男女の高校生2人が11月、登校時に通り掛かった野々市市住吉町の歩道で、迷子になっていた就学前の男の子を保護した。高岡市などで子どもが行方不明になった事故が記憶に残っていたといい、男の子がはだしだったことに違和感を覚えて声を掛けた。白山署は保護が遅れれば事故にあった可能性があるとして、6日に署長感謝状を贈り、2人の行動をたたえる。 【写真】幼児を保護した様子を振り返る2人 2人は野々市明倫高1年の増田陸(ますたりく)さん(16)=野々市市本町=と伏見高3年の今寺彩南(いまでらあやな)さん(18)=金沢市三十苅町。11月3日午前7時40分ごろ、通学途中だった増田さんがはだしで寒そうに歩道に座り込んでいる「3、4歳くらい」の男の子を見つけ、不思議に思って声を掛けた。同じく登校中で現場付近を通り掛かった今寺さんも2人の様子が気に掛かり、会話に加わった。 高校生2人は初対面だったが、協力して男の子か