著: 髙木晴香 「今日はありがとう!徳島、めっちゃ良いところやん!また来たい!」 Uターンして1年。最近、仕事で出会った人や県外に住む友人に徳島を案内することが増えた。喜んでくれた様子で帰る後ろ姿を、見送りながらニンマリする私。 「徳島って、あんまり知られてないけどめっちゃ最高なんだよなー。もっとみんな来たら良いのに!もったいないー!」と思いながら帰路につく。 24歳の私がこんなことを考えていると知ったら、18歳の私は膝から崩れ落ちているだろう。あの頃の私は、刺激や情報、チャンスに恵まれた都会から取り残されているような気持ちにさせられる地元に対して、「早くここから出たい」としか思っていなかったから。 そんな自分がいたことが信じられないくらい、今は徳島での生活を気に入っている。帰ってきてから、地元をどんどん好きになっている。どうして徳島をこんなに好きになれたのか、私はどこを気に入っているのか