米国では4大プロスポーツ(アメリカンフットボール、野球、バスケットボール、アイスホッケー)の人気に劣るサッカーだが、世界最大のスポーツイベントといわれるワールドカップ(W杯)は、移民大国として一定の注目を集める。残念ながら今年のロシア大会は36年ぶりに米国代表が本大会出場を逃す不測の事態に見舞われたが、4年に一度のマーケティング機会を逃すまいと多くの米企業がキャンペーンを展開中だ。 メキシコを「第2のホームチーム」として放映 FOX、米国予選敗退で方向転換 ロシア大会はFOXが英語放送局として、テレムンドがスペイン語放送局として全試合を独占生中継する。米国の予選敗退で視聴率低下が懸念されるものの、過去のW杯では自国以外の試合でも高視聴率を記録している。実際、前回ブラジル大会の試合別視聴率トップ10のうち6試合が米国以外の試合だった。 米国チーム不在に落胆を隠せないFOXだが、隣国であり最大