一息でどれだけ長く泳げるか、深く潜れるかなどを競う「フリーダイビング」。奈良県生駒市出身の三野(みつの)夏実さん(27)が日本代表選手に選ばれ、6月23日からセルビアで開かれる世界選手権に出場する。実は昨秋まで泳げなかった「かなづち」。東京で看護師として働く傍ら練習を重ね、世界の舞台に挑戦する。 日本フリーダイビング協会によると、国内競技人口は200人ほど。三野さんが出場するのはダイナミック・ウィズ・フィン部門。両足に一つのフィン(ひれ)をつけてプールに潜り、一息でいかに長い距離を泳げるかを競う。 三野さんが始めたきっかけは、沖縄・石垣島の友人が撮った一枚の海の写真だ。「こんなきれいな海で泳げたら楽しいだろうな」。昨年7月、「イルカと一緒に泳ぎたい」と千葉県浦安市のダイビングスクールに通い始めた。 それまで「水が怖くて」泳げなかった三野さん。水に顔をつける練習から始めた。フリーダイビングの
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