宇治田原町山中、幻の交通取締り。 交通取り締まり検問は、違反が多く見受けられる道路なんかで行われますよね。 しかし時々「まさかあんな所で取り締まっているとは」といった話は耳にしませんか? 今回はひと昔前、京都南の山奥・宇治田原町で多くの人が体験して、小さな範囲でちょっとした都市伝説になったその怖い話を綴ってみます。 宇治田原町山中、幻の交通取締り。 1.深夜の峠道に現れた警察官 2.奇妙な警察官の検問 3.暗闇の恐怖 4.奇怪な声の主 5.京都の警察、宇治田原町の記録 1.深夜の峠道に現れた警察官 真冬の早朝5時前。 その日、夜勤を終えた彼は車で自宅に向かっていました。 真冬とあって、この時間でもまだ空は真っ暗です。 職場から彼の家までに、京都南部の長い峠道があります。 携帯電話の電波も届かないような峠で、街灯すらありませんので 普段は車のヘッドライトだけを頼りに、慎重に運転します。 しか