「セキュリティエンジニアになるには、大学と専門学校どちらに進むのがいいか」――高校2年生を名乗るユーザーが「Yahoo!知恵袋」に投稿したこんな質問に、大学教授など一線の専門家が次々に回答し、「知恵袋と思えない豪華な回答陣だ」と注目を集めている。 質問は、「セキュリティエンジニアになるのが夢だ。技術をアピールできれば学歴はそこまで気にする必要がないと聞いた。関西大学総合情報学部か専門学校に進むか迷っているが、どちらが学びやすく、就職率が高いか。また、関西圏で情報セキュリティに強い大学を教えてほしい」――という内容で、4月17日に投稿された。 20日午後5時までに15の回答が集まっている。うち4つは、業界トップの専門家が名乗った上で回答したもので、Webセキュリティの第一人者でHASHコンサルティング代表の徳丸浩さん、立命館大学情報理工学部情報システム学科の上原哲太郎教授、慶応義塾大学大学院
会社で最優秀と見なされていたソフトウェア開発担当者が、実は自分の仕事を中国企業に丸投げしていたことが、VPNのログ調査で発覚した──。米通信大手のVerizonが1月14日(現地時間)、2012年のケーススタディのこぼれ話としてこんなエピソードを紹介した。同社は企業向けにITコミュニケーションサービスを提供している。 米国のある重要インフラ企業に勤めていたこの開発者──Verizonは仮にボブとしている──は長年にわたって、自分の仕事を中国瀋陽市にあるコンサルティング企業に低価格でアウトソーシングし、自分は毎日会社に出勤して動画閲覧やFacebookで時間をつぶしていた。皮肉なことに、ボブの人事評価は非常に高く、この会社の最優秀開発者として10万ドル以上の年俸を得ていた。 ボブの所業は、Verizonの顧客であるこの企業が、VPNのログに不審な点があるとして調査を依頼してきたことから発覚し
【ワシントン=山田哲朗】シュレッダーにかけられた文書を解読する米国防総省高等研究計画局(DARPA)の公開コンテストで、同局は2日、米カリフォルニア州のチームが全文書の復元に成功、賞金5万ドル(約390万円)を獲得したと発表した。 競争には約9000チームが参加。このうち優勝したのは、サンフランシスコの少人数のコンピュータープログラマーらで、紙片の組み合わせ案を探索するプログラムを開発、提示された組み合わせを人間が確認していく方法で、5種類の文書、計1万個の紙片を復元した。 専門家の間では当初、そもそも短期間での全問解答は不可能との見方もあった。同局は「コンピューターだけではなく、人間の力も組み合わせる手法が最も効率的だった」と評価している。
ジョージア工科大学(Georgia Tech)助教授のPatrick Traynor氏と、スパイ行為が可能なキーロガー装置になった「(sp)iPhone」 米ジョージア工科大学(Georgia Institute of Technology: Georgia Tech)の研究チームらが、PCのそばにあるデスク上に置いたiPhoneの加速度センサーを使って、そのPCのキーボードで入力された文字を8割以上の高精度で判別する技術を開発したと、同大学が10月18日(現地時間)に発表した。スパイ道具に変身したiPhoneということで「(sp)iPhone」の名称を冠されたこの装置を使うことで、ウイルスを使ってキーロガーを仕込まずとも、ソーシャルエンジニアリング的な手法でより用意にスパイ活動が可能になるわけだ。 同件についての公式リリースはGeorgia Techのページで確認できる。同大学助教授のP
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