人工知能学会の第31回全国大会で発表された論文が議論を呼んでいる。本来、論文を起点としてさまざまな意見が交わされるのは望ましい姿だ。しかしながら、建設的な議論が行われる前に、批判や抗議が過熱して「炎上状態」となってしまった。いち早く騒動を記事化したBuzzFeed日本版は、批判的な意見を中心に取り上げ、抗議を煽るような記載もあった。取り上げ方ひとつで、社会に大きな影響を与えてしまうため、ソーシャルメディア上の話題を記事化する際のメディアの責任は重い。BuzzFeed日本版の記事は適切だったのだろうか。 ネガティブな印象が強い記事タイトル論文は、投稿サイトであるpixiv(ピクシブ)のコンテンツを使い、有害表現のフィルタリング手法を検討するもの。論文では、投稿作品のURLと作者名(pixiv内で利用しているハンドルネーム)を明記していたことなどが問題とされた。 pixivの投稿者への配慮や閲
![pixiv論文問題「炎上」とネットメディアの責任 BuzzFeedの記事は適切だったのか(藤代裕之) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c3a0b08c13edcf1169069d82bbc7c57a4f6134be/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Ffujisiro%2F00071390%2Ftop_image.jpeg%3Fexp%3D10800)