岡本隆司(おかもと・たかし) 京都府立大学文学部准教授。1965年京都市生まれ。神戸大学大学院文学研究科修士課程修了、京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学、博士(文学)。専門は近代アジア史。多言語の史料を駆使した精緻な考証で、現代の問題にもつながる新たな歴史像を解き明かす。主な著書に『近代中国と海関』(名古屋大学出版会、1999年、大平正芳記念賞受賞)、『属国と自主のあいだ』(名古屋大学出版会、2004年、サントリー学芸賞受賞)、『世界のなかの日清韓関係史』(講談社選書メチエ、2008年)、『中国「反日」の源流』(講談社選書メチエ、2011年)、『李鴻章』(岩波新書、2011年)、『ラザフォード・オルコック』(ウェッジ選書、2012年)、『近代中国史』(ちくま新書、近刊)などがある。(撮影:佐藤久) 前回は、20世紀の100年の間、中国人と韓国人は、華夷意識という理念と、強力な
(2011年6月6日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 靴磨きの少年から株式投資のヒントを聞くようになったら、株は売り時だということは誰もが知っている。だが、北京のタクシー運転手から老後の蓄えをどのアパートに投資すべきか聞かされるようになったらどうだろうか? 中国の不動産市場(よく知られている通り、ヘッジファンド投資家のジェームズ・チャノス氏が「ドバイの1000倍、もしくはそれ以上ひどい」と呼んだ市場)が巨大なバブルか否かを判断することは、恐らく今、世界で最も重要な問題の1つだろう。 中国の不動産市場は巨大なバブルか否か? 中国の経済成長が住宅建設に極端に依存しているだけではなく、今では多くの経済国、中でもブラジルやオーストラリアといったコモディティー(商品)輸出国の運命も世界第2位の経済大国である中国からの需要にかかっている。 地政学の観点からも中国の不動産市場は重要だ。 住宅建設は中国
中国政府が都市部に保有していた住宅の大半を民間に開放すると1998年に決断するまで、大半の中国国民はマイホームを持つことなど夢にも思わなかった。 政府の統計によれば、今では都市部の持ち家率は89%に達している(ただ、この数字は怪しいと見る向きも多い)。 そして、中国の不動産は世界経済全体の状態にとって最も重要なセクターになっているとアナリストらは指摘している。 「不動産と住宅建設は(中国)本土全体の成長モデルの隅々に浸透している」。スイスの金融大手UBSのエコノミスト、ジョナサン・アンダーソン氏はこう話す。 コモディティー需要や中国の対外黒字を左右する不動産・住宅建設 「不動産と住宅建設は、コモディティー(商品)需要の最も重要な決定因子になっており、中国の対外黒字幅の変動にも非常に大きな影響を及ぼしている。さらに言えば、家計のバランスシートや貯蓄、投資を正確に理解するための重要なカギにもな
(2011年5月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 中国西部の重慶市にある世界最大のノートパソコン受託生産会社、広達電脳(クアンタ)の工場では今週、大型トラックが宏碁電脳(エイサー)のパソコンを数千台運び出す。消費者の目には見えないが、今回の出荷によって、世界のパソコン生産・物流分野では十数年ぶりの激変の時代が始まる。 上海近郊と、香港との境界線に隣接する地域にある既存の輸出生産拠点で人件費や地価が高騰し、労働力不足が起きていることを受け、世界最大級のパソコンメーカーと、これらの企業と取引する受託生産会社数社が中国内陸部に移転している。 重慶と成都に相次ぎ大規模工場・物流センター パソコン業界は中国西部の重慶と成都に巨大な工場や開発・物流拠点を新設している。 出荷台数で世界首位のパソコンブランドであるヒューレット・パッカード(HP)と3位のエイサー、6位の華碩電脳(アスーステック)は
中国最大のビジネス都市、上海市には、約4万8千人の日本人が長期滞在している。金融機関や商社、メーカー、サービス業などの日系企業約1万8千社の駐在員やその家族が大半だ。日本の上海総領事館によると、長期滞在の邦人の数はこの10年間で約8倍に膨らんだ。2007年10月には4万7千人を突破して、当時4万人強で首位だったニューヨークを一気に追い抜き、世界最大になった。 上海市内にある2校の日本人学校には約2500人が通う。そこにこれまでの小、中学部に加え、来年4月からは海外の日本人学校として初めて、高等学校部が誕生する見通しとなった。すでに一部の私立大学から、推薦入学枠が与えられることも内定している。 ≪戦前に16の日本人学校≫ もっとも、海外の日本人学校初の高等学校部の誕生には、「戦後では」というただし書きが付く。東華大学教授の陳祖恩氏の研究によると、上海市内には1942年(昭和17)年の時点で、
