労組日本プロ野球選手会(新井貴浩会長・阪神)は4日、来年3月の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の参加問題について協議し、不参加から一転して参加する意向を明らかにした。 選手会は昨年7月、大会の参加条件が不公平だとして、日本代表のスポンサー料などの権利が、米国の主催者から日本野球機構(NPB)に譲渡されない限り参加しないと決議した。今年7月の臨時大会でも改めて不参加を決議していたが、これまでのNPBの交渉や、日本代表「侍ジャパン」の今後の取り組みを評価し、NPBの参加要請を了承した。 NPBは8月13日に渡米して行った主催者との交渉で、「侍ジャパン」に限定したスポンサーやグッズ販売の権利は、大会期間中も日本側にあることを確認。3日の実行委員会では、選手会から要望があった「侍ジャパン」の事業専門の部門を設置することを決め、事業活動に積極的に取り組むことを選手会に口頭で伝え、大