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ブックマーク / reki.hatenablog.com (129)

  • ケベックの歴史と独立運動の発展(後編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Image from ESL Library 独自のケベック・ナショナリズムを作ったフランス系カナダ人 引き続き、カナダ・ケベック州の歴史と独立運動の勃興に至る歩みを追っていきます。 前編では、フランス北アメリカ植民地の成立からイギリス支配の確立、そして連合カナダから連邦制への歩みを見ていきました。 連邦制への反発、そして対英自立・対米依存からカナダの経済発展が促進され、その中で停滞するケベックから、不満と改善とナショナリズムがマグマのように噴き出してきます。 前編はこちらからご覧ください。 4. 連邦制への疑問 4-1. レッドリヴァー蜂起 1867年11月、連邦制国家となった新生カナダ自治領の議会が開会され、初代首相にイギリス系保守派のジョン・マクドナルドが就任しました。 当時の連邦カナダの人口比は、イギリス系が約60%、フランス系が約33%、先住民が約7%と推計され、東にフランス系、

    ケベックの歴史と独立運動の発展(後編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    take--chan
    take--chan 2016/09/15
    フランス人の高すぎるプライドも問題だけど、アングロサクソンの財力に物を言わせた腹黒さが無ければ、世界全体が平和を謳歌できたんじゃないかと思ってしまう。そうなったら別の国が出てきたんだろうけど
  • ケベックの歴史と独立運動の発展(前編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    誇り高きフランス系カナダ人の分離主義 カナダ・ケベック州は、カナダ東部の大西洋に面した地域で、カナダでも有数の大都市モントリオールを抱えます。 約150万平方キロの広大な土地に約770万人の人々が暮らしています。 ケベックはフランス系住民が建設した北アメリカ植民地ヌーヴェル・フランスが元となっており、イギリス系とは長年に渡って対立、時には戦闘状態にあった歴史があります。 カナダ連邦の一部ですが、現在でもケベックでは英語に加えてフランス語が公用語で他の連邦諸州とは異なる独自路線を採っています。 1970年代以降は2度、独立の可否を問う住民投票を実施し、二度とも反対が大勢を占めましたが、現在でもわずかながら独立派が存在します。 単に歴史的に相容れない部分があるだけでなく、経済的利害が絡んだセンシティブな問題ですが、作家のイボン・デシャン曰くケベックの独立問題は「欲しいものは何でも与えられ甘やか

    ケベックの歴史と独立運動の発展(前編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    take--chan
    take--chan 2016/09/14
    ここでも英国人の狡猾さが目立ちますね。
  • 遊牧民族を統一した匈奴の王・冒頓単于 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    *1 北方遊牧民族を一大勢力にまとめあげた男 匈奴は紀元前4世紀頃、中国の春秋戦国時代に突如として北方の草原地帯に出現した遊牧民族集団。 強力なリーダー・冒頓単于の元で遊牧諸部族を統合して強大化し、南の漢王朝の軍勢を打ち破って一大勢力になりました。 匈奴が率いた遊牧連合王国はその後内紛で南北に分裂。南匈奴も漢民族の王朝の中に取り込まれていきますが、匈奴で築かれた遊牧民族の諸機構は、その後北方草原地帯を支配する鮮卑、突厥、柔然、契丹、女真、モンゴルに受け継がれていきます。 1. 匈奴の登場 1-1. 戦国時代の中国と匈奴 匈奴の出自は諸説あるものの、現在のロシア極東・バイカル湖周辺ではないかと考えられているそうです。 モンゴル高原やアフガニスタン北部、イリ地方にかけて、イラン系・トルコ系など様々な遊牧民族が割拠しており、各々勢力圏を抱えて覇を競いあっていました。 匈奴の名前が初めて中国の文献

