ITベンチャーのJCN研究所は4日、ボタンひとつですべての文字が入力できるキーボード「KEY(キー)」を発表した。会場では「タイプライター以来の文字入力革命」をうたうキーを使った実演も行われた。 直径約15センチのボタンが1つしかないシンプルな構造が特徴。圧力を1024段階で検出する内蔵センサーがボタンを叩く強さを感知し、その微妙な違いによってさまざまな文字や記号を出力する仕組みを備える。 入力は圧力の弱い方からアルファベット順に配置してあり、最も弱い力で叩くと「A」が、さらに少しずつ力を加えていくにつれてB、C、D……と出力されていく。ピリオドや句読点などの記号はアルファベットの後に並んでいるため、文章を区切るためにはさらに強くボタンを叩く必要がある。最も弱いAだと軽く拳でタップする程度だが、最後の句点(。)を打つ場合は、屋根瓦3枚割る程度の力が必要になる。 発表会でJCNのテルミン会長