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スタジオジブリのプロデューサー見習いとしてジブリに入り、暗躍している川上量生さんですが、最近ではドキュメンタリ映画の『夢と狂気の王国』のプロデューサーや、宮崎吾朗監督と組んで映画の企画を進めるなど、活躍が目立ち始めています。 また、庵野秀明監督が率いる、「スタジオカラー」の取締役に就任するなど、動向が気になるところです。 そんな川上さんが、どんな思想を持った人で、これから何をしようとしているのか、『ジブリ汗まみれ』で放送された「ドワンゴの会長 川上量生さんのおまけの人生」を聴くと、すこし分かると思います。 この回の文字に起こしに加えて、川上量生さんが語るジブリのネット戦略と、川上さんから見た鈴木敏夫プロデューサーと宮崎吾朗監督の話をどうぞ。 ジブリファンとしては、川上さんに第二期ジブリの牽引者として活躍していただきたいです。 川上量生のおまけの人生 川上: あんまり欲望とかないんですよ、ぼ
MENU 「大きな風立ちぬ GIANT PAPER 宮崎駿とジョン・ラセターふたりのこと」内容紹介 2014年6月19日 「大きな風立ちぬ GIANT PAPER 宮崎駿とジョン・ラセターふたりのこと」を入手しました。 わかってはいたけれど、実際に見てみるとほんとうに巨大ですね。折り目をつけたくなかったので、持って帰るのに四苦八苦して、今度は読むのに一苦労。どうして、こんなサイズで作ったんでしょう(笑)。 内容のほうは、鈴木さんのインタビューに、叶精二さんの寄稿文、宮崎×庵野×ユーミンの『風立ちぬ』完成報告会見、市川真人さんの『風立ちぬ』考察などなど、盛りだくさんです。 鈴木敏夫プロデューサーが語る、宮崎駿監督とジョン・ラセター氏の友情話を一部抜粋します。 鈴木敏夫が語る 宮崎駿とジョン・ラセター ふたりのこと ラセターほど宮崎作品のアメリカでの成功を願ってくれた人はいません。『もののけ姫
MENU 「ラジオ深夜便」宮崎吾朗インタビュー、母親・宮崎朱美を語る 2015年6月28日 6月15日に放送された、宮崎吾朗監督がゲスト出演したラジオ放送「ラジオ深夜便」を文字に起しました。 「母を語る」というテーマで放送され、元アニメーターであり、母親の宮崎朱美さんについての話が語られました。 インタビュアーは、宮崎吾朗監督作品『山賊の娘ローニャ』でナレーションを担当した遠藤ふき子さんです。 母は元アニメーター、原画マンをしていました。 遠藤: 『山賊の娘ローニャ』では、ほんとうにお世話になりました。 宮崎: こちらこそ、ほんとうにありがとうございました。 遠藤さんの声で、「見てね」って言われると、「見ます」っていってる人がたくさんいました(笑)。 遠藤: 「見ろ」と言ったのは、アナウンサーの現役のときも言ったことがないので、新鮮な体験でした(笑)。 わたし現役のときに一度、それと「深夜
第87回米アカデミー賞で長編アニメ部門にノミネートされていた『かぐや姫の物語』での受賞は惜しくも逃しましたが、アメリカのロサンゼルスで高畑勲監督と西村義明プロデューサーが会見を開きました。 同賞を受賞したディズニーの『ベイマックス』をはじめ、アニメーションの世界ではCGが全盛の時代。手描きのタッチにより、観客の想像力を引き出す作品づくりにこだわる高畑監督は、“平面アニメ”への強い思いを語りました。 多くの作品が3DCGになっている。 受賞できれば、平面の絵で物語を表現する火が消えにくかったので残念。 ――アカデミー賞の感想をお願いします。 高畑: 面白いイベントだったんですけど、残念ながら取れませんでして。せっかく集まっていただいたのに、期待に応えることができなくて、すみませんでした。それは、しょうがないですね、運だと思ってましたから、最初から。対抗馬もだいたい観たんですけど、すごく良い作
