セキュリティソフトウェアベンダーのESETは2022年1月25日(現地時間)、「macOS」を標的とした水飲み場型攻撃(特定目的のWebサイトなどを改ざんして閲覧者を攻撃する手法)に「DazzleSpy」と呼ばれる新たなマルウェアが利用されていると報じた。 ESETの分析によればDazzleSpyはフル機能のバックドアで、侵入したmacOSに足場を築いてファイルを窃取する。悪用の背景には「技術力の高いグループ」の存在があるという。 関連記事 再び勢いづくEmotet、「型破りな方法」で検出回避を仕掛ける 2021年末から活動が再度活発化したEmotetスパムキャンペーンは、これまでにはないIPアドレスの使い方でセキュリティソフトウェアによる検出を回避するよう改良されている。このキャンペーンのオペレーターが検出回避の技術革新に取り組み続けている証拠だろうと指摘されている。 AccessPre