タグ

ブックマーク / m-hiyama.hatenablog.com (13)

  • 奥野幹也『理論から学ぶデータベース実践入門』はどこがダメなのか - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    言い訳から始めます。この記事を(途中まででも)読んだ人は、次のように言いたくなるでしょう。 『理論から学ぶデータベース実践入門』は良いなのか悪いなのか、いったいどっちなんだよ?! このは間違いや説明不足があり、誤読されやすい表現も多く、その点では残念なです。しかし、面白いアイディア、するどい観察も含まれていて、行間を補い深読みすれば、多くの示唆を得られるでもあります。 よって、「良い/悪い」の二択では答えられません。良い点と悪い点の両方を、できるだけ客観的に記述するしかないのです。それをした結果、長い記事となりました。 内容: ことの発端: zhanponさんの批判 奥野擁護と奥野批判 僕の擁護・批判の方針 zhanponさんの指摘の再検討 1. 論理的な矛盾とデータの不整合を混同している 2. 命題論理の限界についての説明がおかしい 3. 古典論理の定義を間違えている 4.

    奥野幹也『理論から学ぶデータベース実践入門』はどこがダメなのか - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
    takc923
    takc923 2017/10/11
  • いいかげんにしろ! 檜山でも怒る - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    愚痴と小言はしょっちゅうだが、怒ることは滅多にない。だが、 長谷川秀夫教授「残業100時間超で自殺は情けない」 投稿が炎上、のち謝罪 この発言、というかメンタリティには怒りが湧き上がる。何を言ってるんだ、コイツは! 「残業100時間超で自殺は情けない」 -- たった一言だが、その一言でアウトだ。長谷川教授の経歴をみるに優秀だろうし実績もあるのだろう。だが、この一言だけでクズだ。 僕がこの種の話題に反応してしまう理由は過去に書いているから、新たには書かない。参照と引用だけ。 2006年 「悟らないでも分かりたい (過去編)」: 僕は元来、根性論や精神論を忌み嫌っている。「死ぬ気でやれ!」って、ほんとに死んでしまったらどう責任とるのだ? [...]「鍛える」とか「成長のために」とかは、たいていは無知、誤解、口実だ。 [...]僕が(そしてたぶん多くの人が)経験した過負荷状態とは、そのようなもの

    いいかげんにしろ! 檜山でも怒る - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
    takc923
    takc923 2016/10/11
  • 圏、関手、モナドはどうしたら分かるの? - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    「みずすましさんの「圏論メモ」への注釈集」にて もうひとつのエントリー「関数型言語Haskellとの関係」についても、できれば間をおかずに(後で)コメントしたいと思いますが…… という予定に従います。が、文言を追って注釈を加えるのではなくて、もっと一般的/雑駁<ざっぱく>なオシャベリをすることにします。うん、実に雑駁。 圏は、集合と写像からなるとは限らない もう一度強調しますが、「圏の対象=集合、圏の射=写像」という認識はやめたほうがいいですよ。確かに、対象が集合(+構造)であり、射が写像である実例は多いのですが、すべてがそういうわけではありません。僕の「はじめての圏論」シリーズを眺めてもらえれば、「対象が集合、射が写像」である例を避けているのがわかるでしょう。実際: しりとりの圏: 対象は文字、射は文字列 行列の圏: 対象は非負整数、射は行列 圏としてのモノイド: 対象は何でもいい(ひと

    圏、関手、モナドはどうしたら分かるの? - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
    takc923
    takc923 2015/04/01
  • 見つけもの:Angelo Vistoliのていねいな論文 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    2種類の綴り"fibred category"と"fibered category"、どっちを使う人が多いかと気になって調べてみた。googleにて:eなし -- 243件、eあり -- 219件、ほぼ互角。 そのときに見つけたAngelo Vistoliの論文 "Notes on Grothendieck topologies, fibered categories and descent theory"(彼のページからたどれる、大きなPDF);ネタは代数幾何のようだが、予備知識の説明がていねいでそこだけ拾い読みできる。論の部分はもちろんサッパリわからんが、fib(e)red categoriesに関する3.1, 3.2などの解説は要領よくまとめてある。Bart Jacobs[1]やFrancis Borceux[2]の説明より分かりやすく感じた。 [1] Categorical Lo

    見つけもの:Angelo Vistoliのていねいな論文 - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
    takc923
    takc923 2015/03/30
    高すぎワロタwww
  • 檜山正幸のキマイラ飼育記 - 圏論やモナドが、どうして文書処理やXMLと関係するのですか?

