専攻して群論を相当知っている人も、わ
(ブックリスト各分野へのリンク) 数学 物理学 化学 生物学 医学 人類学 心理学 経済学 政治学 社会学 宗教学 歴史学 哲学 芸術 演劇 文学 音楽 法学 教育 アラビア語・サンスクリット語 古代ギリシア語、ラテン語 はてなブックマークで「そんなもの読むくらいなら洋書読め」と具体的な書名付きで再三にわたりコメントをいただいているmaido99さんに敬意を表して、こんなエントリーをおったててみた。 このエントリーの成否は、「英語?めんどくせー」という人に、洋書で学ぶことのメリットの大きさを示し、対してデメリットが取るに足りないものであることを説得できるかどうかにかかっている。 そういう人の面倒をみたい訳でも、またみなきゃならない訳でもないが、清水幾太郎が珍しく良いことを言ったように、文章と言うものは、自分が「あたかも~であるかのように」書くことで、書きたいことの優先順位が決まり整序がつく
積読・読書途中の本に関する雑感や、オンライン上の面白コンテンツ、そして世の中の不合理に対する暴言を脊髄反射的に記す。 yutakashino (柏野 雄太) another weblog: kashino.exblog.jp Archive Amazon.co.jp: 非線形な世界: 大野 克嗣 http://www.amazon.co.jp/dp/413063352X 理論統計力学の第一人者であるイリノイ大学の大野克嗣さんの新著である。 単純にこれ面白い。 たしかに、計算論だとかOdlyzkoのRiemannζの非自明の零点の分布の数値計算だとか哲学だとか文学などが、各章の脚注や課題にちりばめてあって、そんなの一言じゃ説明しきれんだろ、なぜそれらを一々言及する必要があるのだ的な衒学臭にまみれているといえば、そういえる(そして、Odlyzkoの業績への言及は、言及されている前後の文脈を見て
字面だけ見ると 「ラブひな !」 に響きが似てますが,超数学 (メタマセマティクス) のことです (ギャグがいちいち古い管理人) メタマス! - オメガをめぐる数学の冒険 (via 最上の日々 10月22日(月) ▼ チャイティンの「 メタマス 」(白洋社)を読んでいるところ。) ちなみに,現在わたしは風邪で寝込んでいて,寝床でちょっと読んでました.昨日も寝込んでたので,たまたま普段はみないテレビの NHK スペシャル,100年の難問はなぜ解けたのか〜天才数学者 失踪の謎〜 を見て,数学熱が再燃したというのもあります. よりによってこんな変な時間に目が覚めてしまい,眠れなくなってしまったので,非常にぽわーんとした頭でこれを書いてます.日本語がおかしいかもしれない. まだ本論 (本全体 300 ページ中,200 ページぐらい.残りは作者の論文が付録として 2 つ付いてる) の半分ぐらいしか読
A MOOC on convex optimization, CVX101, was run from 1/21/14 to 3/14/14. If you register for it, you can access all the course materials. More material can be found at the web sites for EE364A (Stanford) or EE236B (UCLA), and our own web pages. Source code for almost all examples and figures in part 2 of the book is available in CVX (in the examples directory), in CVXOPT (in the book examples direc
ペレルマンのことを書いたついでに、去年の本だがおもしろいので紹介しておこう。この種の本としては、傑作『フェルマーの最終定理』が文庫になったのでおすすめするが、本書もそれに劣らずよく書けている。 テーマになっているポアンカレ予想は、本書によれば「3次元物体にかけた輪ゴムを一点に縮めることができるのは(トポロジカルな意味の)球面だけだ」という、子供の遊びみたいな命題だ。しかも、これは4次元以上では証明されたのに、3次元(といっても多様体だから普通の球体ではない)だけが残されていた。それをウェブサイトに投げたドラフトで証明してしまったのがペレルマンである。 一般の読者には、彼の証明までの20世紀のトポロジーの歴史がやさしく解説されているのが便利だ。その証明の内容もていねいに説明されているが、さっぱりわからない(一般人が理解するのは無理)。しかし、これによって「トポロジーを研究する数学者の仕事
天才数学者が犯罪者を追い詰める。 アメリカのドラマ「NUMB3RS」の話だけれど、実際の事件をベースにしている。科学捜査官ならぬ数学捜査官。そのエピソードを糸口にして、元ネタとなっている様々な数学概念を解説するのが本書。サスペンスのドキドキ感と数学のエウレカ!を楽しみながら読む。 まず、ロサンゼルスの連続殺人鬼。若い女を次々と強姦殺人した現場が、街路図に×印で記されている。捜査は行き詰っており、手がかりはない。次はどこで、誰なのか――? この事件を解決する数学の発想がスゴい。わたしなら、「×群の真ん中あたり」しか思いつかないが、この天才数学者は試行錯誤の結果、次の数式を書く。 もちろんわたしにゃチンプンカンプンだった――が、本書ではその肝を解説してくれるので安心して(そしてわたしに訊かないように!)。 これは、連続殺人犯の自宅を絞り込むための式だそうな。犯人は尻尾をつかませないよう、ランダ
Welcome to the website for the book Support Vector Machines. This is the first comprehensive introduction to Support Vector Machines (SVMs), a new generation learning system based on recent advances in statistical learning theory. SVMs deliver state-of-the-art performance in real-world applications such as text categorisation, hand-written character recognition, image classification, biosequences
_ いまさらTDDを見直す いまさら「フェルマーの最終定理 (新潮文庫) 著:Simon Singh 訳:青木 薫」を読んだ*1。この本はすごくいい。 この本が指し示していることのひとつは、皆、汗かいて土木作業してたってことだ。ピタゴラス、ユークリッド、…、オイラー、ガウス、…、ソフィー・ジェルマン、…、志村=谷山…。 綺麗な命題/予想を産み出した彼/彼女らは、手を動かす計算をむちゃくちゃな量やってる。 型理論によれば、型は命題で、実装は証明にそれぞれ対応する。そして、テストは、実装の仕様記述の一部に対応する。具体例を計算することはテストすることだ、と言える。 つまり、XPとかTDDとか誰かが言い始めた2000年前から、数学家はひたすらテストファーストだったってこと。証明/予想を言い終えた後は、テストの結果は焼いて捨てたから残っていない。 反論もありそうなことを敢えて言うが、私自身、テスト
FXT: a library of algorithms Here you find the FXT library the fxtbook: "Matters Computational" (was: "Algorithms for Programmers") the amorphous FFT bucket moved to the fftpage The FXT library Download the latest FXT version: fxt-2024.03.14.tar.gz (approx. 1600kB), distributed under the GPL. FXT is a library of low-level algorithms. Its main focus is on bit-manipulations, combinatorial generation
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