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ブックマーク / book.asahi.com (32)

  • コラム別に読む : だから日本はズレている [著]古市憲寿 - 斎藤環(精神科医) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■おじさんのズレたしなめる 著者は『絶望の国の幸福な若者たち』(講談社)で、惨めな弱者に成り果てたと思われていた現代の若者が、実は過去40年で最も生活満足度が高い若者でもあったというデータを紹介して話題となった。人が弱冠20代ということもあって、当事者性のある若者論の語り手として人気がある。 書で古市は、そんな「若者」の立場から、日の「おじさん」のズレ方を目の細かいヤスリのような皮肉でたしなめる。「クールジャパン推進会議」やスマホ家電のズレ具合に突っ込みまくる章などは実に痛快だ。溜飲(りゅういん)を下げたい若い世代と他人事のように説教されたい「おじさん」世代のニーズに、書はみごとに答えている。 「社会学者としては掘り下げが甘い」「ズレた原因の解明がない」「朝井リョウへの謎のこだわりがうざい」などの不満もあろうが、エッセイ集として読めば新鮮な視点も多い。女子力の高い文体は親しみやすく

    コラム別に読む : だから日本はズレている [著]古市憲寿 - 斎藤環(精神科医) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    takanofumio
    takanofumio 2014/06/19
    “不満もあろうが、エッセイ集として読めば新鮮な視点も多い” あはは、ひでーw
  • http://book.asahi.com/ebook/master/2013121900002.html

    http://book.asahi.com/ebook/master/2013121900002.html
    takanofumio
    takanofumio 2013/12/20
    「妖怪どっちもどっち」がなんか話を小難しく誤魔化そうとしているなあ、としか。
  • asahi.com(朝日新聞社):〈本の舞台裏〉お客知る力は日本一 - 出版ニュース - BOOK

    の舞台裏〉お客知る力は日一2011年7月13日二村知子さん 開催中の東京国際ブックフェアで8日、「お客様を知る力は日一!の書店員 1500人の趣向を把握し、販売につなげる接客とは?」と題するセミナーがあった。講師は、大阪市中央区にある隆祥館書店の営業部長の二村知子さん。部長といっても、社員3人とアルバイトで営む小さな屋の書店員だ。 シンクロナイズドスイミングの元日本代表。父が創業した隆祥館書店で仕事を始めたのは16年前だった。コンビニに押され、売り上げが下がり始めた時期。「たった15坪のうちに来てくださるお客様を大切にしよう」と決めた。 お客がどんな書籍や雑誌を買ったかを記憶した。雑誌なら再来店の際に、その最新号を薦めた。お客が好みそうな書籍を取り寄せ、さりげなく紹介した。86歳の男性常連客に「あんたが探してくるはいつも的を射ている」と言われる。1日に来店する200人から250

    takanofumio
    takanofumio 2012/10/06
    (んー…たぶん家賃の必要ないお店なんだろうなあ…)
  • 東浩紀「一般意志2.0」書評 政治の未来図を描き出す想像力|好書好日

    一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル (講談社文庫) 著者:東 浩紀 出版社:講談社 ジャンル:一般 一般意志2.0―ルソー、フロイト、グーグル [著]東浩紀 東浩紀、待望の新刊である。単著としては実に二年ぶり、思想を語るとしては四年ぶりだ。 書の主張は実にシンプルだ。要するに未来の民主主義はツイッターやニコニコ生放送(いずれもインターネット上のサービス)のようになり、政府はグーグルのような存在になる、と。それは一つの「夢」として語られる。 キーワードは「一般意志」。フランスの思想家ジャンジャック・ルソーの創出した奇妙な概念だ。ナショナリズムやファシズムにも親和性が高いこの概念は、世論のような「全体意志」とは決定的に異なる。それは人間ではなくモノの秩序に従い、コミュニケーションではなく数学の秩序に属する。 決して分かりやすいとは言えないこの概念を、東はアクロバティックな剛腕をふる