    遊牧民族を統一した匈奴の王・冒頓単于 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    take--chan 2016/09/08
    遊牧民の歴史は人名と場所がころころ変わって非常に分かりにくいですが、地図が多用されていたのでなんとか追いつけました。バイカル湖周辺は地上で一番寒い地域。苛烈な支配もこうした環境が影響したのでしょうか
  • イギリスの愛国心とビールの深い関係 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    イングランド人の心を揺さぶる伝統のエールの味 以前「イギリス料理がまずくなった5つの理由」という記事を書いて、大きな反響をいただきました。 「いやいや嘘つけ結構美味しかったぞ!」とか「そうそう当にマズかった!」とか色々なコメントがあって非常に面白かったのですが、 いつどこに滞在して何をべたか個人の経験にも依るので、一概に「まずい」と切り捨ててしまったのは良くなかったなあと思った次第です。 ただし、今回のテーマ「イングランド・エール」はイギリス人も胸を張って「これは旨いぞ!」と言えるのではないでしょうか。 なぜイギリス人はワインではなくビールなのか。なぜイギリス人はビールを愛して止まないのか。その歴史的な理由を「パブとビールのイギリス 飯田操著 平凡社」から抜粋してまとめていきます。 1. イングランドのエール、フランスのワイン 1-1. 主としてのエール イギリスにおいてエールは古代

    イギリスの愛国心とビールの深い関係 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    take--chan 2016/09/06
    エールって元々食事だったんですね。最近エール中毒になりつつ有るはてなーの誰かさんが喜びそうなエントリーでした。乾杯
  • 医者によって殺された歴史上の人物 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    歴史上の人物を死なせた医療処置とは ぼくは当に医者という職業を尊敬しています。自分には無理だなと思います。 人体の構造や病気の仕組みにはまだ分からないことが多いのに、ほぼ全て異なる患者のケースに合わせて適切に処置しなくてはいけない。判断を誤って死なせたら医療ミスってことで罪に問われる可能性もある。請求金額ミスっても、サーバーを止めちゃっても、お客さんを怒らせてしまっても、クソ怒られるけど罪にはならないですからね。 当然、歴史上も医療ミスで死ぬ人は多くいましたが、そもそも「医療」も「ミス」の意味も定義も時代によって違います。 祈祷師が火を焚いて祈り続けたけど死んだのは医療ミスなのか?とか。 なので難しいんですが、今回は医者によって殺された歴史上の人物を集めました。 1. ジョージ5世(イギリス) 早く死んでもらわないと翌朝の朝刊に間に合わない 1936年1月20日、英国王ジョージ5世は昏睡

    医者によって殺された歴史上の人物 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    take--chan 2016/09/06
    こうしてみると、昔の米英の医者って酷いですね。中国のほうがよほどマシだったような気がします。医者は人を生かす方法を知っていますが、効果的に殺す方法も知っていますので敵に回すと怖いですね。
  • 孤高の島国・アイスランドの歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    大西洋の北に浮かぶ辺境の島国・アイスランド アイスランドという名前からして寒そうなこの共和国は、面積10万3000キロメートルに対し人口28万人という小国です。 北海道と四国を足したほどの面積に、東京都目黒区ほどの人が住んでいる計算です。 産業は昔から牧畜・漁業が盛んでしたが、現在では金融産業が主力になっています。 辺境にあったこともあり、世界史の主役に踊りでたことはありませんが、独特の興味深い歩みを見せています。 1. ノルウェー人の植民 実はアイスランドは長い間無人の地で、初めて人間が入植したのは870年から930年の間とされています。 アイスランド(氷の島)という名前は、この島を探検したノルウェー人が付けたもので、この寒々とした名前の島に初めて格的に入植したのはインゴルブル・アルナルソンという男。 当時ノルウェーはハーラル美髪王による王国統合の時期にあたり、競争に敗れたり圧政から逃

    孤高の島国・アイスランドの歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    take--chan
    take--chan 2016/09/01
    流石にノルウェー人、バイキングを排出しているだけのことは合って豪胆ですね。最近金融にハマりすぎて大火傷していますが、ちゃんと立ち直っているようなので凄いと思います。
  • チェチェンの歴史 ー なぜテロや紛争が続いているのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Attribution: Pro-Russian separatists from the Chechen "Death" battalion MAXIM SHEMETOV / Reuters ロシアに抵抗を続けるチェチェン民族 「チェチェン」といえば名前くらい聞いたことがあると思います。 では具体的にチェチェンの場所がどの辺りなのか、なぜ人々がテロに訴えてまでロシアに抵抗するか、そこまではあまり知らないのではないかと思います。 物理的に遠いというのもありますが、我々とあまり経済上交流がないというのも日人がチェチェン問題に疎遠な理由の一つである気がします。 チェチェン問題が複合的理由や現地で実際何が起こっているかなど、ぼく自身まだ不勉強なところがあるため充分に網羅することはできませんが、「なぜこうなったか」にフォーカスを当ててまとめていきます。 1. ロシアの南下とチェチェンの抵抗 1-

