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ブックマーク / nippondanji.blogspot.com (14)

  • 新書籍販売のお知らせ:Pro MySQL NDB Cluster

    表題の通り、新しい書籍が販売される運びとなった。現在はまだ電子版のみで、紙の書籍は後から遅れて販売される予定である。 http://www.apress.com/gp/book/9781484229811 MySQL Clusterは、現在も製品名としてはMySQL Clusterのままであるが、InnoDB Clusterとの区別をはっきりさせるため、マニュアル上ではMySQL NDB Clusterという表記になっている。今回ののタイトルもその点を考慮し、Pro MySQL NDB Clusterとした。以前書いたMySQL Cluster構築・運用バイブルと比べると、ページ数も格段に増え、さらに対象としているバージョンも7.2から7.5へとアップグレードしているので、現場でMySQL NDB Clusterを扱っている、あるいはこれから扱ってみようと考えている人には、必携の

    新書籍販売のお知らせ:Pro MySQL NDB Cluster
  • データベースについてのそもそも論

    先月のはじめのほうで、「リレーショナルデータベースとの上手な付き合い方」というタイトルで、2回発表をした。ひとつは「まべ☆てっく Vol.1」であり、もうひとつは「Hacker Tackle(ハカタクル?)」である。 「リレーショナルデータベースの開発・運用に纏わるもろもろの話をして欲しい」というような内容の話をしてくれないかという同じような依頼を、ちょうど2日違いのイベントで頂いた。9/8のまべ☆てっくと、9/10のHacker Tackleである。そうなると必然的に話す内容も、同じようなものになってくる。同じ人物(=私)が話すのだから、テーマも同じで時期も同じであれば、内容が同じようなものになるのが自然である。もし違うものになってしまっているのであれば、片方はウソをついているということになるはずだ。今日は発表に使用したスライドを紹介しつつ、なぜデータベースを使うべきなのか(あるいは使う

    データベースについてのそもそも論
  • DB Tech Showcase Tokyo 2016 で発表しました。MySQL 5.7の新機能 〜InnoDB編〜

    表題の通り、db tech showcase Tokyo 2016にて、MySQL 5.7の新機能についての解説を行った。スライドをアップロードしたので、セッションに来てくれた方も、見逃したという方もぜひ見て頂きたい。 What's New in MySQL 5.7 InnoDB from Mikiya Okuno 思えば、4年前のdb tech showcaseでMySQL 5.6の新機能について解説したときは、1回のセッションですべての機能を詳解することができた。ところが、MySQL 5.7に至っては、昨年MyNA会でオプティマイザ関連の新機能についての解説を行ったのに続き、今回はInnoDBの新機能だけに的を絞った解説となった。このように小出しにしているのにはワケがある。いや、そもそも小出しにしているというつもりはない。単にMySQL 5.7の新機能が多すぎて

    DB Tech Showcase Tokyo 2016 で発表しました。MySQL 5.7の新機能 〜InnoDB編〜
  • 書評:ヘルシープログラマ〜すべてのIT屋が全力で反省して読むべき一冊

    オライリージャパンより献御礼。先日、新沼氏とお会いした際に頂いた。書は実にに素晴らしい内容であり、私を含む、すべてのIT屋が反省して読むべきである。いや、正確には私はもう読んだので、後は反省するだけである。 一生現役で居るには プログラマに限った話ではないが、ずっと現役で働くには健康でなければならない。身体を壊して入院生活を送らなければならないようでは、労働することはもっての外である。プログラマは高い集中力が求められる職種であるが、目の前のことに集中するという点でも、健康は欠かせない要素である。 以前、アレルギー紫斑病を患ったとき、1ヶ月ほど出歩くことが出来なくなってしまった。病気自体も辛かったのだが、それよりも危機感を覚えたのが、出歩かなかったことによる身体の衰えである。筋肉は、動かさないとあっという間に衰えてしまう。一説によると、4週間寝たきりになると、88%も筋力が低下してしまう

    書評:ヘルシープログラマ〜すべてのIT屋が全力で反省して読むべき一冊
  • 漢(オトコ)のコンピュータ道

    ※この記事はMySQL Advent Calendar 2023の4日目です。 MySQL 8.0シリーズでは正式版になってから多数の新機能が追加されるというリリースモデルであった。正式版になってから追加された新機能の中に、GIPK(Generated Invisible Primary Key)というものがある。これはなんとMySQL 8.0.30で追加された機能だ。MySQL 8.0が正式版になってから、なんと4年と3ヶ月後のことである。そんな感じでMySQL 8.0の新機能は正式リリース後にも増え続け、途方もない規模になっている。このブログでは一度に紹介するのは諦め、少しずつ気の向いたものから紹介していこうと思う。今回はその第一弾として、GIPKについて解説しよう。