    東浩紀「一般意志2.0」書評 政治の未来図を描き出す想像力|好書好日
    takanofumio
    takanofumio 2011/12/26
    斎藤環って、大人だなァ
  • asahi.com(朝日新聞社):『俺俺』で大江賞受賞 星野智幸に聞く - ひと・流行・話題 - BOOK

    『俺俺』で大江賞受賞 星野智幸に聞く2011年5月10日「若い世代は実は政治に敏感。4月の統一地方選も不気味な沈黙に思える」と話す星野智幸著者:星野 智幸  出版社:新潮社 価格:¥ 1,680 星野智幸の小説『俺俺』(新潮社)が第5回大江健三郎賞に選ばれた。「俺」が他人になりすましオレオレ詐欺をはたらいたことがきっかけで、周りの人々が全員「俺」になって殺し合う物語は、奇想でありながら現代社会の貧困な精神構造を切実にとらえている 小説を書き終えた後に星野は、東京・秋葉原の無差別殺傷事件の裁判傍聴記を読んだ。「インターネットの掲示板に被告になりすました偽者が登場したことで、居場所が失われ、自分以外は敵だと思うようになったという動機に驚いた。『俺』が増殖し、『俺』同士が殺し合うのは『俺俺』そっくり。若い人たちを取り巻く現実がすでにディストピア的状況なのだと思う」 新聞記者の経験があり、社会的な

  • asahi.com(朝日新聞社):画家・安野光雅さん〈1〉 日本国が失った二人 - on reading 本を開けば - BOOK

    画家・安野光雅さん〈1〉 日国が失った二人[掲載]2010年9月5日「黙阿弥オペラ」上演中の東京・新宿の紀伊国屋サザンシアターで(現在は大阪公演中)=郭允撮影 東北線一ノ関駅あたりで列車が急停車し、突如「吉里吉里人(ちりちりづん)」が乗り込んできて乗客を外国人として扱い、旅券を見せろと言う。吉里吉里国は独立したと宣言するのだ。 「俺達(おらだつ)が独立(どぐりじ)を踏み切(ぎ)ったなぁ、日国(ぬほんのくに)さ愛想(あえそ)もこそも尽ぎ果(はん)でだがらだっちゃ」 井上ひさし『吉里吉里人』が出たのは30年近く前だが、そのの装丁をするために、わたしは出版社から雑誌連載の分厚い束を持たされて外国をめぐり、先々で読んだ。 独立の理由を共通語で要約すると、「減反しろ、広域営農団地を作れ、村有林を伐(き)れ、隣の町と合併しろ、上流の工場排水のために川水が少し濁っても我慢しろ」などと「国益のため

    takanofumio
    takanofumio 2010/09/09
    ↓記者?
  • asahi.com(朝日新聞社):マーク・トウェイン自伝、一世紀の封印解かれ今秋刊行 - 出版ニュース - BOOK

    マーク・トウェイン自伝、一世紀の封印解かれ今秋刊行2010年5月26日 【ロサンゼルス=堀内隆】「トム・ソーヤーの冒険」などで知られる米国を代表する作家、マーク・トウェイン(1835〜1910)が生前に残していた自伝が今年11月から刊行されることになった。出版元の米カリフォルニア大出版会が発表した。「少なくとも死後100年は世に出さぬよう」という人の遺志を守り、5千ページにわたる手稿が同大バークリー校で大事に保管されてきた。 出版会によると、トウェインは死の4年前にあたる1906年から、自分の生涯を記録する作業を始めた。死後100年間の公開を拒んだ理由に定説はなく、英インディペンデント紙(電子版)によると、研究者の間には「宗教や政治についての考えを自由に語るため」「公開が100年後なら、友人の悪口を書いても気がとがめないから」などの説があるという。 もっとも、手稿が一度も日の目を見なかっ

    takanofumio
    takanofumio 2010/05/27
    おもしろい人だなー
  • asahi.com(朝日新聞社):1Q84 BOOK 1・2 [著]村上春樹 - 書評 - BOOK

