27日、ニューヨーク市で米大統領専用機エアフォース・ワンの予備機が低空飛行する様子を撮影した携帯電話の画像(AP) 米ニューヨーク市で27日、2001年9月11日の中枢同時テロで旅客機が突っ込んだ世界貿易センタービルの跡地「グラウンド・ゼロ」近くをジャンボ機と戦闘機が低空飛行し、目撃した市民が一時パニック状態となった。 ジャンボ機の正体は大統領専用機「エアフォース・ワン」の予備機と判明したが、テロの記憶にさいなまれている市民は今も多いため、ブルームバーグ市長は連邦政府に対し「無神経だ」と怒り心頭。ニューヨーク市警などが先週、飛行の事前通告を受けながら市長に報告していなかったことにも不快感を示した。 連邦航空局(FAA)や空軍は、写真撮影や訓練のための飛行だったと説明。ホワイトハウスは27日、大統領専用機の飛行訓練を許可した担当者名で、ニューヨーク市民に苦痛を与えたことを謝罪する声明を発表し