CDやDVDの販売・レンタル最大手のTSUTAYA(東京・渋谷区)は、静岡県を中心に関東・東海地区で55店舗のCD・DVD販売直営店を運営するすみやを買収する。6月29日に開催するすみやの株主総会で承認決議を経て、川辺哲社長を含む経営陣はすべて退任。TSUTAYAから取締役を派遣する。すみやブランドは継続するが、TSUTAYAがIT(情報技術)や商品調達機能、店舗運営のノウハウを提供することによって、すみやはCD・DVDの販売を強化する。 ここ数年業績が低迷していたすみやは、7月14日に第三者割当増資を実施、TSUTAYAはこれを4億9500万円で引き受け、議決権比率69.03%で筆頭株主となる。同時に、すみやは静岡銀行に対して優先株式を発行し、20億円の資金を調達する。 今回の買収は、持ち株会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とTSUTAYAの社長を兼務する増田宗昭氏の「プラ