Washington PostはワシントンDCの地方紙ではあるが、全米、いや全世界に読者を持つ新聞だ。同紙は2013年にAmazonのJeff Bezos CEO(最高経営責任者)に2億5000万ドルで買収された。この買収はAmazonが企業として行ったものではなく、あくまでもBezos氏個人によるもの。彼は古いことばで表現すれば「新聞王」になったのである。 新聞ビジネスが苦境にあえいでいるというのは、ニュースとしても聞き飽きた感があるが、他でもないJeff Bezos氏が買収したとあって、誰も考えつかないびっくり級の奥の手が出てくるのではないかと期待されていた。それが、このAmazon会員への無料サービスということになる。 この無料サービスは6カ月間の期間限定で、6カ月経てば月額3.99ドルの有料モデルになる。たとえ有料でも、Washington Postの現在のデジタル版購読料は月額9
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