    チェチェンの歴史 ー なぜテロや紛争が続いているのか - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    take--chan 2016/08/18
    最初の地図でジョージアって何処だろうと思ったら、グルジアの事だったんですね。16世紀から反ロシア闘争に明け暮れていれば、民族的に反ロシア、憎ロシアになる事は納得できます。
  • フランスの北アフリカ植民地支配と経済依存構造の成立について - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    旧宗主国フランスに依存する、不安定なマグレブ諸国 チュニジア、アルジェリア、モロッコを総称してマグレブ諸国(リビアとモーリタニアを含む場合もある)と言いますが、日人にとっては馴染みが薄い地域です。 モロッコはサハラツアーやマラケシュ、カサブランカと言った町を巡るツアーで特に女性に人気があるようですが、アラブの春の発信地チュニジア、日揮の社員が襲撃され殺されたアルジェリア、リビア革命が起きカダフィが倒されたリビアなど、治安が悪いというイメージを持つ人もいるかもしれません。 これらの国々はヨーロッパ諸国、特に旧宗主国フランスとの関係は深いものがあります。 過去の支配し支配されという経験から反ヨーロッパ・民族ナショナリズムの声は強いですが、一方で植民地解放を終えて長い時間がたった今でも経済的にフランスに頼る部分が大きい。 今回はフランスの北アフリカ植民地支配とその間のマグレブ諸国の政治・経済を

    フランスの北アフリカ植民地支配と経済依存構造の成立について - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    take--chan 2016/08/16
    北アフリカの海賊って長い歴史を持った伝統的産業だったんですね。美味しいところだけ持って行く英仏人っていうところは歴史が流れても変わらないのが凄いです。
  • 戦場で起こった敵味方の友情物語 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    殺しあう敵同士で紡いだ奇跡的な友情 元々敵同士だったけど打ち解けて交流が始まる物語はみんな大好きです。 ドイツ兵捕虜と日人の交流を描いた「バルトの楽園」とか、韓国兵と北朝鮮兵の友情を描いた「JSA」など枚挙に暇がありません。 弱肉強の緊張した世界の中で、敵対していた者同士が友情を結ぶ物語はほっこりするし、憎しみ戦い合う人間に対する希望を感じます。 それは万国共通の感情のようで、様々な「伝説的な戦場の友情物語」が今も語られています。 1. 普仏戦争「クリスマス休戦」 クリスマスの歌をきっかけに1日停戦した仏独軍 1870年7月に始まった普仏戦争は、プロシア軍が旧態依然たるフランス軍を各地で圧倒。皇帝ナポレオン3世も既に降伏していたものの、戦闘が止まることはなくフランスの各地でジリジリとした消耗戦が展開されていました。 事件が起こったのは、戦争の行方がもはや明らかで両軍ともに戦意を失いかけ

    戦場で起こった敵味方の友情物語 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    take--chan
    take--chan 2016/08/16
    最後の数行は、世界史と近現代世界情勢を研究している人ならではの含蓄のある言葉
  • 消失した古代ギリシア・ローマの重要書物 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    発見されたら歴史を変えるかもしれない、昔に消失した重要書物 今でこそコピペで大量に文書が複製されネット上にバラまかれて問題になる時代ですが、昔は書物自体が高価で所有できるのは一部の金持ちのみだったし、書いても複製されて多くの人に読まれること自体が奇跡的なことでほとんどあり得ないことでした。 そのため、古人がその命を燃やして書いた多くの名作がもうすでに存在しないに違いないし、当時から著名だった人物が書いた書物ですら、結構な数消失してこの世から消え失せています。 その書物がもし現代の世に現れたら、どれだけのインパクトを世界にもたらすか計り知れない、すでに消失した重要書物をご紹介します。 1. イブの福音書(作者不明) ヨハネによる福音書やマルコによる福音書などは、キリスト教会により「聖典」として認められていますが、いくつかの福音書は異端思想が含まれているとして聖典として認められていません。 そ

