羽後町での美少女イラストを使った町おこしの仕掛け人として知られる山内貴範さんがこのほど、秋田市で講演し、美少女イラストのコンテスト開催や米袋発売など、これまでの取り組みを語った=写真。参加者は約40人で、東京や仙台からも訪れていた。 町の観光スポットとイラストを組み合わせたポスターは発売以来、4万箱を販売。ポスターのロケ地を見ようと、週末になると若者が羽後町にやって来る。経済効果は1億円とも2億円とも言われる。その後、他県でも美少女イラストを使った商品が次々と企画されたが、どれも売れ行きは良くないという。山内さんは「成功の秘密は新旧文化の融合。町おこしのためには、埋もれている地域資源の発掘が先決」として、美少女イラストありきの風潮に苦言を呈した。 講演はインターネットの動画サイトで生中継された。ネット閲覧者からの質問の書き込みに山内さんが答える場面もあり、美少女イラスト文化の定着に向け