ついに「定額給付金」狙う詐欺で被害者 80歳代女性2009年3月19日19時39分 印刷 ソーシャルブックマーク 大阪府警は19日、定額給付金の支給手続きを装った手口で、堺市内の80歳代の女性が現金5万円をだまし取られる事件が起きたと発表した。府警は詐欺容疑で捜査している。定額給付金をめぐっては、電話で市町村職員を名乗って現金の振り込みを誘うなどの詐欺未遂が各地で相次いでいるが、警察庁によると、実際に被害が出たケースは全国で初めてという。 捜査2課によると、19日午前9時ごろ、堺市で一人暮らしの無職女性宅に、「市役所のものです」と名乗る男が訪れた。男は女性に「給付金の件で寄せていただきました。5万円もらえればすぐに給付の手続きができます」などと言ってその場で現金5万円を受け取り、「10分ほどで戻ります」と言い残して自転車で立ち去ったという。 女性はしばらく男を待ったが戻ってこなかったため、