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上海万博の会場=日吉健吾撮影6月上旬、上海万博を訪れた竹内宏氏=上海、奥寺写す 史上最大規模の万博が上海で開かれています。実は1980年代に日本人が提案したのがきっかけだったという説があります。北京で中国の要人に「五輪よりも経済効果が大きい」と提案すると、計画が急速に進みました。天安門事件などで一時頓挫しましたが、26年越しで現実に。「井戸を掘った人のことを忘れない」と感謝する中国関係者も少なくありません。 ◇ 84年秋、北京。旧日本長期信用銀行(現新生銀行)の訪中団が、中国の政治の中枢、中南海を訪れた。海外要人を出迎えるきらびやかな応接間で、副首相だった王震氏らと向き合っていた。 同行調査部長で、訪中団の実務を取り仕切っていた竹内宏氏(79)が当時の様子を振り返る。 「中国も万博開催を考えてはいかがでしょう。高度経済成長には万博に限ります」 副頭取だった菅正保氏と竹内氏
世界各地に店舗があるスーパーマーケットチェーンのウォルマート。中国にも進出しているのですが、文化の違いなどから独特の商品もいろいろとあって、海外から来た人が驚くようなものも売られているようです。 詳細は以下から。 16 Items They Only Sell At Chinese Walmarts: Pics, Videos, Links, News Walmart - Pictures ワニ。中国では保護動物に指定されていますが、許可が取れれば販売できるそうです。 切り身の販売もあるようです。 パーツごとに分けられて冷凍して売られているものも。 オレンジジュースと油のセット。どちらかが試供品なのでしょうか。 生きているスッポンとカエル。 カエルが飛び跳ねる様子なども撮影されています。 Walmart in Shanghai selling frogs for food on Vimeo
1978年の経済開放路線の導入以降、大量の労働力が比較的安いコストでまかなえることから世界中の企業が中国に進出、文字通り「世界の工場」と言えるくらいの一大生産拠点に成長しました。 この生産力が、2008年の総輸出額約1兆4千億ドル(約130兆円)を支えているわけですが、これを実現するためにどれくらい巨大な工場が必要なのかがよく分かる画像です。 詳細は以下。 Edward Burtynsky [ Photographic Works ] 朝のシフト交代の風景。 向こうの端が見えないほどの工場。なんだかSF映画のイメージボードで見たことがあるような気がします。 左右合わせて1つの工場。でかい。 食肉加工工場もこの通り。ひたすら人海戦術。 食堂もだだっ広い。 ミーティングするのも大変です。 こんなにも大量の労働者をいったいどこから集めてくるんだ!という感じですが、中国の学生の就職フェアの画像を見
WASHINGTON � Timothy F. Geithner, who moved closer to confirmation as Treasury secretary on Thursday, told senators that President Obama believed China was “manipulating” its currency, suggesting a more confrontational stance toward that country than under the Bush administration. Mr. Geithner’s comment was made in writing to the Senate Finance Committee hours before it voted 18 to 5 to recommend
HONG KONG — China has bought more than $1 trillion of American debt, but as the global downturn has intensified, Beijing is starting to keep more of its money at home, a move that could have painful effects for American borrowers. The declining Chinese appetite for United States debt, apparent in a series of hints from Chinese policy makers over the last two weeks, with official statistics due for
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