    漢(オトコ)のコンピュータ道
  • 残業は悪か?あるいは日本人の生産性が低い最大の理由

    最近、残業をするのは社員が悪いというような記事を見たので、一言言っておこうと思う。 残業常習者が会社を壊す|トンデモ人事部が会社を壊す|ダイヤモンド・オンライン なぜ残業が常習化するか 最初に結論を言ってしまうと、経営が悪いからだ。経営と言っても事業戦略ではなく、組織運営という意味での経営だ。残業が常態化しているということは、組織運営ができていないことの証拠だと言っていいだろう。 なぜ残業の常態化が経営の失敗だと言えるのか。残業が常態化しているということは、組織がこなすべき仕事に対して人員が足りないことが原因として上げられる。人材の確保に失敗しているのは、経営側の失敗だ。 もし社員がダラダラと残って働いているのだとしたら、社員が何をすべきかということがトップダウンで明確に指示されていない兆候かも知れない。何をもってその日の業務が終わりだ判断とすれば良いのか。それは上司からの指示、つまり担当

    残業は悪か?あるいは日本人の生産性が低い最大の理由
  • 書籍出版のお知らせ:理論から学ぶデータベース実践入門 ~リレーショナルモデルによる効率的なSQL

    来る2月27日、データベースの新書籍を発売させて頂くことになった。タイトルは「理論から学ぶデータベース実践入門 ~リレーショナルモデルによる効率的なSQL」となっている。単に「データベース」と書いてあるが、RDBがメインのテーマの書籍である。 多くの人が未だにRDBを使いこなせていないのではないか。RDBの使い方をマスターするには何が必要なのか。それがここ数年私が追ってきたテーマであり、この書籍を出すことになった動機である。 あまりにも酷いDB設計、あまりにもスパゲティなクエリ、あまりにも希薄なデータモデルへの理解。そういった問題はどこから生み出されるのか。そのひとつの結論としてたどり着いたのが、「そもそもRDBの使い方があまり理解されていないのではないか」ということだった。名著、SQLアンチパターンでは「やってはいけないケース」について学ぶことができるが、その反対のテーマ、つまり来どの

    書籍出版のお知らせ:理論から学ぶデータベース実践入門 ~リレーショナルモデルによる効率的なSQL
  • 紹介:【書籍】SQLアンチパターン

    リレーショナルデータベースの父、エドガー・F・コッド氏が論文を発表したのは1970年。私が生まれる前の話である。そしてSQLがANSI標準になったのが1986年。RDBMSを、そしてSQLを使ったシステム開発は常に主流で在り続けたと言っても過言ではない。そんな歴史のあるSQLであるが、未だに多くの人はSQLを使いこなせて居ないように見える。 SQLはとても奥が深い。ソートやトランザクションが使用出来るおかげで、リレーショナルモデルを無視して単なるデータの入れ物として使ってもそれなりに便利だったりする。だが、それが今現在多くの悲劇を生んでいる原因でもある。多くの人が同じようにSQLを理解せず、そのため多くの人が同じ悲劇に見舞われる。そう、それがアンチパターンである! 今回紹介するSQLアンチパターンは、洋書SQL Antipatternsの邦訳版だ。私は元々英語版のファンでであり、人々が陥り

    紹介:【書籍】SQLアンチパターン
  • SQLインジェクション対策に正解はない

    最近、SQLインジェクションのネタが盛り上がってるようだ。下記のTogetterまとめあたりが震源地だろうか。 「プリペアードクエリが基だけど、動的に SQL を組み立てる場合もあるから、そういう場合に備えてエスケープも知っておいたほうがいいかも」 - Togetterまとめ まとめを読んだ感想としては、「どちらの意見も間違ってはいない」というものだ。前提あるいは見方が異なるために、見解の相違が生じているだけのように思う。SQLインジェクションについては私も若干思うところがあるので意見を書いておこうと思う。 攻撃を防ぐのは難しいSQLインジェクションをはじめとするセキュリティ対策が難しいのは、ひとつでも穴があると致命的なダメージを受け得るということだ。「どうやって効率よくコードを書くか」とか「コードのメンテナンス性を高めるにはどう書くべきか」みたいな議論とは全く質が異なる議論が必要になっ