    1Q84 BOOK 1・2 [著]村上春樹[掲載]2009年6月7日[評者]鴻巣友季子(翻訳家)■「根源悪」を追究 何かが変わった なにか吹っ切れた感じがする。あのとき感じた「意志」は実践されたのだ――7年ぶりの新作長編を読みだしてすぐにそう思った。前作の中編『アフターダーク』には、深い森から踏みだす決意のような、飛び立つ直前の構えにも似た気配が漂っていた。『1Q84』には、新しい村上春樹がいる。読者は「何かが変わった」と感じるだろう。その一方、やはり村上ワールドは不変とも思うだろう。 オウム真理教の問題に向きあい、90年代に2冊のノンフィクションを書いた作者が、事件から14年を経てカルト教団を素材に小説を発表した。舞台はイラン・イラク戦争が続くバブル以前の1984年。予備校講師をしながら小説家を目指す「天吾」と、スポーツジムに勤めながら非道な男たちの殺しを請け負う女性「青豆」2人の視点で

    takanofumio
    takanofumio 2009/06/09
    鴻巣友季子さんずいぶん入れ込んでるなあ
  • asahi.com(朝日新聞社):ライ麦畑「続編はダメ」 サリンジャー氏、差し止め要求 - 出版ニュース - BOOK

    ライ麦畑「続編はダメ」 サリンジャー氏、差し止め要求2009年6月2日 【ニューヨーク=ロイターES時事】米小説家J・D・サリンジャー氏(90)は1日、自身の小説「ライ麦畑でつかまえて」(51年)の続編と銘打った作品の出版差し止めを求め、作者と出版社をニューヨークの連邦地裁に提訴した。 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コムによると、作品は「60年後 ライ麦畑を通り抜け」と題され、スウェーデンの出版社から9月に発売される予定。作者は「J・D・カリフォルニア」と名乗っている。 訴状では、サリンジャー氏が「知的財産を被告に使わせるつもりはない」とし、「続編はパロディーでも批評でも批判でもない」と訴えている。

    takanofumio
    takanofumio 2009/06/02
    「60年後」て asin:9185869546 <これ?
  • asahi.com(朝日新聞社):朝日ジャーナル「怒りの復活」 創刊50年、単発で - 出版ニュース - BOOK

    朝日ジャーナル「怒りの復活」 創刊50年、単発で2009年4月11日 60〜70年代に人気を博した週刊誌「朝日ジャーナル」が14日(一部地域を除く)、週刊朝日緊急増刊として単発で復刊、発売される。92年に休刊したが、今年が創刊50周年にあたるのを記念した。 朝日ジャーナルは、「報道・解説・評論」を3柱に、59年創刊。60年安保や全共闘運動を背景に、「右手にジャーナル、左手にパンチ(マガジン)」と言われるほど支持を集めた。故筑紫哲也氏が編集長を務めた80年代には「若者たちの神々」や「新人類の旗手たち」で各界の新鋭を紹介した。 「怒りの復活」と銘打たれた復刊号は、格差や貧困に象徴される、日型社会システムの破綻(はたん)をテーマに、評論家の柄谷行人氏や作家の高村薫氏、ジャーナリストの斎藤貴男氏が論考を寄せる。 また、「新人類の旗手たち」に登場した秋元康、辻元清美、中森明夫の3氏が「同窓会」と

    takanofumio
    takanofumio 2009/04/12
    なんだかなー
  • asahi.com(朝日新聞社):「何でもあり」の新書ブーム、市場沸騰 書店棚ぎっしり - 出版ニュース - BOOK

