ようやく「舞姫」はまとめになります。もしかしたら、長くなるかもしれませんが、「恨み」と相沢を憎む心、出発点としての「舞姫」から鴎外の遺書、そして漱石の生き方と作品とを対照させてまとめます。 前回、「舞姫」が帰る前提の物語だというところまで書きました。そこから相沢を憎む心の正体に迫ります。そして、そういう出発点から森鴎外の小説家の人生が始まり、それとは対照的な漱石の人生と、そして「こころ」をもとにして、近代という時代を考えて見たいと思います。 豊太郎を無理矢理帰らせるために、豊太郎が失ったものとは?相沢を「憎む心」とは何か? 現代の私たちは「家」や「国」を背負っているのか? 「こころ」の先生とKは何を背負っていたのか? 出発点としての「舞姫」~家長としての鴎外の遺書 到達点としての「こころ」~捨てられた漱石の最期 「近代」と「個人」をどう見るのか? 豊太郎を無理矢理帰らせるために、豊太郎が失
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