    消失した古代ギリシア・ローマの重要書物 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    take--chan 2016/08/04
    外典福音書は読んでみたいですね。魔女の教典などもあったものがあらかた消失しているのでしょう。古代-中世で失われた書物には興味津々です。
  • 仏教の基本的な教えを再学習する - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    釈迦の教えをイチから学び直す 最近ほんとうにいいニュースがないです。 進む円高、増える国の借金、格差の拡大、地方の衰退、年金の崩壊、ブラック企業問題、AIに奪われる仕事、少子高齢化。 老いたヤクザ国・アメリカの混乱と、ブチ切れまくった若いヤクザ国・中国の台頭。 戦禍の続く中東と、そこから逃れた難民がヨーロッパでコンフリクトを起こす。 そして排外的な極右、耳あたりの良いポピュリズムの台頭。 次にいったい何が起こってしまうのか、みんな極度の不安の中で日々を過ごしていることと思います。まじで、どう転んでも悪い方向に行くようにしか思えない。 こんな時、どうするんだ?どうなるんだ?とオロオロするんではなく、一人一人が意志をしっかり持ち諸問題に対し善処し一個一個問題を解決していくしかないです。 一挙に問題を解決してくれるような英雄など現れません。英雄めいたことを言う奴ほど危険な存在はありません。 さて

    仏教の基本的な教えを再学習する - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    take--chan 2016/08/02
    仏教は内なるものから湧き出すものだから、キリスト教やイスラム教のように上からの強制では無いところが共感を生み出しますが、その分分かりにくくもありますね。八正道はモーセの十戎のようではありますが。
  • 「世界のカレー」の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Image from  stu_spivack 皆で「パクス・カレーカレーによる平和)」を実現しようではないか カレーって素晴らしいと思いませんか? 安いし腹いっぱいになるし、奮発すれば贅沢もできる。パン好き・ご飯好き、肉好き・魚好き、野菜嫌い、辛党甘党、誰でもひとつの皿に受け入れる。 スパイスの成分は体にもいいのは勿論、セロニトンが分泌されてストレス解消や精神安定に効果がある。 悪いことが何一つないんじゃないでしょうか。 カレーより素晴らしいべ物ってこの世にないと思うんですよね、当に。 インド人と日人だけでなく、世界中の人が大好きなべ物がカレーなのです。「パクス・カレーカレーによる平和)」が実現できるのではないかとすら思います。 ということで、「パクス・カレー」を実現するために、いかに世界でカレーが受け入れられ愛されてきたかの歴史を見ていきたいと思います。 今回引用させていだ

    「世界のカレー」の歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    take--chan 2016/07/28
    ケープタウンのカレーが思いの外旨そうに見えます。東南アジアへの出張土産に毎回スパイスを買ってきていて、材料は結構あるので、今度作ってみます。
  • ビール好きなら知っておきたいビールの歴史 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    ビールはどうやって今の形になったのか これからの季節、ビールがたいへん美味しい時期ですね。 あっつい中汗だくになりながら流し込む、ギンギンに冷えたビール。 疲れた体に至高の一杯です。 日の大手ビールメーカーのビールも大変おいしいのですが、いまはクラフトビールが流行ってますよね。 様々な種類のビールをコンビニでも手軽に買って楽しめるようになってきました。 ピルスナー、ヴァイツェン、IPA、スタウト、シュヴァルツ等々。ビール党にとっては大変いい時代です。 これからビールの季節の前に、どうやって今のビールのスタイルが作られてきたのか、知識として知っておきましょう。 今回は主にヨーロッパを中心に、古代から近代にかけてのビールの成り立ちを書いていくことにします。 1. 古代人が飲んだビールの味とは ビールの起源 ビールの歴史は非常に古く、紀元前4,000年頃から既に飲まれていたそうです。 その起源

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    take--chan 2016/07/28
    以前、サッポロビールは札幌で飲むと旨さが3倍になることを経験しました。タイガーやシンハーも然り、デュッセルドルフで飲んだアルトビアの味も忘れることが出来ません。
  • 中国の伝統思想と共産党政権の関係 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    社会主義を容易に受容できた中国の伝統思想 いわずもがなですが、共産主義やその手前の社会主義思想が作られたのはヨーロッパです。 マルクスはその著作の中で「高度に発達した資主義はいつか必ず共産主義に到達する」と書きましたが、彼はそれを当時のイギリスを想定して書いていたのであって、すべての国・地域にあまねく適応できるとは限りません。 ところが実際に社会主義革命が起きた国の多くは、ロシア、東欧、中国、東南アジアなど高度な資主義どころか工業化もサッパリなところばっかでした。 さて、中国は清王朝の崩壊から抗日戦争と内戦を経た後に社会主義国家となったわけですが、マルクスの言う「西欧流」の思想がそのまま当てはまったわけではありません。 服は西欧の借り物だったわけですが、その体は中国の伝統思想からなる文脈に根ざしていたのであって、ヨーロッパ思想を中国独自の思想に溶解させていたのでした。 1. 満を排し漢