    「何でもあり」の新書ブーム、市場沸騰 書店棚ぎっしり2009年3月12日書店に積まれる新書の新刊=東京・池袋のジュンク堂書店池袋店 屋を歩けば嫌でも目につく新書の山。点数は膨大で、内容もルポものや歴史、経済からタレントまで、フィクション以外なら何でもあり、の状態だ。どれを読めばいいか迷う読者向けに「最強の新書はこれだ!」を売り文句にしたガイドまで登場した。「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」とも言われるブームだが、出版不況の象徴という厳しい見方もある。(竹端直樹) ■新規参入 書店棚ぎっしり 「いま最も読むべき46冊が決定」と銘打った『新書大賞2009』が10日、「中央公論」別冊として発売された。「新書に造詣(ぞうけい)の深い書店員と新書編集部計60人」による投票を実施。1500点以上の中から『ルポ 貧困大国アメリカ』(堤未果、岩波新書)が大賞に選ばれた。 担当編集者の田中正敏さ

    takanofumio
    takanofumio 2009/03/12
    ちくま・文春と新潮いっしょにしちゃいかんだろう
  • asahi.com(朝日新聞社):中国の学生には「ノルウェイの森」人気 村上作品に共感 - 出版ニュース - BOOK

    中国の学生には「ノルウェイの森」人気 村上作品に共感2009年3月12日王海藍さん 筑波大大学院の図書館情報メディア研究科で学ぶ中国人留学生の王海藍(ワン・ハイラン)さんが、中国各地で約3000人の学生を対象に村上春樹作品の読書体験を調査した。村上作品を読んだことがある学生は6割近い。また、その9割が読んだ作品として『ノルウェイの森』を挙げており、圧倒的に人気があった。村上作品の印象としては「孤独と喪失感」を挙げる回答が多かった。 王さんは08年5月から1カ月間、北京や長沙、西安、内モンゴルの包頭など11都市の大学22校を回り、アンケートをとった。有効回答者2618人のうち、2365人(90%)が村上さんの名前を知っており、1475人(56%)が作品を読んでいた。05年にも中国の大学5校で学生346人から、それぞれ92%と66%という数字を得ている。 今回の調査では、『ノルウェイの森』を読

    takanofumio
    takanofumio 2009/03/12
    >中国語訳は現在、中国本土で21種類の版< びっくり。
  • asahi.com(朝日新聞社):村上春樹さんがエルサレムに行った理由 誌上で告白 - 出版ニュース - BOOK

    村上春樹さんがエルサレムに行った理由 誌上で告白2009年3月9日村上春樹さん 2月15日に開かれたエルサレム賞授賞式のスピーチで、イスラエルのガザ攻撃を批判して話題になった作家村上春樹さん(60)のインタビュー「僕はなぜエルサレムに行ったのか」が、受賞スピーチ「壁と卵」(全文)とともに、10日発売の「文芸春秋」4月号に掲載される。昨年11月の授賞の打診、発表前のガザ攻撃で悩んだ経過やペレス大統領の表情、スピーチで明かした昨年90歳で亡くなった父親の戦争体験などを率直に話している。 村上さんは、国ではなくブックフェアの賞であることや、過去の受賞者のパレスチナ政策批判スピーチも内容が公開されていることから、授賞式で話すという「ポジティブなメッセージ」を選んだ。 授賞式にはペレス大統領も出席。式の前に「僕は14年前に『ノルウェイの森』を読んだ」と言われた。しかし、「スピーチの途中から最前列に座

    takanofumio
    takanofumio 2009/03/09
    こういうネタをきちんと拾うのは新潮でも講談社でもなくやっぱり文春なんだなあと感心/↓よくわからん。なんで反省せにゃならんの?
  • asahi.com(朝日新聞社):「マンガ大賞」候補7作決まる 手塚治虫文化賞 - ひと・流行・話題 - BOOK