    …という類<たぐい>の質問に答えるのはちょっと面倒なんですけど、とりあえず1つだけ具体例を挙げておきましょう。テンプレート処理が、もろにモナドになっている、ってハナシ。今回はテキスト処理について説明。次回(いつになるかまったく不明)はXML処理の予定。 テキスト処理だけでも長ーい説明(最長記録かも)なのだけど、分割すると“勢い”がなくなるから一挙掲載。読むときはユックリ・ジックリ読んでくださいね。プログラミング課題も、実際にコーディングしないまでも、「こうやればいいな」という方針くらいは考えてください。 ※印刷のときはサイドバーが消えます。 内容: ネストしたテキスト テンプレート処理 ブロック、文字列、名前 フラット・テキストとテンプレート・テキスト 多段階のテンプレート処理 蛇足 素材を整理しよう モナドに向かって突っ走れ!! バッチリ、モナドだぜぇ 残りは脱兎のごとく 最後に言ってお

    檜山正幸のキマイラ飼育記 - 圏論やモナドが、どうして文書処理やXMLと関係するのですか?
    takc923
    takc923 2015/03/30
  • さらに「モナド入門」に補足:記号だの図だの - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    「モナドの定義とか」への追記で書こうかと思ったけど、ちょっと長いからエントリー起こします。 まず、「Kleisliトリプルの拡張オペレータ(extension; 僕はextと書いた)のHaskellでの対応物」の件は、nanakosoさんが“彷徨の末に落ち着いた経緯”を報告なさっているので、http://www3.atwiki.jp/nanakoso/pages/16.htmlをご参照ください。「>>=」と左右逆の形状の記号「=<<」で表現される高階関数は、完全にextと一致します。 右向きの矢印に見える「>>=」のほうは、右側オペランドだけをfixした状態(>>=f)がext(f)になりますが、その形状(左から右に向かう)の印象から、a >>= f で「引数aをfの拡張に送る/渡す」と読むのが心理的に自然な気がします(あくまで印象論ですが)。左から右へと書けることが>>=の重要な点かと思

    さらに「モナド入門」に補足:記号だの図だの - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
    takc923
    takc923 2015/03/29
  • 「モナド入門」への補足とか応答とか - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    昨日の「モナド入門」、一晩のあいだにブックマーク数が70近くまで。タイトルでウケたのかしらね? しかしそれにしても、モナドなんかに(って語弊があるな)興味を持つ人がたくさんいるってのは驚きです。技術者の技術教養がほんとに変化しているのかな? それはともかく、ブックマーク・コメントに応える形で、補足をしておきます。 sshiさん:結論の三つ組とhaskellのモナドの対応がよくわからず。 [後日変更 date="20050421"]トラックバックいただいたnanakosoさんのエントリ(http://www3.atwiki.jp/nanakoso/pages/15.html)が、この問題を扱っています。当該エントリーの2回前から順に読むと、extの対応物を求めてラムダの森をさまよい歩く物語として読めます。(=<<)に出会った場面に僕も感動しました。[/後日変更] コメント欄でKMさんにご教

    「モナド入門」への補足とか応答とか - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
    takc923
    takc923 2015/03/29
  • 技術者の技術的教養は変化するのか(しないのか) - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    今日は、まとまった話をしたり、ちゃんとした参照先/引用を集める気力がないので、とりとめもない話をしまーす。 どうもね、なんとなくだけどジワリジワリとなまぬるく、技術者の技術教養への要求が変化しているような気がしなくもない。その変化はどういう方向へかと言うと、(曖昧な表現だが)まっとうな方向へ、だと思うのです。 まっとうな方向とは、より基礎的で確実な知識を求める方向といってもいいかと。もっともこれは、僕が、「そうなったらいいな」という希望から幻影を見ているのかもしれませんけど。「人は自分が見たいものを見る」から。 一例を挙げれば、関数型言語、つうか関数型フレーバ*1がリバイバルしているような感覚を抱くんだけど…。僕がよく話題に取り上げているJavaScriptだって、アレ、Lisp方言といえなくもないし。まー、リバイバルとはいってもね、副作用なしでプログラミングしようなんてのは非現実的なん

    技術者の技術的教養は変化するのか(しないのか) - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
    takc923
    takc923 2015/03/29
  • 檜山正幸のキマイラ飼育記 - 世界で一番か二番くらいにやさしい「モナド入門」

    気まぐれと偶然となりゆきで、ここ2,3回はモナドを話題にしました。googleで「モナド」を引いてザッと眺めると、「モナドはむずかしいー」とか「モナドで挫折した」みたいな雰囲気が感じられて、説明芸人の血が少し騒ぎましたね。「なら、予備知識ゼロでモナドの説明をしてやろうじゃねーか」と。 タイトルはだいぶ煽っちゃった…… けど、ハッタリじゃないつもり…… けど、実際はどうかな? ※印刷のときはサイドバーが消えます。 内容: とりあえず、あたりさわりなくモナドの来歴を紹介する こんな課題を考えてみよう:副作用付き計算 カウントアップする関数達 カウントアップしたい意志を戻り値で伝える それでは、いったい誰がカウントアップをするのだ 関数の引数の型をCountup型にまで拡張する そして、これがモナドだ とりあえず、あたりさわりなくモナドの来歴を紹介する 今からここで説明する「モナド(monad)