    中国の伝統思想と共産党政権の関係 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    take--chan 2016/07/19
    中国人民が、集合としての国家に自由があるので、個人の自由は制限されても仕方がないと思っているかは疑問ですが、結果として、人民の集合としての国家の自由を実現するための共産党が存在するというのは分かります
  • 世界を変えてしまった親子ケンカ・兄弟ケンカ(後編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    不仲の家族の争いは世界史をどう変えたのか 前回に引き続き、世界史を変えてしまった親子・兄弟の争いをピックアップします。 前回はこちらを紹介しました。 クレオパトラ7世 vs コンスタンティヌス13世(プトレマイオス朝エジプト) カラカラ帝 vs ゲタ帝(ローマ帝国) ロタール vs ルートヴィヒ(フランク王国) エイレーネー vs コンスタンティヌス6世(東ローマ帝国) ヤロポロク1世 vs ウラジミール1世(キエフ公国) ご覧になりたい方はこちらよりどうぞ。 それでは後編いきます。 8. 則天(母) vs 中宗(息子)<中国> 野心家の母と嫁に振り回された気弱な男 武則天(則天武后)は、14歳で唐の太宗の後宮に入ったものの疎んじられ、太宗の死後は出家を余儀なくされました。 ところが次の高宗の治世、王皇后は寵愛を受ける蕭淑妃から高宗を遠ざけようと、出家先から武則天を呼び戻した。武則天が後宮

    世界を変えてしまった親子ケンカ・兄弟ケンカ(後編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    take--chan 2016/07/14
    身近な所でも、それぞれの家族同志(妻同志とか従兄弟同志とか)の不仲で、もともとそんなに仲が悪くなかった兄弟の仲が悪くなることがある。うちもそうだ。
  • 「楽園タヒチ」に欧米文明が流れ込んだ結果 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    素朴な「楽園」が「文明」の波を受けて変化していく様子 タヒチと聞くと、パッと「南国の楽園」のようなイメージを思い浮かべるのではないでしょうか? コバルトブルーの海、水平線の彼方まで広がる空に浮かぶ雲、椰子の木の影、カラフルな花々、愉快で素朴な人々…。 かつてゴーギャンが愛した「高貴な未開の地」でバカンスを過ごそうと、各国から人が押し寄せています。先進国からのツーリストは快適さや豪華さ、サービスすら母国そのままを求めますから、要求が高いというか、虫がいいというか。 さてそんなタヒチはヨーロッパ人が到達するまで、複数の首長に統治された部族的な社会でした。武器が持ち込まれるようになると、ヨーロッパ人の力を背景にしたタヒチ人による中央集権体制が出来上がっていきますが、やがて野心的なフランスに取り込まれていきます。 1. ヨーロッパ人が到達するまでのタヒチ 1-1. タヒチの身分制度 古代のタヒチは

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    take--chan 2016/07/07
    英仏の腹黒さ、女を巡る男たちの闘いと、人間の醜さをコンパクトなパッケージに纏めたようなお話です。
  • 多分あなたも知らない?ギリシア神話の怪物たち - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    あまり聞き馴染みがないギリシア神話の怪物を学ぼう 実はギリシア神話は我々の生活のごく身近なところに息づいています。 前記事「実はふさわしくない?神話をモチーフにした企業名・ロゴ」の記事でも紹介したように企業のロゴや名称になっているケースも多いですし、ゲーム漫画小説にもたくさんギリシア神話がモチーフの物語やキャラクターが登場します。 若い人だったらソーシャルゲームのキャラクターでお馴染みかもしれませんね。 ミノタウロス、ペガサス、ケンタウロス、サイクロプス、ケルベロスなどはお馴染みの顔ぶれでしょう。 今回はあえて皆が知っている有名な怪物は外し、たぶんあまり知られていない怪物たちをピックアップしてみます。 1. ピュートーン 生まれてすぐのアポロンに射殺された大蛇 「Python(パイソン)」と描くとSEの人は反応しそうですね。 ラテン語でピュートーンと読む怪物は、ビジュアルはドラゴンや蛇