    「マンガ大賞」候補7作決まる 手塚治虫文化賞2009年3月5日 第13回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の「マンガ大賞」の候補作が決まった。08年に刊行された単行(シリーズ作品も含む)の中から、専門家や書店に候補作品を募り、社外選考委員の投票で上位7作品を選んだ。候補は次の通り(敬称略、作品名は50音順)。 『海街diary』吉田秋生、小学館▽『駅から5分』くらもちふさこ、集英社▽『大奥』よしながふみ、白泉社▽『海獣の子供』五十嵐大介、小学館▽『劇画漂流』辰巳ヨシヒロ、青林工藝舎▽『聖☆おにいさん』中村光、講談社▽『マエストロ』さそうあきら、双葉社。 社外選考委員は、評論家印口崇、評論家呉智英、マンガ家・京都精華大学マンガ学部長竹宮恵子、学習院大学教授中条省平、マンガ家永井豪、評論家・明治大学准教授藤由香里、作家三浦しをん、評論家村上知彦の各氏。 マンガ大賞は、手塚作品に通底するヒュー

  • asahi.com(朝日新聞社):ギャル台頭、「Cawaii!」休刊 主婦の友社 - 出版ニュース - BOOK

    ギャル台頭、「Cawaii!」休刊 主婦の友社2009年2月13日 主婦の友社が発行するティーンズ向け女性誌「Cawaii!(カワイイ!)」が、5月1日発売の6月号で休刊することがわかった。日雑誌協会によると、発行部数は11万5775部(08年9月30日までの1年間の平均)。 同誌は96年3月創刊で、一般の女子高校生がモデルとして登場する読者参加型雑誌の先駆けだった。だが「ギャル」の間でより先鋭的で派手なファッションへの志向が強まったこともあって近年は伸び悩み、今回、市場の拡大は困難だと判断したという。

    takanofumio
    takanofumio 2009/02/13
    >「ギャル」の間で<て…/「S cawaii!」はどうなんざんしょ
  • asahi.com(朝日新聞社):雑誌不況、新創刊で勝負 新しい市場どこに - ひと・流行・話題 - BOOK

    雑誌不況、新創刊で勝負 新しい市場どこに2008年11月1日 老舗(しにせ)の看板雑誌も含めた休刊ラッシュが続く出版業界。そのなかで、新しい雑誌を出す動きも出始めている。逆風をついて新媒体に挑戦するのはなぜか。雑誌の現場でいま何が起きているのか。 10月1日、東京・内幸町の帝国ホテルで、幻冬舎の新女性誌「GINGER(ジンジャー)」(来年3月創刊)の発表会が開かれた。壇上に立った見城徹社長は「今回の創刊は大勝負。逆風が吹いているが、それをついて出ていくのが幻冬舎らしい!」とぶち上げた。 今年の夏以降、出版社の屋台骨を支えた雑誌の休刊が発表されるたびに、業界に衝撃が走った。休刊の連鎖は今も続き、今週は「読売ウイークリー」「マミイ」の休刊が発表された。 大手出版社はなかなか反転攻勢できない。「ロードショー」や「PLAYBOY日版」の休刊を発表した集英社は「既存誌を読者目線で見直すのが一番の重

    takanofumio
    takanofumio 2008/11/10
    年寄りと富裕層(笑)向けばっかり。
  • asahi.com(朝日新聞社):新装「Hanako」が好調 - ひと・流行・話題 - BOOK

    新装「Hanako」が好調2008年11月2日 リニューアルしたマガジンハウスの情報誌「Hanako(ハナコ)」が好調だ。出版業界では「雑誌のリニューアルは成功しない」とよく言われるが、新装1号「東京カフェ案内」(7月24日発売号)は9万3千部を売り、7千部増刷した。「横浜案内」(同8月28日)、「銀座案内」(同9月25日)も各9千部、5千部を刷り増した。 創刊はバブル期の88年。「首都圏に住む27歳のOL」をターゲットに部数は35万部(公称)に達し、ファッションやグルメに敏感な「Hanako族」を生んだ。しかしメディアの多様化で、最近は「8万部から下り坂」(同社雑誌営業部)だった。 今春編集長になった北脇朝子さん(41)は6年のOL、ライター生活を経て入社。以来「Hanako WEST」(90年創刊)一筋だったが、関西はネットの普及で情報誌の苦戦が早く始まり、よく「ネットに襲われる夢を見

