危機的状態にあった新型インフルエンザの重症患者に、通常吸入薬として用いられている「リレンザ」を静脈内に投与することで、容態を回復することが出来た、との報告が、医学雑誌ランセットに掲載された。 医師団はリレンザを認可された吸入方式で投与したがやはり効き目がなく、その後の2週間で次第に病状は悪化した。 生死の境目をさまよう女性に対し、医師団はリレンザ製造元の製薬大手グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline)の特別協力を得て、リレンザを静脈注射するという賭けに出た。すると女性の病状は劇的に改善し、48時間以内には人工呼吸器を外し、集中治療室から一般病棟に移れるほどに回復したという。 このような決断をできた医師を尊敬する。なにごとも、最初のひとりとなるのが一番大変であり、勇気が必要だ。神様も、この勇気を応援してくれたのだろう。 しかし、その裏側には、製薬会社の行なっていた徹底的な安