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    take--chan 2016/06/09
    嫉妬の末呪いにより異型にされた美女が怪物になって暴虐の限りを尽くすなんて、現代版ドラマにできそうな、今でも新鮮なストーリーだと思います。
  • 誰もが予想しなかった奇妙な製品リコール事件 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「まさかそんなところから問題になるとは」と企業が驚くリコール事件 メーカーは製品を製造してお金を頂戴する以上、リコールとは無縁でいられません。 製品自体の不備もありますが、想定されない使われ方に対する対策もちゃんとせなばならず、どうしてもカバーしきれない部分は取り扱い説明書でカバーします。 有名な「オーブン」の話は都市伝説のようですが、でもまあ、ああいうことです。 海外サイトで紹介されていた、過去のリコールの中のちょっと信じられないようなケースを翻訳してまとめました。 ※大人として恥ずかしい誤字がいっぱいあったので修正しました。ご指摘多謝です…。 1. 反ドラッグ協会が配布した鉛筆 使っていくとドラッグを推奨するようになるため回収 アメリカでドラッグの危険性を啓蒙啓発する団体「ドラッグ乱用制限教育(DARE)」が、ニューヨークで子どもたちに配布した鉛筆がリコールの対象になりました。 この

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    take--chan 2016/06/02
    面白いネタが多いと思ったら、海外のニュースや書籍に直接あたっておられるんですね。若干のTypo(PGAツアー/TGAツアー、アップロード→アップデートなど)はありますが、それを補って余りある面白さです。
  • 世界史上重要なイスラムの女8人 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    イスラムの歴史で重要な役割を果たした女性たち イスラムの歴史の中では正直なところあまり女性は登場してきません。 イスラムの社会秩序の中では女性は男性に守られるべき存在であり、公的なポジションに女性が就くことはまれであったからです。 その代わり家庭内では女性が完全に仕切っていて男は口出しできず、家庭内の教育は母親の役割であったので、女性の地位が低いというわけで全くなく、むしろ隠然たる力を持っていたのですが。 そんな社会秩序の中でも他の男性からも認められ、公的なポジションに就き歴史に名を残した女性もそれなりいます。 今回はあまり馴染みのない、歴史に名を残したイスラムの女性たちを紹介します。 1. ハディージャ・ビント・フワイリド 555 or 567-620 預言者ムハンマドの最愛のにしてイスラム教の最初の信者 ハディージャは元々メッカの有力な商人のでしたが夫を早くになくしたため、亡き夫の

    世界史上重要なイスラムの女8人 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
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    take--chan 2016/05/31
    女性のほうが総じて聡明と言いますよね。でも女性であるがゆえに、嫉妬を受けて失脚させられる。運命の悪戯は特に中東では苛烈な感じを受けます。
  • 【WW2】ハンガリーが枢軸国側で参戦した経緯 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    大ハンガリーの領土回復への夢と絶望 第二次世界大戦の枢軸国の主要参戦国は、日ドイツ、イタリアばかりがクローズアップされますが、ルーマニア、ブルガリア、フィンランド、クロアチア、タイなども枢軸国側に立って参戦しています。 ハンガリーも枢軸国の一員になった国で、ソ連とアメリカに宣戦布告し主に東部戦線でドイツ軍と共に戦いました。 ハンガリーも他の枢軸国側と同じく親独・親伊一辺倒だったわけではなく、ハト派や保守派が何とか国を中立に維持させようと努力しますが、結局強力なドイツの外圧と国内急進派によって国を牛耳られていきました。 今回はハンガリーが枢軸国の一員になって破滅的な戦争に向かっていった経緯をまとめていきます。 話はオーストリア=ハンガリー帝国時代に遡ります。 1. 帝国の支配層としてのマジャール人 1-1. 自治を求める戦い ハンガリーの支配的民族であるマジャール人は、オスマン帝国の支配

    【WW2】ハンガリーが枢軸国側で参戦した経緯 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
    take--chan
    take--chan 2016/05/26
    ハンガリーにしろ、ポーランドにしろ、二強国、というか二大勢力の間に挟まって翻弄され、国力を失って消滅する運命を経験しているという事ですね。日本も人事では済まないと思います。