    檜山正幸のキマイラ飼育記 - 世界で一番か二番くらいにやさしい「モナド入門」
    takc923
    takc923 2015/03/29
  • 予告:セミナー「モナド」シリーズを開始します - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    「カリー/ハワード(Curry-Howard)のお絵描きを楽しもう」にて: シリーズ3回全体を総括しなきゃ、とか思っている間に4月になってしまいました。「次はどうしようか?」とかもいずれ書くつもりです セミナー前後の事務的処理がどうも苦手で、けっこうそれが負担で苦痛だったりするんですが、、、、4月もやります! なんとなく、そこはかとなく予告していたようにモナドシリーズの第1回。全体はたぶん3回。モナド以外のネタも考えたのですが、次の事情でやっぱりモナドにしました; ラムダ計算シリーズでは、背後にデカルト閉圏があることに言及はしましたが、それが何であるかはまったく説明できませんでした。僕も少しは心残りなんですが、僕より参加者の皆さんのほうがフラストレーションをつのらせたみたいです(苦笑)。アンケートにも「圏論をちゃんと取り上げて欲しい」という意見がありました(僕は意外に感じましたが)。 とい

    予告:セミナー「モナド」シリーズを開始します - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
    takc923
    takc923 2015/03/29
  • はじめての圏論 その第1歩:しりとりの圏 - 檜山正幸のキマイラ飼育記

    全体目次: 第1歩:しりとりの圏 (このエントリー) 第2歩:行列の圏 第3歩:極端な圏達 第4歩:部分圏 第5歩:変換キューの圏 第6歩:有限変換キューと半圏 第7歩:アミダの圏 第8歩:順序集合の埋め込み表現 第9歩:基に戻って、圏論感覚を養うハナシとか 付録/番外など: 中間付録A:絵を描いてみた 番外:同期/非同期の結合 中間付録B:アミダとブレイド 番外:米田の補題に向けてのオシャベリ 一部のプログラミング言語の背景として、圏論(カテゴリー論)が使われたりするせいか、以前に比べれば多少は圏論に興味を持つ人が増えたような気がしなくもないような。でも、安直な入門的文書はあまり見かけないですね。もちろん、シッカリした教科書や論説はあるんですが、どうもシッカリし過ぎているような。例えば、圏の例として「コンパクト・ハウスドルフ空間と連続写像の圏」とか言われてもねぇ(この例はいい例なんです

    はじめての圏論 その第1歩:しりとりの圏 - 檜山正幸のキマイラ飼育記
    takc923
    takc923 2015/03/24
  • 圏論とコンピューティング・サイエンス(とか勢いで書いてみる) - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    20世紀の最後の20年ほどで、コンピューティング・サイエンスはある意味で爆発的とも言える発展をしたのですが、圏論はそれをささえた枠組み(の少なくとも1つ)だったろうと思います。例えば、代数/余代数の双対は圏論なしの定式化は考えにくいし、部分関数や例外を整合的に扱う方法もモナドなしでは難しいだろうし、一般的な型理論(indexed categories, fibred categories)も計算向きモデル論(institutions)もかなりマクロな圏論を使う必要があります。 僕は、非常に(嫌になるくらい:-))具象的なプログラミングやマークアップの世界でジタバタしてきたわけで、当然ながら、現場で「圏論のケの字」も口にしたことはありません。が、それでも無意識に(ときに自覚的に)カテゴリカルに考えることが多く、その意味で“隠れカテゴリスト”だったのです。個人的経験から言えば、泥臭い実務の場で

    圏論とコンピューティング・サイエンス(とか勢いで書いてみる) - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
    takc923
    takc923 2015/03/23
  • シェルのリダイレクトを「こわいものなし」というくらい完全に理解しよう - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)

    Java BlockingQueueで遊ぶ:パイプラインごっこ」でパイプラインの話をしたので、来の、つまりUnixのパイプやリダイレクトを少し調べてみました。 たまに話題となる some-command >file 2>&1 と some-command 2>&1 >fileの挙動の違いについて、「シェルはコマンドラインリダイレクトの指定を右から左に解釈実行する」なんて説明が見つかりました。んなバカな! パージングは左から右にするものですよ。パーズツリーを逆順にたどることはできるけど、そんなことする必然性はなんにもないよ。 次の記事を読むと、「右から左」なんて事情じゃないことが分かるでしょう。 UNIXの部屋 検索: リダイレクト シェルのリダイレクトにまつわる失敗 さてここでは、複雑なリダイレクト処理も完全に理解できる処方箋を示しましょう。例えば、次のコマンドラインが何をするか分かる

    シェルのリダイレクトを「こわいものなし」というくらい完全に理解しよう - 檜山正幸のキマイラ飼育記 (はてなBlog)
    takc923
    takc923 2013/08/27
    くそわかり易い。これでリダイレクトこわくない。
  • 1