ぼくらの足元に広がる未知なる空間 「深海」について、 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の 藤倉克則さんと江口暢久さんに、 あれやこれやと、うかがってきました。 藤倉さんは、有人潜水調査船 「しんかい6500」などで、 40回以上、深海へ潜っている研究者。 江口さんは、世界最大の 地球深部探査船「ちきゅう」に乗って、 海底を何千メートルも掘っている人。 光なき世界、奇妙な住人、生命の起源。 巨大地震の震源も、多くは、そこに。 真っ暗闇で、ぶきみだけど、 知的好奇心をかき立ててやまない世界。 全5回でおとどけします。 担当は「ほぼ日」奥野です。どうぞ。 ── 昨年、国立科学博物館で開催された 特別展「深海2017」に行ったんですが、 ものすごい人の数で、 正直、先に進むのも大変なほどでした。 藤倉 あれ、さすがに混みすぎてましたよね。 反省してます。 ── いえいえ、 みんな「深海」に興味津