MENU 『ルパン三世 カリオストロの城』豆知識まとめ 2015年1月16日 本日は、宮崎駿監督の長編アニメーション初監督となった『ルパン三世 カリオストロの城』が放送されます。ということで、カリオストロの城の豆知識をまとめてみました。 本作は、予算も時間も少なくて、たった4ヶ月で作ってしまったことが有名ですね。そのことについて、宮崎監督は妥協も多くダメージになったことを語っています。 劇場公開時のキャッチコピーは3点 「前作をしのげないのなら 2作目を作る意味がない。宮崎駿」 「巨大な城が動き始める! 影の軍団が襲ってくる!」 「生きては還れぬ謎の古城でついにめぐり逢った最強の敵!」 当初は、大塚康生に監督の依頼がきたが、気乗りしない大塚は宮崎駿に監督就任を要請した。 当時の宮崎は日本アニメーションで高畑勲らと『赤毛のアン』のレイアウトや場面設定を担当していたが、これを降板して1979年
MENU 宮崎駿監督、アカデミー賞 名誉賞受賞記者会見 全文 2014年11月10日 昨日、アメリカで行われたアカデミー名誉賞の受賞記者会見の模様を文字に起しました。賞に対する関心のなさがよく伝わってくる、宮崎駿監督らしい会見となりました。アカデミー賞の受賞よりも、モーリン・オハラさんに会えたことの驚きと喜びが大きかったようです。オスカー像の扱いには、爽快感がありました。 アカデミー名誉賞 受賞スピーチ 宮崎: 私の家内が、「おまえは幸運だ」とよく言います。ひとつは、紙と鉛筆とフィルムの、最後の時代50年に、私が付き合えたことだと思います。それから、私の50年間に、私たちの国は一度も戦争をしませんでした。戦争で儲けたりはしましたけれど、でも戦争をしなかった。そのお陰が、ぼくらの仕事にとっては、とても力になったと思います。でも、最大の幸運は、今日でした。モーリン・オハラさんに会えたんです。こ
先日放送された、鈴木敏夫プロデューサーが出演した、「水トク!子供に聞かせたい「お金儲け」の話をしよう」を文字起こししました。 このときの放送で、ジブリ作品が100億円を越える興行収入を上げながら、お金が貯まっていかないという、その内情を語りました。 ここでは語られていませんが、興収155億円の『崖の上のポニョ』でも、採算ラインに届くのがやっとだったそうです。もしかしたら、『風立ちぬ』は赤字かもしれませんね。 中山: 今日は、鈴木さん、「お金儲け」ということがテーマなんですけど、なかなかこういったテーマでお話しすることはないですよね? 鈴木: これは、僕初めてなんじゃないかな。 「お金儲け」の話はした記憶がありません。 中山: じゃあ、今日は貴重なお話が。 鈴木: はい。勉強します。 あの、『風立ちぬ』はですね、ほんとうにいろんな方に観ていただいてね、僕としてはすごく嬉しい。 だけど、ちょっ
先日、スタジオジブリは、社屋に原発反対の意思を表す、「スタジオジブリは 原発ぬきの電気で映画をつくりたい」という横断幕を掲げたことで話題になりましたけども、そのことについてフリーペーパーの熱風8月号で明かされました。 宮崎監督はどういう気持ちで、あの横断幕を作成したのか、加えて被災地の現状、これからのエネルギー問題について、座談会の中で語られました。 出席者は、衆院議員の河野太郎氏、NGOピースウィンズ・ジャパン代表の大西健丞氏、ドワンゴの川上氏、鈴木プロデューサー、宮崎駿監督の5名。 宮崎監督が「No! 原発」のプラカードをぶら下げたインパクト絶大な表紙で、早くもネット上で話題になっていますけども、熱風を入手できずに読めない人もいるかと思うので、一部を引用します。 ちなみに、この座談会の内容は「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」のポッドキャストで聴くことができます。 横断幕についての経緯 宮崎:
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