  • asahi.com(朝日新聞社):読売ウイークリー、12月1日発売号で休刊 - 出版ニュース - BOOK

    読売ウイークリー、12月1日発売号で休刊2008年10月29日 読売新聞社は29日、総合週刊誌「読売ウイークリー」の休刊を発表した。12月1日発売号が最後になる。 1943年の創刊で、65年の歴史がある。「月刊読売」として創刊、52年に週刊誌「週刊読売」、00年に「Yomiuri Weekly」となり、05年に「読売ウイークリー」と名称を変えた。 読売新聞東京社広報部によると、00年に約40万部を発行したことがあるが、今年は毎号10万500部の発行だった。「最近の週刊誌市場の縮小傾向や、メディアの多様化が進む中で、休刊を決めた」という。 雑誌に詳しいライターの永江朗さんは「読者減、広告収入減、紙代を中心としたコスト増のトリプルパンチが効いている。週刊誌は10万部がボーダーライン。読者層を明確にし、大胆に変わらないと生き残れないだろう」と話す。 小学館も29日、幼児向け月刊誌「マミイ」の休

  • asahi.com(朝日新聞社):ケータイ小説は現代の陰画か - 書評 - BOOK

    ケータイ小説は現代の陰画か[掲載]2008年8月17日[評者]石原千秋(早稲田大学教授)■夏の読書特集 新書を読もう! 一時はアメリカの「ニューヨーク・タイムズ」や全国ネットの「CBS」までが特集を組んだ日のケータイ小説ブームもいまは盛りを過ぎたようだが、それだけにその特徴がはっきり見えてきた。 田透は「売春、レイプ、妊娠、薬物、不治の病、自殺、真実の愛」がケータイ小説に必須のアイテムだとしている(『なぜケータイ小説は売れるのか』ソフトバンク新書)。これを踏まえて私は、ケータイ小説には物語を「リアル」に見せて、「大人」には届かないループを形成する仕掛けがあり、「少女=きれい/大人=汚い」の二項対立の構造や男性優位のホモソーシャル構造などによって構成された、性を記号として書くポスト=ポスト・モダン小説だと分析した(『ケータイ小説は文学か』)。 菅聡子編『〈少女小説〉ワンダーランド』は、明

  • asahi.com(朝日新聞社):「返品自由」か「責任販売」か 小学館、書店に選択肢 - ひと・流行・話題 - BOOK

    「返品自由」か「責任販売」か 小学館、書店に選択肢2008年7月16日 書籍の4割が読者の手に届かずに返品される――。そんな出版流通の現状を改めようと、小学館が今秋、ある試みをする。同社の書籍を販売する書店が、取引条件を選べるようにするのだ。それは(1)買い切りが原則で販売額の35%の粗利益が得られる(2)返品は自由だが利益は2割程度、の二つ。同じについて複数の取引条件を設けるのは業界初の試みだ。 出版業界では、出版社が価格を拘束する再販制度がある代わりに、書店に返品を認める「委託制度」が一般的。だが、返品が自由なために、4割もの返品率が恒常化し、出版不況の主因となっていた。 返品なしの買い切りにする代わりに高い粗利益を保証する「責任販売制」の試みも一部にあるが、経営が苦しい書店にはリスクが大きく、広がっていない。 そこで小学館は「返品自由」か「責任販売」か、書店が選べるようにする。技術

    takanofumio
    takanofumio 2008/07/16
    「ホームメディカ」って返品できたっけかなあ