    SQLインジェクション対策に正解はない
  • IDの設計についてのさらに突っ込んだ議論

    今日も前回に引き続きデータベース設計の話をする。今回の話で一旦データベース設計については筆を置くつもり(ブログ書いてないで原稿書けよ>俺)であるが、その前に話をすっきりさせて置きたいと思う。最後を飾るテーマはIDの設計である。 数字しかないのに意味を含んだID前回のエントリを見ていただいた方から、次のような構造を持った学籍番号があるというフィードバックを頂いた。 全部数値で"入学年度下2桁"+"学科コード"+"学科内のあいうえお順の順位" このようなルールで割り当てた学籍番号を、単なる数値として扱うのであれば大きな問題はない。これは数値しか含まれていないので、SQLのデータ型としては単に数値型を使えば良いだろう。だが、学籍番号から入学年度を判断する、あるいは学科を判断するといった用途で使われるのであればやはり適切ではないといえる。リレーショナルモデルの観点だけからではなく、IDとして適切で

    IDの設計についてのさらに突っ込んだ議論
  • ヒゲモジャのギークが提案する技術習得戦略

    先月、Dbtech Showcaseで松信さんがデータベース技術の羅針盤という講演をされた。残念ながらプレゼンそのものを観に行くことはできなかったが、その前の日に松信さんと一緒に昼飯をべたとき、講演のあらすじについては伺っていた。その際にも同じようなことを松信さんには言ったのだが、スライドを見直した上で改めて自分の意見をまとめておこうと思ったので筆をとることにする。 なお、このエントリではスライドに書かれているトピックについて語るので、まだ松信さんのスライドを見てない人は先にスライドに目を通してからエントリを読んで欲しいと思う。結論は全く違った方向に進んで行くが、その点は了承して頂きたい。 あなたに選択肢はあるか?ひと握りの天才なら自分の興味のある分野を開拓することができるだろう。あるいはすでに成功を収めた人であれば転職に困ることはないので、成功しそうな会社に乗り換えることもできるだろ

    ヒゲモジャのギークが提案する技術習得戦略
  • Linuxデスクトップは本当に死んだのか

    何がLinuxデスクトップを殺したかというエントリが話題を呼んでいる。これは元が英文のエントリで、著者はなんとGNOMEやMonoプロジェクトを開始したMiguel de Icaza氏だ。そのような御大が「Linuxデスクトップは死んだ」と題したエントリで、最終的に「OSXを使って満足している」という結論に至っているのだから話題にならないわけはない。「OSXを使って満足している」という部分に数多くのマックユーザーが反応してコメントを寄せているのが趣深い。 果たしてLinuxデスクトップは当に死んだのだろうか?今日はその点について考察しようと思う。 コンシューマー向けに限った話 コメントを残した多くの人が誤解している点がある。それは、Miguel de Icaza氏の主張が「Linuxデスクトップはコンシューマーへの普及に失敗したのでは」という話だ。Linuxと比べてOSXは大いに成功して

    Linuxデスクトップは本当に死んだのか
  • 私は如何にしてWindowsの呪縛から逃れ、Linuxデスクトップという涅槃の環境にたどり着くことが出来たのか。

    先日、いますぐWindowsを捨ててデスクトップでGNU/Linuxを使う10+の理由というエントリを書いたところ結構な反響があったと同時に、「Windowsから離れることなんて出来るワケがない」という否定的な意見も多く見られたように思う。確かにWindowsにしか存在しないソフトウェアを使う作業(例えばボカロ作曲)などをライフワークにしている人はWindowsから離れることはできないだろう。 最近はMacユーザーが劇的に増えてきた。筆者もかつては仕事Macを使っていた。Macでも仕事を進める上で困ることはほとんどなかった。(現在もそのMacは使っているが、OSXではなくPear OSが動いている。)筆者が幸運にもWindowsに縛られない仕事だったということも大きいだろう。(仕事上どうしてもWindowsから離れられないという人にはまず転職をお勧めしたい。プログラマやDBAなどのエンジ

    私は如何にしてWindowsの呪縛から逃れ、Linuxデスクトップという涅槃の環境にたどり着くことが出来たのか。
  • サポートエンジニアが経験から語る、論理的文章によるコミュニケーションのススメ

    俺はこれまで一貫してIT業界エンジニアとしてのキャリアを進んできたのだが、これまでのキャリアでもう一つ一貫していることがある。それは、ずっとサポートエンジニアであるということだ。実はサポート職というのはかなり論理的なコミュニケーションを必要とする職種であり、如何に論理的な文章を上手に書くかということが、如何に良い仕事をするか(短い時間で成果=顧客満足度を得られるか)ということに繋がるという側面がある。(もちろん高い技術力が必要なのは言うまでもないが。)サポートエンジニアはメールや報告書という形で日々論理的な文章を書かなければならないので、サポートの経験を重ねることによって論理的にコミュニケーションをする能力というのは徐々に磨かれよう。しかし、論理的にコミュニケーションをするというのは意外と皆出来ているようで出来ていないし、筋が悪いといつまで経っても身につかないこともあり、上手にお客さんを

    サポートエンジニアが経験から語る、論理的文章によるコミュニケーションのススメ
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